タピッツフライ
タピッツフライ | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
欧字表記 | Tapitsfly[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||
性別 | 牝 | ||||||||
毛色 | 芦毛 | ||||||||
生誕 | 2007年2月25日 | ||||||||
死没 | 2018年3月2日(11歳没) | ||||||||
父 | Tapit | ||||||||
母 | Flying Marlin | ||||||||
母の父 | Marlin | ||||||||
生国 | アメリカ合衆国 | ||||||||
生産者 | Frank Jones[2] | ||||||||
馬主 | Frank L Jones Jr[2] | ||||||||
調教師 | Dale Romans(アメリカ合衆国)[2] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 24戦7勝 | ||||||||
獲得賞金 | $1,495,503[3] | ||||||||
|
タピッツフライ(英:Tapitsfly[1])は、アメリカ合衆国生産の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2012年のジャストアゲームステークス(GI)、ファーストレディステークス(GI)。
競走馬時代
[編集]2009年にデビューし、第2回ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフ(当時は国際グレードなし)に優勝[4]。
3歳時(2010年)は故障のため全休し、2011年になってレースに復帰する[5]。
2012年のジャストアゲームステークスで5歳にしてGI初制覇を果たし、ラストランとなったファーストレディステークスでGI2勝目を挙げた[5]。通算成績は24戦7勝(重賞4勝)。ダートを主戦場とするタピットの産駒としては珍しく、芝のレースで高い適性を発揮した。
年度別競走成績
[編集]- 2009年(7戦3勝) - ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフ(芝8F)[3]
- 2011年(9戦1勝)[3]
- 2012年(8戦3勝)- ジャストアゲームステークス(GI、芝8F)、ファーストレディステークス(GI、芝8F)、ハニーフォックスステークス(GII、芝8F)[3]
繁殖牝馬時代
[編集]2012年11月5日に行われた「Fasig-Tipton November Sale」において、吉田勝己によって185万ドル(当時のレートで約1億5000万円[注 1])で落札され[6]、日本のノーザンファームで繁殖入りした。
繁殖入り後は2年間不受胎が続いたが[7]、2016年1月24日、初仔となる父ディープインパクトの牝馬(グランアレグリア)が誕生し、サンデーサラブレッドクラブから総額7000万円で募集された[8]。2番仔となる父ディープインパクトの牡馬(ブルトガング)は、サンデーサラブレッドクラブより総額1億5000万円で募集[9]、2019年6月21日デビューし新馬戦を圧勝したがその後腰椎狭窄による腰萎のため安楽死処分となった[10]。
2018年3月2日に死亡[11]。同年10月6日、グランアレグリアがサウジアラビアロイヤルカップを制し、産駒初のJRA重賞制覇となった[12]。グランアレグリアはその後、2019年桜花賞、2020年安田記念・スプリンターズステークス・マイルチャンピオンシップ、2021年ヴィクトリアマイル・マイルチャンピオンシップと6つのGI競走を勝利し、2019年度のJRA賞最優秀3歳牝馬、2020年度のJRA賞最優秀短距離馬に選出されている。
血統表
[編集]タピッツフライの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | シアトルスルー系 |
[§ 2] | ||
父 Tapit 2001 芦毛 |
父の父 Pulpit1994 鹿毛 |
A.P.Indy | Seattle Slew | |
Weekend Surprise | ||||
Preach | Mr.Prospector | |||
Narrate | ||||
父の母 Tap Your Heels1996 芦毛 |
Unbridled | Fappiano | ||
Gana Facil | ||||
Ruby Slippers | Nijinsky | |||
Moon Glitter | ||||
母 Flying Marlin 1999 鹿毛 |
Marlin 1993 鹿毛 |
Sword Dance | Nijinsky | |
Rosa Mundi | ||||
Syrian Summer | Damascus | |||
Special Warmth | ||||
母の母 Morning Dove1993 鹿毛 |
Fortunate Prospect | Northern Prospect | ||
Fortunate Bid | ||||
Pink Dove | Argument | |||
Perfect Pigeon | ||||
母系(F-No.) | 3号族(FN:3-o) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Mr. Prospector4×5×5=12.50%、Nijinsky4×4=12.50%、Secretariat5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
|
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 当時の為替相場は三菱UFJリサーチ&コンサルティングのホームページを参照。
出典
[編集]- ^ a b タピッツフライ(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)
- ^ a b c Tapitsfly | Race Record & Form. Racing Post. 2018年7月24日閲覧
- ^ a b c d Horse Profile for Tapitsfly. EQUIBASE. 2018年7月24日閲覧
- ^ Jack Shinar. Tapitsfly Soars in the Juvenile Fillies Turf. Bloodhorse(November 6, 2009). 2018年7月24日閲覧
- ^ a b Tapitsfly denies Daisy Devine. Brisnet(October 7, 2012). 2018年7月24日閲覧
- ^ Results for THE NOVEMBER SALE. Fasig-Tipton. 2018年7月24日閲覧
- ^ 繁殖牝馬情報:牝系情報|タピッツフライ(USA). JBISサーチ(JBIS-Search). 2018年7月24日閲覧
- ^ グランアレグリアの新馬データ. netkeiba.com. 2018年7月24日閲覧
- ^ タピッツフライの2017の新馬データ. netkeiba.com. 2018年7月24日閲覧
- ^ “新馬戦大楽勝の良血ブルトガングが安楽死”. サンスポZBAT!競馬 (2019年7月9日). 2020年10月4日閲覧。
- ^ 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルの血統書サービスより
- ^ 【サウジアラビアRC】グランアレグリア、無傷2連勝で重賞初制覇. サンケイスポーツ(2018年10月6日付). 2018年10月6日閲覧
- ^ いきなり出た★9つ! ディープ娘グランアレグリアが圧巻パフォ. 優馬(2018年6月5日付). 2018年7月24日閲覧
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post