ダーク・デイズ・イン・パラダイス
『ダーク・デイズ・イン・パラダイス』 | ||||
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ゲイリー・ムーア の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | エレクトロニック・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァージン・レコード | |||
プロデュース | ゲイリー・ムーア、クリス・タンガリーディス、アンディ・ブラッドフィールド | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゲイリー・ムーア アルバム 年表 | ||||
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『ダーク・デイズ・イン・パラダイス』(Dark Days in Paradise)は、北アイルランドのギタリスト、ゲイリー・ムーアが1997年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ムーアは『スティル・ゴット・ザ・ブルーズ』(1990年)以降、ブルース色の強い作品のリリースを続けてきたが、本作および次作『ディファレント・ビート』(1999年)では音楽性を変え、2001年のアルバム『バック・トゥ・ザ・ブルース』で再びブルース路線に戻る結果となった[8]。当時ムーアはドラムン・ベースに傾倒しており、本作と『ディファレント・ビート』でドラムスを担当したゲイリー・ハズバンドは後年「結果として、バランスの悪いアルバムになってしまった気がする。ドラムン・ベースのリスナーはギターを聴くことを欲していなかったし、ゲイリーのファンはテクノロジーに興味がなかった」と振り返っている[9]。
2002年リマスターCDにボーナス・トラックとして追加された「バーニング・イン・アワ・ハーツ」と「ゼア・マスト・ビー・ア・ウェイ」は、元々はCDシングル「ワン・グッド・リーズン」のカップリング曲として発表された[10]。
反響・評価
[編集]オーストリアのアルバム・チャートでは6週トップ50入りし、最高19位を記録した[1]。全英アルバムチャートでは大きな成功を収められず、2週トップ100入りして最高43位を記録するにとどまり[7]、全英シングルチャートでは「ワン・グッド・リーズン」が79位、「アイ・ハヴ・ファウンド・マイ・ラヴ・イン・ユー」が90位に達した[11]。
Greg Pratoはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「『ヴィクティムズ・オブ・ザ・フューチャー』あたりのファンは、『ハードロックはどこへ行ってしまうのだろう?』と、置いてきぼりにされた気分になるかもしれないが、ムーアの新機軸に対し好奇心を抱いている向きにとっては、興味深いことだろう」と評している[12]。
収録曲
[編集]全曲ともゲイリー・ムーア作。
- ワン・グッド・リーズン - "One Good Reason" – 3:02
- コールド・ウィンド・ブロウズ - "Cold Wind Blows" – 5:26
- アイ・ハヴ・ファウンド・マイ・ラヴ・イン・ユー - "I Have Found My Love in You" – 4:53
- ワン・ファイン・デイ - "One Fine Day" – 4:58
- ライク・エンジェルズ - "Like Angels" – 7:32
- ホワット・アー・ウィ・ヒア・フォー? - "What Are We Here for?" – 5:44
- オールウェイズ・ゼア・フォー・ユー - "Always There for You" – 4:33
- アフレイド・オブ・トゥモロー - "Afraid of Tomorrow" – 6:42
- ホエア・ディド・ウィ・ゴー・ロング? - "Where Did We Go Wrong?" – 6:36
- ビジネス・アズ・ユージュアル - "Business as Usual" – 18:02
- 本編終了後、約1分の無音状態を経て隠しトラックの「Dark Days in Paradise」が演奏される。
2002年リマスターCDボーナス・トラック
[編集]- バーニング・イン・アワ・ハーツ - "Burning in Our Hearts" – 6:03
- ゼア・マスト・ビー・ア・ウェイ - "There Must Be a Way" – 4:05
参加ミュージシャン
[編集]- ゲイリー・ムーア - ボーカル(all songs)、ギター(all songs)、ストリングス・アレンジ(on #1, #8, #10)
- マグナス・ファインズ、フィル・ニコラス - キーボード、プログラミング
- ガイ・プラット - ベース
- ゲイリー・ハズバンド - ドラムス
- チャイナ・ゴードン、ディー・ルイス - バッキング・ボーカル
- ニック・イングマン - ストリングス・アレンジ(on #1, #10)
- エド・シャーマー - ストリングス・アレンジ(on #8)
脚注
[編集]- ^ a b Gary Moore - Dark Days In Paradise - austriancharts.at
- ^ Gary Moore - Dark Days In Paradise - hitparade.ch
- ^ swedishcharts.com - Gary Moore - Dark Days In Paradise
- ^ norwegiancharts.com - Gary Moore - Dark Days In Paradise
- ^ finnishcharts.com - Gary Moore - Dark Days In Paradise
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ a b GARY MOORE | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
- ^ Prato, Greg. “Gary Moore - Biography & History”. AllMusic. 2020年4月12日閲覧。
- ^ 山崎智之 (2014年11月20日). “音楽ライター記事「ゲイリー・ハズバンド・インタビュー/超一流ドラマーが語る、超一流ミュージシャン論」”. ヤマハ. 2020年4月12日閲覧。
- ^ Gary Moore - One Good Reason (1997, CD) | Discogs
- ^ GARY MOORE | full Official Chart History | Official Charts Company
- ^ Prato, Greg. “Dark Days in Paradise - Gary Moore”. AllMusic. 2020年4月12日閲覧。
外部リンク
[編集]- ダーク・デイズ・イン・パラダイス - Discogs (発売一覧)