ダヌシュ
ダヌシュ Dhanush | |||||||||||
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『無職の大卒 ゼネコン対決編』のプロモーション活動中のダヌシュ(2017年) | |||||||||||
本名 | Venkatesh Prabhu Kasturi Raja[1] | ||||||||||
生年月日 | 1983年7月28日(41歳) | ||||||||||
出生地 | インド タミル・ナードゥ州チェンナイ | ||||||||||
職業 | 俳優、映画プロデューサー、映画監督、脚本家、作詞家、プレイバックシンガー | ||||||||||
活動内容 | 2002年 - | ||||||||||
配偶者 | アイシュワリヤー・ラジニカーント(2004年 - 2022年、離婚) | ||||||||||
主な作品 | |||||||||||
『アードゥカラム』 『無職の大卒』シリーズ 『マーリ』シリーズ 『アシュラン』 『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』 『カルナン』 『グレイマン』 | |||||||||||
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ダヌシュ(Dhanush、1983年7月28日 - )は、インドのタミル語映画で活動する俳優、映画プロデューサー、映画監督、脚本家、作詞家、プレイバックシンガー。ヒンディー語映画にも出演している[2]。
2002年に父カストゥリ・ラージャが監督した『Thulluvadho Ilamai』で俳優デビューし、2011年に出演した『Aadukalam』で国家映画賞 主演男優賞を受賞した[3]。2011年には「Why This Kolaveri Di」を発表し、YouTubeで再生回数1億回を超えるヒットソングとなった[4]。また映画製作会社ワンダーバー・フィルムズを設立してプロデューサーとしても活動しており[5]、フィルムフェア賞 南インド映画部門で7つの賞を受賞している[6]。
人物
[編集]父カストゥリ・ラージャは監督、プロデューサーとして活動している。兄セルヴァラーガヴァンも監督として活動しており、ダヌシュは兄に誘われ俳優となった。2004年11月18日にラジニカーントの娘アイシュワリヤーと結婚し、2人の息子をもうけたが[7][8]、2022年1月17日に離婚を発表した[9]。
キャリア
[編集]2002年 - 2010年
[編集]2002年に父カストゥリ・ラージャの『Thulluvadho Ilamai』で俳優デビューし、批評家から演技を高く評価された。2003年には兄セルヴァラーガヴァンの初監督作品『Kaadhal Kondein』にも出演しており、批評家から絶賛され興行的にも成功を収めた[10]。同年には『Thiruda Thirudi』にも出演している[11]。2004年に『Pudhukottaiyilirundhu Saravanan』『Sullan』に出演した。同年には父が監督した『Dreams』にも出演したが、同作は批評家から酷評され興行的にも失敗している[12]。2005年に『Devathaiyai Kanden』に出演し、同作は後にテルグ語吹替版も上映された[13]。同年にはバル・マヘンドラの『Adhu Oru Kana Kaalam』に出演している。
2006年に兄が監督した『Pudhupettai』に出演し、ダヌシュは批評家から高い評価を得た[14][15]。同作は「Dhoolpet」のタイトルでテルグ語吹替版も上映されている[13]。『Thiruvilaiyaadal Aarambam』ではシュリヤ・サランと共演した[16][17]。2007年に『Parattai Engira Azhagu Sundaram』に出演するが、同作は興行的に失敗している[18]。同年に出演した『Polladhavan』では、批評家から演技を高く評価された[19]。2008年に『Yaaradi Nee Mohini』に出演し[20]、同年にはラジニカーント主演の『Kuselan』にカメオ出演している[21]。2009年にスラージの『Padikkadavan』に出演し、批評家から演技を高く評価された[22]。2010年にはミスラン・ジャワハルの『Kutty』『Uthamaputhiran』に出演している[23]。
2011年 - 2016年
[編集]2011年にヴェトリマーランの『Aadukalam』に出演し、闘鶏士を演じた[24]。同作は第58回国家映画賞で6つの賞を受賞し、ダヌシュは史上最年少で主演男優賞を受賞した俳優となった[25][26]。同年にスブラーマニアム・シヴァの『Seedan』に出演しており、この他に『Mappillai』『Venghai』にも出演している[23]。同年に兄が監督した『Mayakkam Enna』に出演してリチャー・ギャンゴパーディーと共演し、同作は批評家から高い評価を得た。2012年に妻アイシュワリヤーが監督した『3』ではプロデューサーと主役を務め、シュルティ・ハーサンと共演した。同作は劇中歌「Why This Kolaveri Di」が人気を集めたが、映画はミドル・ヒットに留まった[27][28]。2013年に『Maryan』でパールヴァティー・ティルヴォトゥと共演した。同作は批評家から高い評価を得たものの、興行成績はミドル・ヒットに留まった[29]。同年に出演した『Naiyaandi』も興行的には成功しなかった[30]。またアーナンド・L・ラーイの『ラーンジャナー』でソーナム・カプールと共演し、ヒンディー語映画デビューした。
2014年にR・ヴェールラージの『無職の大卒』に出演し、同作はダヌシュの25本目の出演作となり批評家から高い評価を得た[31]。2015年にR・バールキの『Shamitabh』に出演した。同作は批評家から高い評価を得たが、興行的には失敗している[32]。同年にK・V・アーナンドの『Anegan』に出演し、同作は批評家から絶賛され興行的にも成功を収めた[33]。同年に『Maari』でカージャル・アグルワール、ロボ・シャンカル、ヴィジャイ・イエースダースと共演し、『Thanga Magan』ではサマンタ、エイミー・ジャクソン、K・S・ラヴィクマール、ラーディカー・サラトクマールと共演している[34]。2016年には『Thodari』『Kodi』に出演している。
2017年以降
[編集]2017年に『Pa Paandi』で監督デビューした。同年にはサウンダリヤー・ラジニカーントの『Velaiilla Pattadhari 2』に出演し、同時にプロデューサー、原案も手掛けている[35][36]。2018年にはケン・スコットの『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』に出演し、海外映画デビューした[37]。
音楽活動
[編集]2004年に出演した『Pudhukottaiyilirundhu Saravanan』でプレイバックシンガーを務め、『Pudhupettai』『Aayirathil Oruvan』『Mayakkam Enna』でも務めている[38]。2011年に「Why This Kolaveri Di」がYouTubeで公開され[39]、同曲はインドで最も閲覧された歌となった[40][27][41]。曲の多くはアニルド・ラヴィチャンダルが作曲し、ダヌシュが作詞を手掛けている[38][42][43]。『Vajrakaya』では「No Problem」[44]、『Thikka』では「Thikka」[45]、『Ezhumin』では「Ezhada」を歌っている[46]。
フィルモグラフィ
[編集]公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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2011 | Aadukalam | K.P.Karuppu | |
2013 | ラーンジャナー Raanjhanaa |
クンダン | |
2014 | 無職の大卒 Velaiilla Pattadhari |
ラグヴァラン | 兼製作 |
2015 | マーリ Maari |
マーリ | 兼製作 |
尋問 Visaaranai |
— | 製作 | |
2017 | 無職の大卒 ゼネコン対決編 Velaiilla Pattadhari 2 |
ラグヴァラン | 兼脚本・製作 |
2018 | クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅 The Extraordinary Journey of the Fakir |
アジャ | |
Maari 2 | マーリヤパン(マーリ) | 兼製作 | |
2019 | Asuran | Sivasamy | |
2021 | カルナン(原題) Karnan |
カルナン | |
トリッキー・ワールド Jagame Thandhiram |
スルリ | Netflixオリジナル映画 | |
2022 | グレイマン The Gray Man |
アヴィク・サン / ローンウルフ | Netflixオリジナル映画 |
出典
[編集]- ^ Trivedi, Tanvi (29 April 2015). “Spotlight on South Indian actors now”. The Times of India 15 May 2013閲覧。
- ^ “Dhanush on being pushed into acting at 16 and judged by his looks”. The Indian Express (18 January 2015). 2019年7月22日閲覧。
- ^ “'Aadukalam sees Dhanush in his best performance'” (31 May 2011). 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Record-breaker: Kolaveri Di becomes 1st Indian video to cross 100 million views on YouTube;”. Dna India 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Dhanush's Wunderbar- A factory of Wonderful Films” (24 October 2015). 2019年7月22日閲覧。
- ^ “It is a triple joy: Dhanush on National awards for 'Visaranai'” (28 March 2016). 2019年7月22日閲覧。
- ^ Tamil Nadu / Chennai News : Rajnikanth turns grandfather. The Hindu (13 October 2006). Retrieved 10 April 2013.
- ^ “Dhanush's son named Linga – Tamil Movie News”. Indiaglitz.com (2 July 2010). 2010年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月22日閲覧。
- ^ “Dhanush and his wife Aishwaryaa Rajinikanth part ways after 18 years of togetherness” (英語). The Times of India. (17 January 2022). オリジナルの17 January 2022時点におけるアーカイブ。 2023年10月31日閲覧。
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- ^ Rangarajan, Malathi (12 September 2003). “Review: Thiruda Thirudi”. The Hindu. 2003年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。11 November 2007閲覧。
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- ^ “Thiruvilayadal Arambam – Breezy masala”. Indiaglitz.com (18 December 2006). 2007年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。20 December 2007閲覧。
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- ^ “Dhanush in 'Padikkathaavan'”. Indiaglitz (20 March 2008). 2008年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。20 March 2008閲覧。
- ^ “Padikkathavan”. Sify (14 January 2009). 2009年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。14 January 2009閲覧。
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- ^ “'Velai Illa Pattathari' Box Office: Dhanush Starrer Earns ₹50 Crore Worldwide”. IBTimes. (14 August 2014) 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Amitabh Bachchan: 'Shamitabh' hasn't done well at the box office because the audience did not like it, period!”. (27 March 2015). オリジナルの2015年3月29日時点におけるアーカイブ。 2019年7月22日閲覧。
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- ^ VIP 2 2017: Movie Full Star Cast & Crew, Story, Release Date, Hit or Flop, Budget, Box Office Info: Dhanush, Kajol | MT Wiki: Upcoming Movie, Hindi TV Shows, Serials TRP, Bollywood Box Office. Mtwiki.blogspot.com (25 July 2017). Retrieved on 2018-08-10.
- ^ Dhanush's VIP 2 teaser is rocking, but there's no glimpse of Kajol | regional movies. Hindustan Times (22 April 2016). Retrieved on 2018-08-10.
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- ^ “Kolaveri is the most searched video”. The Times of India. (21 November 2011) 23 November 2011閲覧。
- ^ “Danush's '3 – Why this kolaveri di' a smashing hit — Video”. KollyInsider (19 November 2011). 19 November 2011閲覧。
- ^ “Here's how the Kolaveri Di song happened!”. Rediff.com (28 November 2011). 28 December 2011閲覧。
- ^ “'Kolaveri Di' song crosses 4 million mark, Big B hooked on to it”. The Times of India. (25 November 2011). オリジナルの10 July 2012時点におけるアーカイブ。
- ^ “Kolaveri di next big thing in popular culture”. 2019年7月22日閲覧。
- ^ “No problem”. 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Thikka”. 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Dhanush liked the lyrics very much: Ganesh Chandrasekaran – Times of India”. The Times of India. 27 June 2019閲覧。