タイタンズ・オブ・クリエイション
『タイタンズ・オブ・クリエイション』 | ||||
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テスタメント の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | トライデント・スタジオ | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、スラッシュメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | ニュークリア・ブラスト | |||
プロデュース | エリック・ピーターソン、チャック・ビリー、フアン・ウルテアガ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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テスタメント アルバム 年表 | ||||
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『タイタンズ・オブ・クリエイション』(Titans of Creation)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、テスタメントが2020年に発表した12作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]テスタメントはアルバム『儀式』(1992年)を最後にデビュー時のラインナップが解体してからは、アルバム毎にメンバー・チェンジをしてきたが、本作は前作『ブラザーフッド・オブ・ザ・スネイク』(2016年)と同じラインナップで制作された[12]。アートワークは、『ザ・フォーメーション・オブ・ダムネイション』(2008年)以降の全スタジオ・アルバムを手がけてきたエリラン・カントールが引き続き担当した[13]。
「チルドレン・オブ・ザ・ネクスト・レヴェル」はヘヴンズ・ゲートの集団自殺事件を題材としており、当初はこの曲がアルバム・タイトル候補だったが、カントールの描いたジャケットのイメージに合わないと判断され、最終的にはアートワークに合わせて『タイタンズ・オブ・クリエイション』というタイトルになった[14]。また、「シティ・オブ・ジ・エンジェルズ」はリチャード・ラミレスを題材としている[14][15]。
エリック・ピーターソンは本作の音楽性に関して「よりスラッシュしていて、よりオールド・スクールになったと思う」「マーシフル・フェイトの真似をしたわけじゃないけど、ギター・ハーモニーや曲作りは近い感じになっている」と説明している[13]。
日本では通常盤に加えて、2017年2月20日のShibuya O-EAST公演のライブ音源15曲が収録されたボーナス・ディスクを抱き合わせた限定盤(GQCS-90878/9)も発売されている[16]。
反響・評価
[編集]母国アメリカでは前2作のスタジオ・アルバムほどの成功を収められず、Billboard 200では最高96位に終わり、全米トップ40入りを逃した[9]。また、『ビルボード』のハードロック・アルバム・チャートでは5位を記録した[17]。
ドイツのアルバム・チャートでは初登場3位となり、7週にわたりトップ100入りするヒットとなった[1]。また、日本では2020年4月13日付のオリコンチャートで29位に達し、7週トップ300入りした[5]。
James Christopher Mongerはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「チャック・ビリーは今なお、ジェイムズ・ヘットフィールドの逞しい叫びとデイヴ・ムステインの陰険な冷笑の間にある、甘辛い位置を占めている」と評している[18]。また、Jason RocheはBlabbermouth.netのレビューで10点満点中8点を付け「ダラダラとした長いイントロも、無駄な動きもない」と評している[15]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲は作詞:チャック・ビリー&デル・ジェイムス/作曲:エリック・ピーターソン。
- チルドレン・オブ・ザ・ネクスト・レヴェル "Children of the Next Level" – 6:13
- WWIII "WWIII" – 4:48
- ドリーム・ディシーヴァー "Dream Deceiver" – 4:58
- ナイト・オブ・ザ・ウィッチ "Night of the Witch" – 6:32
- 作詞:チャック・ビリー、エリック・ピーターソン、デル・ジェイムス/作曲:エリック・ピーターソン
- シティ・オブ・エンジェルズ "City of Angels" – 6:43
- イシュターズ・ゲイト "Ishtar's Gate" – 5:09
- シンプトムズ "Symptoms" – 4:37
- 作詞・作曲:アレックス・スコルニック
- フォルス・プロフェット "False Prophet" – 4:54
- 作詞:チャック・ビリー&スティーヴ・スーザ/作曲:エリック・ピーターソン
- ザ・ヒーラーズ "The Healers" – 4:23
- コード・オブ・ハムラビ "Code of Hammurabi" – 4:52
- 作詞:チャック・ビリー、アレックス・スコルニック、デル・ジェイムス/作曲:アレックス・スコルニック
- カース・オブ・オシリス "Curse of Osiris" – 3:24
- カタコームズ "Catacombs" – 2:01
- 作曲:エリック・ピーターソン
日本限定盤(GQCS-90878/9)ボーナス・ディスク
[編集]- "Brotherhood of the Snake"
- "Rise Up"
- "Disciples of the Watch"
- "The Pale King"
- "Practice What You Preach"
- "The New Order"
- "More Than Meets the Eye"
- "Dark Roots of Earth"
- "Stronghold"
- "Into the Pit"
- "Over the Wall"
- "D.N.R. (Do Not Resuscitate)"
- "3 Days in Darkness"
- "The Formation of Damnation"
- "Alone in the Dark"
参加ミュージシャン
[編集]- チャック・ビリー - ボーカル
- エリック・ピーターソン - ギター、バッキング・ボーカル
- アレックス・スコルニック - ギター
- スティーヴ・ディジョルジオ - ベース
- ジーン・ホグラン - ドラムス
アディショナル・ミュージシャン
- ライル・リヴィングストン - キーボード(on #12)
脚注
[編集]- ^ a b Offizielle Deutsche Charts
- ^ finnishcharts.com - Testament - Titans Of Creation
- ^ Testament - Titans Of Creation - hitparade.ch
- ^ Testament - Titans Of Creation - austriancharts.at
- ^ a b “タイタンズ・オブ・クリエイション - テスタメント”. オリコン. 2021年10月24日閲覧。
- ^ australian-charts.com - Testament - Titans Of Creation
- ^ portuguesecharts.com - Testament - Titans Of Creation
- ^ Testament - Titans Of Creation - ultratop.be
- ^ a b “Testament Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2021年10月24日閲覧。
- ^ lescharts.com - Testament - Titans Of Creation
- ^ Testament - Titans Of Creation - ultratop.be
- ^ “Testament's Chuck Billy Says 'Everyone Got Involved' In The Songwriting For 'Titans Of Creation'”. Blabbermouth.net (2020年2月23日). 2021年10月24日閲覧。
- ^ a b DiVita, Joe (2020年1月30日). “Testament Debut New Song, Detail 12th Album 'Titans of Creation'”. Loudwire. 2021年10月21日閲覧。
- ^ a b 川嶋未来 (2020年4月10日). “テスタメント チャック・ビリー(vo)が語る独占インタビュー!”. Ward Records. 2021年10月24日閲覧。
- ^ a b Roche, Jason. “CD Reviews - Titans Of Creation Testament”. Blabbermouth.net. 2021年10月24日閲覧。
- ^ “テスタメント/タイタンズ・オブ・クリエイション (2CD) (限定)”. CDJournal. 音楽出版社. 2021年10月24日閲覧。
- ^ “Testament Chart History - Hard Rock Albums”. Billboard. 2021年10月24日閲覧。
- ^ Monger, James Christopher. “Titans of Creation - Testament”. AllMusic. 2021年10月24日閲覧。