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ダイナックス (自動車部品メーカー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ダイナックス
DYNAX Corporation
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
066-0077
北海道千歳市上長都1053-1
北緯42度50分42秒 東経141度36分16秒 / 北緯42.84500度 東経141.60444度 / 42.84500; 141.60444座標: 北緯42度50分42秒 東経141度36分16秒 / 北緯42.84500度 東経141.60444度 / 42.84500; 141.60444
設立 1973年
業種 輸送用機器
法人番号 7430001043717 ウィキデータを編集
事業内容 乗用車・商用車並びに産業用・建設機械用・船舶用の湿式摩擦材、プレート等、摩擦機能部品の製造販売
代表者 伊藤和弘(代表取締役社長)
資本金 5億円
従業員数 1,419名(2017年3月末現在)
主要株主 エクセディ
外部リンク http://www.dynax-j.com
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株式会社ダイナックスDYNAX Corporation)は、北海道千歳市にある企業(自動車部品メーカー)。エクセディの関係会社[1]

概要

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国産初となる摩擦材(ペーパー摩擦材)の開発成功により、オートマチックトランスミッション(AT)における環境問題を克服して耐久性や性能向上に貢献し[2]、車載用クラッチディスクにおける世界シェアはトップになっている[3]。今後も内製率向上や業務効率改善による供給体制強化のため、苫小牧工場の拡張整備を計画している[4]

技術開発ダイバーシティ・マネジメント男女共同参画社会などへの取組みが評価されており、経済産業省による「第1回ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞[5]、「第3回ものづくり日本大賞」優秀賞[6]、「グローバルニッチトップ企業100選[7][8]、「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選定されているほか[9]、取引先のトヨタ自動車ジヤトコによる各賞、北海道による「北海道男女平等参画チャレンジ賞」などを受賞している[10]

沿革

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  • 1973年昭和48年):アメリカ合衆国のレイベスト・マンハッタン(RM社)と大金製作所(現在のエクセディ)による合弁事業大金アール・エム」として設立。RM社とライセンス契約締結。
  • 1974年(昭和49年):千歳工場竣工。
  • 1977年(昭和52年):オートマチックトランスミッション(AT)用ディスククラッチ納入開始。
  • 1983年(昭和58年):国産湿式摩擦材第1号開発。
  • 1987年(昭和62年):RM社とのライセンス契約解消[11]。海外OEM取引開始。
  • 1989年平成元年):RM社との合弁契約解消[11]
  • 1990年(平成02年):トルクコンバータ用ロックアップクラッチ納入開始。ドイツに駐在員事務所開設。
  • 1991年(平成03年):「ダイナックス」に社名変更。苫小牧工場竣工。アメリカ合衆国に駐在員事務所開設。
  • 1995年(平成07年):アメリカに現地法人「ダイナックス・アメリカ」設立。
  • 1996年(平成08年):AT用クラッチアッシー納入開始。「クラッチ板開発で世界進出を果たした企業活動」の功績により第50回北海道新聞文化賞を受賞[12]
  • 1997年(平成09年):マニュアルトランスミッション(MT)用シンクロナイザーリング納入開始。「QS-9000」「ISO 9001」認証取得。ダイナックス・アメリカの工場竣工。
  • 1999年(平成11年):品質工学導入。中華人民共和国に現地法人「上海達耐時汽車配件」設立し、工場竣工。
  • 2000年(平成12年):「VDA 6.1」認証取得。
  • 2001年(平成13年):「ISO 14001」認証取得。中国に第2現地法人「達耐時工業」設立。アメーバ経営導入。
  • 2002年(平成14年):本社敷地内で北海道内初となる事業所内保育施設「こどもくらぶ」開設[13]
  • 2004年(平成16年):「ISO/TS 16949」認証取得。
  • 2005年(平成17年):アメリカに現地法人「エクセディ—ダイナックス・アメリカ」設立。
  • 2008年(平成20年):苫小牧に新たな研究開発(R&D)センター竣工。中国にR&Dセンター設置。
  • 2009年(平成21年):ハンガリーに現地法人「エクセディ—ダイナックス・ヨーロッパ」設立。
  • 2010年(平成22年):メキシコに現地法人「エクセディ—ダイナックス・メキシコ」設立。
  • 2013年(平成25年):労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS)認証取得。苫小牧に厚生棟新設。
  • 2014年(平成26年):「千歳市スポーツセンター」のネーミングライツ(命名権)取得し、「ダイナックスアリーナ」となる[14]。中国の上海達耐時汽車配件が合併し、「愛思帝達耐時駆動系統」に社名変更。
  • 2015年(平成27年):第2種無災害記録表彰(苫小牧労働基準監督署)。エクセディ—ダイナックス・ヨーロッパの工場竣工[15]

製品

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オートマチックトランスミッション、4WD、HEV用製品

マニュアルトランスミッション用製品

  • シンクロナイザーリング

建設機械、産業車両、農業機械用製品

  • ディスク、プレート
  • クラッチパック

その他製造部品

  • ディスク、プレート他

事業所

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  • 営業拠点
  • 工場
    • 千歳工場 - 北海道千歳市上長都1053-1
    • 苫小牧工場 - 北海道苫小牧市字柏原6-183

脚注

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  1. ^ 国内ネットワーク”. エクセディ. 2017年5月31日閲覧。
  2. ^ 受賞者たちの熱きドキュメント 2006.
  3. ^ “ダイナックス、大きな節目祝い記念式典 クラッチディスク生産累計30億枚”. 千歳民報苫小牧民報 (苫小牧民報社). (2017年4月5日). http://www.tomamin.co.jp/20170449278 2017年5月31日閲覧。 
  4. ^ “ダイナックス、苫小牧工場を拡張 3工場新設、供給体制強化”. 苫小牧民報 (苫小牧民報社). (2017年1月25日). http://www.tomamin.co.jp/20170146986 2017年5月31日閲覧。 
  5. ^ 第1回受賞者”. ものづくり日本大賞. 経済産業省. 2017年5月31日閲覧。
  6. ^ 第3回ものづくり日本大賞 受賞概要” (PDF). 経済産業省. p. 44. 2017年5月31日閲覧。
  7. ^ グローバルニッチトップ企業100選(GNT企業100選)”. 経済産業省. 2017年5月31日閲覧。
  8. ^ “千歳市のダイナックスが経産省選定のグローバルニッチトップ(GNT)企業に”. 千歳民報(苫小牧民報) (苫小牧民報社). (2014年3月22日). http://www.tomamin.co.jp/20140311004 2017年5月31日閲覧。 
  9. ^ 平成27年度 新・ダイバーシティ経営企業100選 ベストプラクティス集” (PDF). 経済産業省. 2017年5月31日閲覧。
  10. ^ 北海道男女平等参画チャレンジ賞”. 北海道. 2017年5月31日閲覧。
  11. ^ a b 特許活用企業事例集 2007.
  12. ^ 北海道新聞文化賞”. 北海道新聞社. 2023年12月20日閲覧。
  13. ^ 平成26年度 北海道男女平等参画チャレンジ賞” (PDF). 北海道. 2017年5月31日閲覧。
  14. ^ “ダイナックスアリーナ開館 スポーツセンターを大改修”. 千歳民報(苫小牧民報) (苫小牧民報社). (2014年4月19日). http://www.tomamin.co.jp/20140411888 2017年5月31日閲覧。 
  15. ^ “2016年指針—トップは語る(6) ダイナックス秋田幸治社長”. 苫小牧民報 (苫小牧民報社). (2016年1月13日). http://wpadmin.tomamin.co.jp/feature/view?id=34144 2017年5月31日閲覧。 

参考資料

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外部リンク

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