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レガシー (テスタメントのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『レガシー』
テスタメントスタジオ・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク州イサカ ピラミッド・サウンド・スタジオ
ジャンル ヘヴィメタルスラッシュメタル
時間
レーベル アトランティック・レコード/メガフォース・レコード
プロデュース Alex Perialas
専門評論家によるレビュー
テスタメント アルバム 年表
レガシー
(1987年)
Live at Eindhoven
(1987年)
ミュージックビデオ
「Over The Wall」 - YouTube
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レガシー』(原題:The Legacy)は、アメリカ合衆国ヘヴィメタルバンドテスタメント1987年に発表した初のスタジオ・アルバム。レコーディング当時のバンド名は「レガシー」だった。

背景

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レガシーは当初、エリック・ピーターソンと彼のいとこであるデリック・ラミレス(ボーカル、ギター)によって結成され、本作にはラミレス在籍時に作られた曲「C.O.T.L.O.D.」も収録されているが[1]、その後ラミレスが脱退し、アレックス・スコルニックとスティーヴ・ゼトロ・スーザが加入。スーザは多くの曲の作詞に貢献したが、4曲入りのデモ・テープを録音した後レガシーを脱退してエクソダスに加入し、友人のチャック・ビリーを後任ボーカリストに推薦した[1]

その後、他にもレガシーという名前のバンドが複数存在することが判明し、そのうちの一つは既にソウル・チャート入りを果たしていたため、所属レーベルのメガフォース・レコードはバンドに改名を要求[2]。そして、S.O.D.やM.O.D.のメンバーとして知られるビリー・ミラノの案によりテスタメントと改名した[2]

本作のレコーディング・セッションでは「レイン・オブ・テラー」も録音されたが、本作への収録は見送られ[2]、1987年のEP『Live at Eindhoven』でライヴ・ヴァージョンが発表されて[3]、その後、1988年リリースの12インチ・シングル「Trial by Fire」にボーナス・トラックとして収録された[4]

評価

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アレックス・ヘンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「"Burnt Offerings"、"Apocalyptic City"、"First Strike Is Deadly"のような骨をも砕かんばかりの曲からは、ジューダス・プリーストメタリカからの影響も聴き取れるが、テスタメントは疑いなく、バンドとして独自の個性やヴィジョンを持っていた」と評している[5]。アメリカのウェブサイトLoudwireが2013年に選出した「25 Best Debut Metal Albums」では13位にランク・イン[6]

収録曲

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  1. オーヴァー・ザ・ウォール "Over the Wall" – 4:07
  2. ホウンティング "The Haunting" – 4:16
    • 作詞:スティーヴ・ゼトロ・スーザ、エリック・ピーターソン/作曲:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン
  3. バーント・オファーリングス "Burnt Offerings" – 5:06
    • 作詞:スティーヴ・ゼトロ・スーザ、エリック・ピーターソン/作曲:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン
  4. 荒れ狂う水 "Raging Waters" – 4:32
    • 作詞:スティーヴ・ゼトロ・スーザ、エリック・ピーターソン/作曲:エリック・ピーターソン
  5. C.O.T.L.O.D. "C.O.T.L.O.D." – 2:31
    • 作詞・作曲:デリック・ラミレス、エリック・ピーターソン
  6. ファースト・ストライク "First Strike Is Deadly" – 3:43
    • 作詞:スティーヴ・ゼトロ・スーザ、グレッグ・クリスチャン/作曲:エリック・ピーターソン、アレックス・スコルニック
  7. ドゥ・オア・ダイ "Do or Die" – 4:39
    • 作詞:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン、チャック・ビリー/作曲:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン、ルイ・クレメンテ
  8. アローン・イン・ザ・ダーク "Alone in the Dark" – 4:04
    • 作詞:スティーヴ・ゼトロ・スーザ/作曲:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン
  9. アポカリプティック・シティ "Apocalyptic City" – 5:51
    • 作詞・作曲:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン

参加ミュージシャン

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脚注

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