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ダウン・ホーム (ズート・シムズのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ダウン・ホーム』
ズート・シムズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1960年6月7日
ジャンル ジャズ
時間
レーベル ベツレヘム・レコード英語版
プロデュース テディ・チャールズ英語版
ズート・シムズ アルバム 年表
You 'n' Me
(1960年)
Down Home
(1960年)
At the Half Note Again
(1965年)
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
AllMusic4/5stars[1]
Billboard3/4stars[2]
The Penguin Guide to Jazz4/4stars[3]

ダウン・ホーム』(Down Home) は、アメリカ合衆国ジャズ・テナー・サクソフォーン奏者ズート・シムズのアルバム。

評価

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ビルボード』誌は、本作を「尋常ではないアルバム (unusual album)」と評し、シムズが「その即興技法を、いくつもの本物の古い楽曲で発揮している (applied his improvisational skill to a number of real oldies)」と述べた[2]。同誌はシングルもレビューしており、「オールスターのリズム・セクション (all-star rhythm section)」に注目し[4]、総じてこれらのシングルが「ジャズのジュークボックスには完璧 (perfect for jazz jukeboxes)」だと評した[5]。『ダウン・ビート』誌は、本作を「シムズのスウィングする力を見せつける傑作 (a marvellous example of Sims' ability to swing)」と評した[6]

スコット・ヤナウは、オールミュージック (AllMusic) で、本作について「楽しく、常にスウィングしている (enjoyable and consistently swinging)」と述べ、本作が「偉大なピアニスト、デイブ・マッケンナの初期を垣間見ることができる (gives one a look at the great pianist Dave McKenna in his early days)」とも記している[1]。『The Penguin Guide to Jazz』は、「ズートの古典的な演奏で、サックスはかつてなくハードにスウィングし、マッケンナは彼らしい特徴的な全力でのサポートを見せている (a classic Zoot date, with the saxophonist swinging as hard as ever and McKenna offering his characteristic full-blooded support)」と紹介している[3]

トラックリスト

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オリジナルのLP盤は8曲目までの収録であり、1980年代発売のCDも同様であるが、1990年代以降に発売されたCDでは、9曲目以降に別テイクが追加収録されている[7]

#タイトル作詞・作曲時間
1.「ジャイヴ・アット・ファイヴ / Jive at Five」カウント・ベイシーハリー・“スウィーツ”・エディソン
2.「ドッギン・アラウンド / Doggin' Around」エドガー・バトル英語版レイ・エバンズ
3.アヴァロン / Avalonバディ・デシルヴァ英語版アル・ジョルスンヴィンセント・ローズ英語版
4.アイ・クライド・フォー・ユー / I Cried for Youガス・アーンハイム英語版アーサー・フリードエイブ・ライマン英語版
5.ビル・ベイリー / Bill Baileyヒューイ・キャノン英語版
6.グッドナイト・スウィートハート / Goodnight, Sweetheartジミー・キャンベル、レグ・コネリーレイ・ノーブル英語版
7.ゼアル・ビー・サム・チェインジズ・メイド / There'll Be Some Changes Madeビリー・ヒギンズ英語版W・ベントン・オーヴァーストリート英語版
8.「アイヴ・ハード・ザット・ブルース・ビフォア / I've Heard That Blues Before」ズート・シムズ
9.「ゼアル・ビー・サム・チェインジズ・メイド /There'll Be Some Changes Made」(別テイク)ビリー・ヒギンズ、W・ベントン・オーヴァーストリート
10.「ジャイヴ・アット・ファイヴ / Jive at Five」(別テイク)カウント・ベイシー、ハリー・“スウィーツ”・エディソン
11.「ドッギン・アラウンド / Doggin' Around」(別テイク)エドガー・バトル、レイ・エバンズ
12.「アヴァロン / Avalon」(別テイク)バディ・デシルヴァ、アル・ジョルスン、ヴィンセント・ローズ
13.「グッドナイト・スウィートハート / Goodnight Sweetheart」(別テイク)ジミー・キャンベル、レグ・コネリー、レイ・ノーブル
14.「ビル・ベイリー / Bill Bailey」(別テイク)ヒューイ・キャノン

パーソネル

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脚注

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