レガシー (テスタメントのアルバム)
『レガシー』 | ||||
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テスタメント の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ニューヨーク州イサカ ピラミッド・サウンド・スタジオ | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、スラッシュメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード/メガフォース・レコード | |||
プロデュース | Alex Perialas | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
テスタメント アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Over The Wall」 - YouTube |
『レガシー』(原題:The Legacy)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、テスタメントが1987年に発表した初のスタジオ・アルバム。レコーディング当時のバンド名は「レガシー」だった。
背景
[編集]レガシーは当初、エリック・ピーターソンと彼のいとこであるデリック・ラミレス(ボーカル、ギター)によって結成され、本作にはラミレス在籍時に作られた曲「C.O.T.L.O.D.」も収録されているが[1]、その後ラミレスが脱退し、アレックス・スコルニックとスティーヴ・ゼトロ・スーザが加入。スーザは多くの曲の作詞に貢献したが、4曲入りのデモ・テープを録音した後レガシーを脱退してエクソダスに加入し、友人のチャック・ビリーを後任ボーカリストに推薦した[1]。
その後、他にもレガシーという名前のバンドが複数存在することが判明し、そのうちの一つは既にソウル・チャート入りを果たしていたため、所属レーベルのメガフォース・レコードはバンドに改名を要求[2]。そして、S.O.D.やM.O.D.のメンバーとして知られるビリー・ミラノの案によりテスタメントと改名した[2]。
本作のレコーディング・セッションでは「レイン・オブ・テラー」も録音されたが、本作への収録は見送られ[2]、1987年のEP『Live at Eindhoven』でライヴ・ヴァージョンが発表されて[3]、その後、1988年リリースの12インチ・シングル「Trial by Fire」にボーナス・トラックとして収録された[4]。
評価
[編集]アレックス・ヘンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「"Burnt Offerings"、"Apocalyptic City"、"First Strike Is Deadly"のような骨をも砕かんばかりの曲からは、ジューダス・プリーストやメタリカからの影響も聴き取れるが、テスタメントは疑いなく、バンドとして独自の個性やヴィジョンを持っていた」と評している[5]。アメリカのウェブサイトLoudwireが2013年に選出した「25 Best Debut Metal Albums」では13位にランク・イン[6]。
収録曲
[編集]- オーヴァー・ザ・ウォール "Over the Wall" – 4:07
- 作詞:スティーヴ・ゼトロ・スーザ/作曲:エリック・ピーターソン、アレックス・スコルニック、グレッグ・クリスチャン
- ホウンティング "The Haunting" – 4:16
- 作詞:スティーヴ・ゼトロ・スーザ、エリック・ピーターソン/作曲:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン
- バーント・オファーリングス "Burnt Offerings" – 5:06
- 作詞:スティーヴ・ゼトロ・スーザ、エリック・ピーターソン/作曲:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン
- 荒れ狂う水 "Raging Waters" – 4:32
- 作詞:スティーヴ・ゼトロ・スーザ、エリック・ピーターソン/作曲:エリック・ピーターソン
- C.O.T.L.O.D. "C.O.T.L.O.D." – 2:31
- 作詞・作曲:デリック・ラミレス、エリック・ピーターソン
- ファースト・ストライク "First Strike Is Deadly" – 3:43
- 作詞:スティーヴ・ゼトロ・スーザ、グレッグ・クリスチャン/作曲:エリック・ピーターソン、アレックス・スコルニック
- ドゥ・オア・ダイ "Do or Die" – 4:39
- 作詞:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン、チャック・ビリー/作曲:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン、ルイ・クレメンテ
- アローン・イン・ザ・ダーク "Alone in the Dark" – 4:04
- 作詞:スティーヴ・ゼトロ・スーザ/作曲:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン
- アポカリプティック・シティ "Apocalyptic City" – 5:51
- 作詞・作曲:アレックス・スコルニック、エリック・ピーターソン
参加ミュージシャン
[編集]- チャック・ビリー - ボーカル
- エリック・ピーターソン - リズムギター、リードギター
- アレックス・スコルニック - リードギター、リズムギター
- グレッグ・クリスチャン - ベース
- ルイ・クレメンテ - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b Retrospective: Testament's Legacy Now 25 Years Old | Metal Assault: Album Reviews - article by Avinash Mittur - 2014年9月28日閲覧
- ^ a b c Testament - The Will To Survive (MF23, 1987) | Features / Interviews @ Metal Forces Magazine - article by Bernard Doe - 2014年9月28日閲覧
- ^ Testament (2) - Live At Eindhoven (Vinyl) at Discogs
- ^ Testament (2) - Trial By Fire (Vinyl) at Discogs
- ^ The Legacy - Testament | AllMusic - Review by Alex Henderson
- ^ No. 13: Testament, 'The Legacy' - Best Debut Metal Albums - loudwire.com - 2014年9月28日閲覧