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テツオ・ナジタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テツオ・ナジタ
人物情報
別名 奈地田 哲夫
生誕 (1936-03-30) 1936年3月30日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ハワイ州
死没 2021年1月11日(2021-01-11)(84歳没)
出身校 ハーバード大学
学問
研究分野 日本思想史
研究機関 シカゴ大学
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テツオ・ナジタ(Tetsuo Najita、日本語: 奈地田 哲夫、1936年3月30日 - 2021年1月11日[1][2])は、アメリカ合衆国歴史学者シカゴ大学ロバート・インガソル記念講座名誉教授。専門は日本思想史

経歴

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ハワイ出身の日系人(二世)。両親は広島県出身。グリネル大学を卒業。ハーバード大学大学院修士課程・博士課程を経て、1965年に政友会の研究で博士(東アジア研究)の学位を取得。

卒業後はカールトン・カレッジ講師、ウィスコンシン州立大学講師などを経て、1969年よりシカゴ大学歴史学部で教鞭をとった[2]。1993年、アメリカ芸術科学アカデミーの会員に選ばれた[2]。米国のアジア研究協会の会長も務めた[1][2]。2021年1月11日、病のためハワイの自宅にて逝去[2]

業績

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江戸時代の日本思想史研究で知られ、同僚のハリー・ハルトゥーニアンやシカゴ大出身のヴィクター・コシュマンなどとこの分野における「シカゴ学派」を形成したことで知られる。

著書

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単著

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  • Hara Kei in the Politics of Compromise, 1905-1915 (Harvard University Press, 1967).
原敬――政治技術の巨匠』(安田志郎訳、読売新聞社〈読売選書〉、1974年)
懐徳堂――18世紀日本の「徳」の諸相』(子安宣邦訳、岩波書店、1992年)
『相互扶助の経済』(五十嵐暁郎監訳・福井昌子訳、みすず書房、2015年)

共著

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編著

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  • Tokugawa Political Writings, (Cambridge University Press, 1998).

共編著

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  • Japanese Thought in the Tokugawa Period, 1600-1868: Methods and Metaphors, co-edited with Irwin Scheiner, (University of Chicago Press, 1978).
  • Conflict in Modern Japanese History: the Neglected Tradition, co-edited with J. Victor Koschmann, (Princeton University Press, 1982).
  • 前田愛神島二郎)『戦後日本の精神史――その再検討』(岩波書店、1988年、新版「岩波モダンクラシックス」、2001年)

脚注

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  1. ^ a b テツオ・ナジタさん死去:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2021年1月22日). 2021年2月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e Tetsuo Najita (1936-2021)” (英語). Association for Asian Studies (2021年1月25日). 2021年2月11日閲覧。