テンダー・グリーン
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『テンダー・グリーン』は、1985年9月20から11月5日[1][2](新人公演:10月15日[3])に宝塚大劇場(東京宝塚劇場公演はない)で上演された舞台作品である。宝塚歌劇団花組[1][2]公演。
形式名は「ミュージカル・プレイ[1][2]」。13場[1][2]。併演作品は『アンドロジェニー』-麗しき乙女たち-[1][2]。
正塚晴彦(作・演出を担当)の宝塚大劇場デビュー作となった[2]。
主題歌「心の翼」が今も歌劇団のイベントなどで歌い継がれている[2]。
ストーリー
[編集]※宝塚歌劇100年史の宝塚大劇場公演[2]を参考にした。
数百年後の地球、戦闘要員として感情を極力抑制するように訓練された新人類のソーンは、森に不時着して大怪我を負う。彼を助けてくれた青年カイトとその妹のメイらは、約200年前に都市文明を捨て、森に移住。人間らしい素朴な暮らしを営んできた一族であった。未来社会に生きる若者が、見知らぬ森に迷い込み、そこで住む人間性豊かな人々によって愛の尊さを知る物語。
スタッフ
[編集]- 作・演出:正塚晴彦[1]
- 作曲・編曲:寺田瀧雄[1]、高橋城[1]
- 音楽指揮:野村陽児[1]
- 振付:司このみ[1]
- 装置:大橋泰弘[1]
- 衣装:任田幾英[1]
- 照明:勝柴次朗[1]
- 小道具:榎本満春[1]
- 効果:林康彦[1]
- 音響監督:松永浩志[1]
- 演出助手:谷正純[1]
- 舞台進行:馬場弘和[1]
- 制作:田中拓助[1]
主な配役
[編集]※「()」は新人公演。不明点は省略。
- ソーン:高汐巴[1](真矢みき[3])
- カイト:大浦みずき[1](友麻夏希[3])
- メイ:秋篠美帆[1](水原環[3])
- カーン:朝香じゅん[1](安寿ミラ[3])
- アズ:あごう沙知[1](大空希望[3])
- フィール:宝純子[1](三矢直生[3])
- エイブル:美野真奈[1](峰丘奈知[3])
- スタウト:瀬川佳英[1](舵一星[3])
- クラウド:なかいおり[1]
- ナーヴ:青柳有紀[1]
- ナーク:但馬久美[1]
- アヌーフ:北小路みほ[1]
主な楽曲
[編集](作詞・正塚晴彦 作曲・高橋城)
備考 ミュージカル・プレイ「テンダー・グリーン/ミュージカル・アドベンチャー」「アンドロジェニー -麗しき乙女たち-」(LPレコード) 昭和60年9月28日・宝塚大劇場(収録)TMP-1096~97
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。