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ティタノフォネウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ティタノフォネウス
生息年代: 古生代後期ペルム紀グアダルピアン世, 268–265 Ma
Titanophoneus potensの復元骨格
地質時代
古生代後期ペルム紀グアダルピアン
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱 : 四肢動物上綱 Tetrapoda
: 単弓綱 Synapsida
: 獣弓目 Therapsida
亜目 : ディノケファルス亜目 Dinocephalia
上科 : アンテオサウルス上科 Anteosauroidia
: アンテオサウルス科 Anteosauridae
亜科 : アンテオサウルス亜科英語版 Anteosaurinae
: ティタノフォネウス属 Titanophoneus Efremov, 1938
学名
Titanophoneus
Reisz, 1972
シノニム
  • Doliosauriscus yanshinovi
  • Titanophoneus potens Efremov, 1938
  • Titanophoneus adamanteus Orlov, 1958

ティタノフォネウス学名Titanophoneus)は、ロシア連邦から化石が産出している、ディノケファルス類に属する絶滅した獣弓類[1]。全長は3.5メートルと推定され、当時における大型の捕食動物だった[1]。頭蓋骨は頑強で、門歯犬歯が発達しており、門歯の噛み合わせによって獲物の肉を千切り取ることが可能であった[1]。体は細く、全長の約半分を尾が占め、四肢は長い[1]

タイプ種はTitanophoneus potensで、第二の種Titanophoneus adamanteusと共にティタノフォネウス属を構成する[2]。他に命名されていた‘Titanophoneus’ rugosusアンテオサウルス属の種と見なされ、またDoliosauriscus yanshinoviT. potensのジュニアシノニムと見られている[2]。ディノケファルス類の中では初期の属であり[1]、2011年の系統解析ではアンテオサウルスやシノフォネウス英語版と共にアンテオサウルス亜科英語版に位置付けられている[2]

ギャラリー

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出典

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  1. ^ a b c d e 土屋健『前恐竜時代 失われた魅惑のペルム紀世界』ブックマン社、2022年10月22日、151頁。ISBN 978-4-89308-953-3 
  2. ^ a b c Kammerer, C.F. (2011). “Systematics of the Anteosauria (Therapsida: Dinocephalia)”. Journal of Systematic Palaeontology 9 (2). doi:10.1080/14772019.2010.492645.