ティアゴ・スプリッター

ティアゴ・スプリッター
*Tiago Splitter*
	サンアントニオ・スパーズでのスプリッター (2010年)
パリ・バスケットボール
ポジション	PF/C
役職	ヘッドコーチ
基本情報
ポルトガル語	Tiago Splitter Beims
国籍	ブラジル; スペイン
生年月日	1985年1月1日（39歳）
出身地	サンタカタリーナ州ジョインヴィレ
身長(現役時)	211cm (6 ft 11 in)
体重(現役時)	107kg (236 lb)
ウィングスパン(現役時)	218cm (7 ft 2 in)
キャリア情報
出身	Araba Gorago
ドラフト	2007年 1巡目 28位 SAS
選手経歴
2000-2001; 2001-2003; 2003-2010; 2010-2015; 2015-2017; 2017	Araba Gorago; → CBビルバオ・ベリー; サスキ・バスコニア; サンアントニオ・スパーズ; アトランタ・ホークス; フィラデルフィア・76ers
指導者経歴
経歴
コーチ時代:
2019-2023	ブルックリン・ネッツ (AC)
2023-2024	ヒューストン・ロケッツ (AC)
2024-	パリ・バスケットボール
受賞歴
	NBAチャンピオン (2014); 2× リーガACB チャンピオン(2008, 2010); リーガACBファイナルMVP (2010); リーガACBMVP (2010); オールリーガACBチーム (2010); ユーロリーグ1stチーム (2008); 2× ユーロリーグ2ndチーム (2009–2010); 3× コパ・デル・レイチャンピオン(2004,2006,2009); 4× リーガACBスーペルコパチャンピオン (2005–2008); 2× リーガACBスーペルコパ MVP (2006–2007);
	Stats Basketball-Reference.com
	Stats NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ	ブラジル 2002年-2016年
獲得メダル
男子バスケットボール
ブラジル
FIBAアメリカ選手権

この名前は、ポルトガル語圏の人名慣習に従っています。第一姓（母方の姓）はスプリッテル、第二姓（父方の姓）はベイムズです。

画像提供依頼：現役引退後の画像提供をお願いします。（2022年3月）

ティアゴ・スプリッター（Tiago Splitter）ことティアゴ・スプリッテル・ベイムズ（Tiago Splitter Beims、1985年 1月1日 - ）は、ブラジル出身の元プロバスケットボール選手。バスケットボール指導者。サンタカタリーナ州ジョインヴィレ出身。ポジションはパワーフォワード、センター。スペインとの二重国籍。

来歴

スペインリーグ

2000年に15歳でスペインに渡り、LEBのアラバ・ゴラゴでプロデビュー。2001年にLEB2のビルバオ・バスケットへ移籍。LEB1昇格に貢献する。2003年、スペインのプロ1部リーグリーガACBの強豪タウ・セラミカに移籍。2度のコパ・デル・レイ優勝、ユーロリーグ 2006-07での3位の原動力となった。スーペルコパでは2006年・2007年の2年連続でMVPを獲得。

2007年のNBAドラフトでサンアントニオ・スパーズに全体28位指名を受けるが、タウに残留。2010年までスペインでプレーすることになった。2010年にリーガACBでMVPを獲得し^[1] 、その年、タウとの契約を満了した。

NBAでのキャリア(2010-2017)

サンアントニオ・スパーズ(2010-2015)

2011年、3年契約で、サンアントニオ・スパーズに正式に加入した^[2] 。2013-14シーズンのサンアントニオ・スパーズの7年ぶりのNBA優勝に貢献。前年度のNBAファイナルでは、第2戦に自らダンクショットに行くところを、レブロン・ジェームズにブロックショットを決められてしまったが、当年のファイナルでは、NBA優勝を決めた第5戦で、ドウェイン・ウェイドがダンクに持ち込んだところを、豪快にブロックショットを決めて、見事に "リベンジ" を果たしてみせた。そしてブラジル出身のNBA選手として初めてNBAチャンピオンリンクを獲得した。

アトランタ・ホークス(2015-2017)

2015年7月、アトランタ・ホークスにトレードにより移籍した^[3]。

フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(2017)

2016-17シーズン、負傷続きでホークスでは不出場に終わり、2017年2月22日、フィラデルフィア・76ersにエルサン・イルヤソバと交換で放出された^[4]。

現役引退後の指導者としてのキャリア(2019-)

2018年2月19日、地元ブラジルのテレビのインタビュー内で現役引退を発表した。ここ2年ほどは腰の怪我により満足にプレーできていなかった^[5]^[6]。

2018年4月24日、ブルックリン・ネッツのスカウトに就任した^[7]。

2024年7月16日、トゥオマス・リサロ（英語版）のメンフィス・グリズリーズのアシスタントコーチ就任によって空席となっていた、パリ・バスケットボール（英語版）のヘッドコーチに就任すると発表された^[8]。

個人成績

略称説明
GP	出場試合数	GS	先発出場試合数	MPG	平均出場時間
FG%	フィールドゴール成功率	3P%	スリーポイント成功率	FT%	フリースロー成功率
RPG	平均リバウンド数	APG	平均アシスト数	SPG	平均スティール数
BPG	平均ブロック数	TO	平均ターンオーバー数	PPG	平均得点
太字	キャリアハイ	*	リーグリーダー	†	優勝シーズン

ユーロリーグ

シーズン	チーム	GP	GS	MPG	FG%	3P%	FT%	RPG	APG	SPG	BPG	PPG
2003–04	サスキ・バスコニア	16	1	11.2	.619	.000	.632	2.4	.3	.4	.3	4.0
2004–05	サスキ・バスコニア	19	2	17.8	.533	.000	.487	4.5	.9	.7	.7	7.0
2005–06	サスキ・バスコニア	24	11	21.6	.599	.000	.547	4.6	.6	1.3	.5	9.5
2006–07	サスキ・バスコニア	20	12	24.7	.580	.000	.529	6.0	.8	1.4	.3	10.7
2007–08	サスキ・バスコニア	25	13	22.5	.618	.000	.645	5.0	1.1	1.0	.8	14.0
2008–09	サスキ・バスコニア	17	12	24.7	.655	.000	.602	5.4	1.6	.6	1.6	14.0
2009–10	Caja Laboral	16	14	26.7	.535	.000	.636	5.4	1.8	.8	.5	13.0
Career		137	65	21.5	.593	.000	.582	4.8	1.0	.9	.7	10.5

NBAレギュラーシーズン

シーズン	チーム	GP	GS	MPG	FG%	3P%	FT%	RPG	APG	SPG	BPG	PPG
2010–11	スパーズ	60	6	12.3	.529	.000	.543	3.4	.4	.5	.3	4.6
2011–12	スパーズ	59	2	19.0	.618	.000	.691	5.2	1.1	.4	.8	9.3
2012–13	スパーズ	81	58	24.7	.560	.000	.730	6.4	1.6	.8	.8	10.3
2013–14	スパーズ	59	50	21.5	.523	.000	.699	6.2	1.5	.5	.5	8.2
2014–15	スパーズ	53	35	19.8	.558	.000	.750	4.8	1.5	.7	.7	8.2
2015–16	ホークス	36	2	16.1	.523	.000	.813	3.3	.8	.6	.3	5.6
Career		347	153	19.4	.557	.000	.696	5.1	1.2	.6	.6	8.0

NBAプレーオフ

シーズン	チーム	GP	GS	MPG	FG%	3P%	FT%	RPG	APG	SPG	BPG	PPG
2011	スパーズ	3	0	16.7	.625	.000	.000	4.7	.3	1.0	.3	6.7
2012	スパーズ	13	0	12.9	.638	.000	.372	2.8	.8	.4	.3	5.8
2013	スパーズ	19	15	20.4	.536	.000	.788	3.1	1.2	.8	.7	6.1
2014	スパーズ	23	18	22.4	.610	.000	.718	6.1	2.0	.7	.5	7.5
2015	スパーズ	7	7	17.6	.375	.000	.316	4.4	1.3	.6	.1	3.4
Career		65	40	19.2	.572	.000	.586	4.3	1.4	.7	.5	6.3

ブラジル代表

ブラジル代表として2003年にはパンアメリカン大会、南米選手権優勝に貢献。

2006年の世界選手権にも出場。

ただし、2016年の地元開催のリオデジャネイロオリンピックは、負傷の為に欠場を強いられた。

脚注

^ “Tiago Splitter named MVP of ACB”. Sportando.net. 2012年2月26日閲覧。
^ “Spurs Sign Tiago Splitter”. NBA.com (2010年7月12日). 2012年3月28日閲覧。
^ “Spurs Trade Tiago Splitter To Hawks”. RealGM.com (2015年7月1日). 2015年7月2日閲覧。
^ “Sixers Acquire Draft Pick Considerations, Splitter from Atlanta”. NBA.com (February 22, 2017). February 22, 2017閲覧。
^ “Tiago Splitter: Announces retirement from basketball” (英語). cbssports.com. CBS Sports (2018年2月19日). 2018年2月20日閲覧。
^ “Inhibited by a hip injury, Tiago Splitter announces retirement” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年2月19日). 2018年2月20日閲覧。
^ “Brooklyn Nets add former players Pablo Prigioni, Tiago Splitter to staff”. NBA.com (2018年4月24日). 2018年4月25日閲覧。
^ “Paris appoints Tiago Splitter as head coach”. euroleaguebasketball.net. 2024年7月16日閲覧。

外部リンク

NBA.com-2007年ドラフト情報-ティアゴ・スプリッター- （英語）
ティアゴ・スプリッター --- ドラフト情報 --- NBADraft.net （英語）,DraftExpress.com （英語）
ティアゴ・スプリッターの通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM
ユーロリーグHP-ティアゴ・スプリッター- （英語）
ACB.com-ティアゴ・スプリッター- （スペイン語）

[1] “Tiago Splitter named MVP of ACB”. Sportando.net. 2012年2月26日閲覧。

[2] “Spurs Sign Tiago Splitter”. NBA.com (2010年7月12日). 2012年3月28日閲覧。

[3] “Spurs Trade Tiago Splitter To Hawks”. RealGM.com (2015年7月1日). 2015年7月2日閲覧。

[4] “Sixers Acquire Draft Pick Considerations, Splitter from Atlanta”. NBA.com (February 22, 2017). February 22, 2017閲覧。

[5] “Tiago Splitter: Announces retirement from basketball” (英語). cbssports.com. CBS Sports (2018年2月19日). 2018年2月20日閲覧。

[6] “Inhibited by a hip injury, Tiago Splitter announces retirement” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年2月19日). 2018年2月20日閲覧。

[7] “Brooklyn Nets add former players Pablo Prigioni, Tiago Splitter to staff”. NBA.com (2018年4月24日). 2018年4月25日閲覧。

[8] “Paris appoints Tiago Splitter as head coach”. euroleaguebasketball.net. 2024年7月16日閲覧。

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来歴