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ディアジーナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ディアジーナ
2009年5月24日 東京競馬場
欧字表記 Dear Geena
品種 サラブレッド
性別
毛色 芦毛
生誕 2006年6月2日
死没 2016年2月26日(10歳没)
登録日 2008年5月15日
抹消日 2010年12月22日
メジロマックイーン
アイネスターキン
母の父 ビショップボブ
生国 日本の旗 日本北海道浦河町
生産者 南部功
馬主 ディアレスト
調教師 田村康仁美浦
競走成績
生涯成績 12戦4勝
獲得賞金 1億4267万1000円
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ディアジーナ日本競走馬である。馬名は冠名女優ジーナ・デイヴィスから。おもな勝鞍は、2009年クイーンカップフローラステークス

経歴

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2歳(2008年)

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デビューは6月28日函館競馬場メイクデビュー函館で3着。2戦目は2着で、3戦目に札幌競馬場で初勝利を挙げる。その後コスモス賞では10着に敗れるが、赤松賞3着、ひいらぎ賞2着の成績で2008年を終える。なお赤松賞より内田博幸主戦騎手をつとめる。

3歳(2009年)

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年明け初戦の菜の花賞を勝利すると、重賞初挑戦のクイーンカップでは2番手から抜け出し、重賞初制覇を飾った。その後調教師馬主との協議で[1]、距離適性などの理由から牝馬クラシックの緒戦の桜花賞をパスし、オークスを最大目標とすることが決定された。続くフラワーカップでは逃げるヴィーヴァヴォドカを交わせず2着に敗れたが、次戦のフローラステークスでは2番人気に推され、レースでは4番手追走から直線で抜け出し2馬身差で勝利。重賞2勝目を挙げた。続く優駿牝馬では3番人気に推されたものの、ブエナビスタの5着に敗れた。その後、初のダート戦となるレパードステークスに出走したが、スタート後に躓き、終始後方のまま14着と殿負けに終わった。

秋競馬は紫苑ステークスを緒戦にする予定だったが、最終追い切り後に左前けい側じん帯を傷めたため、同レースと秋華賞を回避し、放牧に出された。そして放牧から復帰することなく、2010年12月22日付けで競走馬登録を抹消して引退した。引退後は北海道日高町のメイプルファームで繁殖牝馬となる[2]

競走成績

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年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量
[kg]
距離(馬場) タイム
(上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2008 6. 8 函館 2歳新馬 12 07.7(4人) 03着 四位洋文 54 芝1200m(良) 1:10.3 (35.5) -0.2 ディーズハイビガー
7. 5 函館 2歳未勝利 8 02.9(2人) 02着 四位洋文 54 芝1200m(良) 1:11.4 (35.9) -0.3 サクラインプルーブ
8. 16 札幌 2歳未勝利 14 04.3(2人) 01着 四位洋文 54 芝1500m(良) 1:31.0 (35.6) -0.4 (アイディンパワー)
9. 13 札幌 コスモス賞 OP 12 09.6(5人) 10着 藤田伸二 54 芝1800m(良) 1:52.4 (37.6) -1.8 スズカワグナー
11. 16 東京 赤松賞 500万下 11 18.0(6人) 03着 内田博幸 54 芝1600m(良) 1:36.3 (34.5) -0.2 ダノンベルベール
12. 20 中山 ひいらぎ賞 500万下 16 24.5(8人) 02着 内田博幸 54 芝1600m(良) 1:35.5 (35.5) -0.2 メジロチャンプ
2009 1. 24 中山 菜の花賞 500万下 16 02.2(1人) 01着 内田博幸 54 芝1600m(重) 1:37.4 (37.6) -0.5 (エストシャイン)
2. 21 東京 クイーンC GIII 16 13.4(4人) 01着 内田博幸 54 芝1600m(良) 1:35.7 (34.5) -0.0 (ダノンベルベール)
3. 21 中山 フラワーC GIII 16 01.5(1人) 02着 内田博幸 55 芝1800m(良) 1:49.4 (36.1) -0.1 ヴィーヴァヴォドカ
4. 26 東京 フローラS JpnII 18 04.2(2人) 01着 内田博幸 54 芝2000m(良) 2:02.2 (35.8) -0.3 (ワイドサファイア)
5. 24 東京 優駿牝馬 JpnI 17 10.3(3人) 05着 内田博幸 55 芝2400m(良) 2:27.1 (35.5) -1.0 ブエナビスタ
8. 23 新潟 レパードS 重賞 14 16.1(6人) 14着 北村宏司 54 ダ1800m(良) 1:54.4 (41.0) -4.9 トランセンド

繁殖成績

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5頭の仔を産んだが、2016年2月26日に死亡した[3]

産駒一覧

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馬名 生年 毛色 馬主 厩舎 戦績
初仔 ステラグランデ 2012年 芦毛 アドマイヤムーン シルクレーシング

→松岡正二

→酒井孝敏

美浦・田村康仁

佐賀・三小田幸人

笠松・藤田正治

78戦4勝(引退)
2番仔 アレイオブサン 2013年 芦毛 ステイゴールド シルクレーシング 栗東須貝尚介 2戦0勝(引退)
3番仔 ディアマイラブ 2014年 鹿毛 美浦・田村康仁 3戦0勝(引退)
4番仔 ジーナスイート 2015年 芦毛 美浦・青木孝文 22戦1勝(引退)
5番仔 ジーナアイリス 2016年 芦毛 ゴールドアリュール 美浦・田村康仁 6戦1勝(引退)

血統表

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ディアジーナ血統パーソロン系 / 5代までアウトブリード (血統表の出典)

メジロマックイーン
1987 芦毛
父の父
メジロティターン
1978 芦毛
メジロアサマ パーソロン
スヰート
シェリル
Sheryl
スノッブ
Chanel
父の母
メジロオーロラ
1978 栗毛
リマンド
Remand
Alcide
Admonish
メジロアイリス ヒンドスタン
アサマユリ

アイネスターキン
1990 鹿毛
ビショップボブ
Bishop Bob
1983 黒鹿毛
Clever Trick Icecapade
Kankakee Miss
Screen Shot Silent Screen
Ship's Channel
母の母
ジュウジターキン
1980 鹿毛
ハンターコム Derring-Do
Ergina
シャダイターキン ガーサント
ブラックターキン F.No.13-c

3代母は優駿牝馬の勝ち馬。その孫に天皇賞(秋)を勝ったレッツゴーターキンがいる。そのほかの近親にヴァルツァーシャルマーチステークス)など。

脚注

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  1. ^ ディアジーナのローテーションが決まりました!
  2. ^ ディアジーナ号が競走馬登録抹消
  3. ^ ディアジーナ(JPN)”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年5月28日閲覧。

外部リンク

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