コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ディファレント・ビート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ディファレント・ビート』
ゲイリー・ムーアスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル エレクトロニック・ロック
時間
レーベル キャッスル・レコード/ロウ・パワー
プロデュース ゲイリー・ムーア、イアン・テイラー
E-Zローラーズ英語版(#11)
チャート最高順位
  • 60位(ドイツ[1]
ゲイリー・ムーア アルバム 年表
アウト・イン・ザ・フィールズ-ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ゲイリー・ムーア
(1998年)
ディファレント・ビート
(1999年)
バック・トゥ・ザ・ブルース
(2001年)
テンプレートを表示

ディファレント・ビート』(原題:A Different Beat)は、北アイルランドギタリストゲイリー・ムーア1999年に発表したスタジオ・アルバム

背景

[編集]

前スタジオ・アルバム『ダーク・デイズ・イン・パラダイス』(1997年)と同様、ムーアの作品の中でも特に実験的な内容と位置づけられており[2]、前作に引き続きドラムスを担当したゲイリー・ハズバンド英語版は2014年のインタビューで「やはりギターとテクノロジーの部分がうまく混じり合っていなかった」と振り返っている[3]

ファイアー」はジミ・ヘンドリックスのカヴァーで[4]、ムーアは2007年に行われたヘンドリックスのトリビュート・ライブでも同曲を取り上げており、その模様は2012年にライブ・アルバム『ブルース・フォー・ジミ〜ジミ・ヘンドリックスに捧ぐ〜』として発表された[5]。また、「ファットボーイ」はノーマン・クックことファットボーイ・スリムに捧げられた曲である[4]

反響

[編集]

セールス的には成功に至らず、全英アルバムチャートではトップ100入りを逃す結果となった[6]。ドイツでは1999年10月11日付のアルバム・チャートで60位を記録するが、翌週にはトップ100圏外に落ちた[1]

収録曲

[編集]

特記なき楽曲はゲイリー・ムーア作。

  1. ゴー・オン・ホーム - "Go on Home" – 4:22
  2. ロスト・イン・ユア・ラヴ - "Lost in Your Love" – 5:59
  3. ウォーリー・ノー・モア - "Worry No More" – 5:07
  4. ファイアー - "Fire" (Jimi Hendrix) – 2:50
  5. サレンダー - "Surrender" – 9:38
  6. ハウス・フル・オブ・ブルース - "House Full of Blues" – 4:48
  7. ブリング・マイ・ベイビー・バック - "Bring My Baby Back" – 4:51
  8. キャント・ヘルプ・マイセルフ - "Can't Help Myself" – 5:51
  9. ファットボーイ - "Fatboy" – 3:27
  10. ウィ・ウォント・ラヴ - "We Want Love" – 5:43
  11. キャント・ヘルプ・マイセルフ(E-Zローラーズ・リミックス) - "Can't Help Myself (E-Z Rollers Remix)" – 12:08

参加ミュージシャン

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b Offizielle Deutsche Charts
  2. ^ Moore power”. The Irish Times (2001年2月23日). 2021年2月21日閲覧。
  3. ^ 山崎智之 (2014年11月20日). “音楽ライター記事「ゲイリー・ハズバンド・インタビュー/超一流ドラマーが語る、超一流ミュージシャン論」”. ヤマハ. 2021年2月21日閲覧。
  4. ^ a b McIlwaine, Eddie. “Master Gary waiting for return call to Belfast”. Belfast Telegraph. 2021年2月21日閲覧。
  5. ^ Horowitz, Hal. “Blues for Jimi - Gary Moore”. AllMusic. 2021年2月21日閲覧。
  6. ^ GARY MOORE | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。

外部リンク

[編集]