コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

デイヴ・ルービン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デイヴ・ルービン
Dave Rubin
2019年9月撮影
生誕 David Joshua Rubin
(1976-06-26) 1976年6月26日(48歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク
住居 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ロサンゼルス
出身校 ニューヨーク州立大学ビンガムトン校
職業 コメディアン、トークショーの司会者、ブロガー、ラジオ/テレビ番組のパーソナリティ、YouTubeクリエイター
活動期間 1998–現在
著名な実績 『ザ・ルービン・レポート』
配偶者
デイヴィッド・ジャネット (結婚 2015年)
テンプレートを表示

デイヴ・ジョシュア・ルービン (1976年6月26日 -) は、アメリカ合衆国の政治コメンテーター、YouTubeクリエイター、トークショーの司会者である。

BlazeTVとYouTubeで配信される『ザ・ルービン・レポート』という政治系トークショーの制作および司会を務めている。この番組は、以前はヤング・タークス・ネットワークやOra TVで配信されていた。『ザ・ベン・アンド・デイヴ・ショウ』と『ザ・シックス・パック』のメイン・パーソナリティの一人でもあった。

ルービンは自分のことを古典的自由主義者だとしているが、一般的には政治的に保守派またはリバタリアンだと見なされることも多い[1][2][3][4][5]

生い立ち

[編集]

1976年6月26日にニューヨークブルックリンで生まれ[6]、「ロングアイランドのかなり世俗的なユダヤ系一家」で育った[7]。思春期をニューヨークのサイオセット地区で過ごし、その後、マンハッタンアッパー・ウエスト・サイドで13年間暮らした[8]

サイオネット高校を1994年に卒業した後、ニューヨーク州ヴェスタルにあるニューヨーク州立大学ビンガムトン校を1998年に卒業。政治学の学位を取得している[9]

コメディ

[編集]
2015年、Politiconにおいて『ザ・ルービン・レポート』を収録中のルービン。

1998年、ニューヨークで、スタンドアップ・コメディやオープン・マイクのイベントに参加して、コメディアンのキャリアをスタートさせた。1999年、ジョン・スチュワートの『ザ・デイリー・ショウ』のインターンとなった[10]

2000年、ニューヨークの「コメディ・セラー」というコメディ・クラブで活動を続けた[11]。その年の後半、「コメディ・セラー」に出演していた他のコメディアンと共に、『ザ・アンチ・ショウ』という名のパブリック・アクセス・テレビ・シリーズを制作した。これはニュース番組をパロディにした内容で、30ロックフェラー・プラザNBCスタジオで密かに撮影された[12]

2002年、ニューヨークで数軒のコメディ・クラブを共同で設立した。「ジョー・フランクリンズ・コメディ・クラブ」やタイムズスクエアの「ザ・コメディ・カンパニー」などである。これらのクラブで、彼は2007年までスタンドアップ・コメディアンとしての活動を継続した[8]

「ホット・ゲイ・コミックス」および「ザ・ベン・アンド・デイヴ・ショウ」というポッドキャストの司会を務めた。これらの番組は、後に here! TV ネットワークでテレビ番組シリーズとして放映された[13]。2009年5月、ポッドキャスト番組のザ・シックス・パックを共同制作し、司会を務めた[14][15]。2011年10月から2012年12月まで、「ザ・シックス・パック」はSirius XMラジオでライブ・トーク番組として放送された[16]。2012年9月初旬、Sirius XMに出演を継続しながら、「ルービン・レポート」という名前の独自のYouTubeアカウントを作成した。

政治に関する発言

[編集]

自身を古典的自由主義者だとしているが、これは基本的に保守主義または リバタリアニズムにつながるものだとも発言している[1][2][3][4][5]。同性婚、刑事司法の改革、マリワナの合法化、社会的セーフティ・ネット、公的資金による教育制度、条件付きの中絶に賛成していることから、自身はリベラルであると考えている。2017年、保守系YouTubeチャンネルであるPragerUの動画に出演し、「私が左翼をやめた理由」について説明した。インテレクチュアル・ダーク・ウェブのメンバーであると考えられている[17]

ポール・ジョゼフ・ワトソン極右パーソナリティのローレン・サザンステファン・モリニューナショナリストトミー・ロビンソンなどの物議を醸すオルタナ右翼または極右と見られる人物に対して、影響力のあるプラットフォームを提供したという批判がある[18][19]

ザ・ルービン・レポート

[編集]

2013年1月、ザ・ヤング・タークス・ネットワークに参加し、『ザ・ルービン・レポート』という番組の司会を始めた。それに伴い、ニューヨークからロサンゼルスへと住居を移した[20][21]。2015年3月1日、メディア会社のRYOTに移籍することがザ・ヤング・タークスのYouTubeチャンネルで発表された。その後、ラリー・キングOra TVと契約を結び、2015年9月9日からこの番組の配信を開始した[22]。2016年には、独立して『ザ・ルービン・レポート』を運営するためにOra TVを離れた[18]。2019年5月には、YouTubeチャンネルとしての『ザ・ルービン・レポート』の総視聴回数は2億回に達した[23][リンク切れ]。2019年、番組はBlazeTVでも視聴可能になった。これは、グレン・ベックが運営する保守系サブスクリプション動画サービスである[24]

『ザ・ルービン・レポート』は、コーク一族の基金が出資する組織の1つである、リバタリアン系のインスティチュート・フォー・ヒューマン・スタディーズと関係があり、同団体は同番組のエピソードを毎月一回賛助している[25][17][26]

私生活

[編集]

2006年にゲイであることをカミングアウトした。これを彼自身にとって「決定的な瞬間」だったと振り返っている[27][28]。2014年12月、プロデューサーのデイヴィッド・ジャネットと婚約し[29]、2015年8月27日に結婚した[30]不可知論者[31]、または無神論者[32]であると話したこともあったが、現在は無神論者であることを否定している[33]

出典

[編集]
  1. ^ a b “YouTube tested, Trump approved: How Candace Owens suddenly became the loudest voice on the far right” (英語). NBC News. https://www.nbcnews.com/news/us-news/youtube-tested-trump-approved-how-candace-owens-suddenly-became-loudest-n885166 December 4, 2018閲覧。 
  2. ^ a b Roettgers, Janko (September 18, 2018). “How YouTube’s Far Right Is Using Classic Influencer Tactics to Promote Its Views” (英語). Variety. https://variety.com/2018/digital/news/youtube-far-right-influencers-1202946918/ December 4, 2018閲覧。 
  3. ^ a b Why the 'Classical Liberal' is Making a Comeback”. Politico. December 4, 2018閲覧。
  4. ^ a b Bowles, Nellie (December 24, 2018). “Patreon Bars Anti-Feminist for Racist Speech, Inciting Revolt” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2018/12/24/technology/patreon-hate-speech-bans.html April 7, 2019閲覧。 
  5. ^ a b “The forever war of PewDiePie, YouTube’s biggest creator”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/technology/2018/12/20/forever-war-pewdiepie-youtubes-biggest-creator/ 
  6. ^ bio_inc”. Blogspot. October 21, 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。August 1, 2011閲覧。
  7. ^ Rosen, Armin (June 20, 2016). "Dave Rubin, the Voice of Liberals Who Were Mugged by Progressives". Tablet. Retrieved: May 12, 2018.
  8. ^ a b Josh Abraham. “Dave Rubin, Comedian”. Gothamist. January 18, 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。July 12, 2005閲覧。
  9. ^ Binghamton university listed as "David J. Rubin"”. Harpur.binghamton.edu. August 13, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。December 4, 2013閲覧。
  10. ^ “Check out @NightlyShow Tonight.”. Twitter. https://twitter.com/rubinreport/status/606637930799579136 June 4, 2015閲覧。 
  11. ^ Awl Sponsors. “Funny Guy Dave Rubin Answers Our Questions”. The Awl. March 10, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。December 6, 2012閲覧。
  12. ^ Jason Gay (November 25, 2002). “NBC's Top-Secret Show”. New York Observer. November 25, 2002閲覧。
  13. ^ Wheat, Alynda (March 14, 2008). “What to Watch”. Entertainment Weekly 
  14. ^ Paul Hagen. “The Six Pack”. Metrosource. August 1, 2011閲覧。
  15. ^ Brent Hartinger. “Interview: The Six Pack”. The Backlot. June 28, 2011閲覧。
  16. ^ The Six Pack”. The Huffington Post. October 5, 2012閲覧。
  17. ^ a b Holt, Kristoffer (2019). Right-Wing Alternative Media. Routledge 
  18. ^ a b Fisher, Anthony L. (May 18, 2018). “Free-Speech True Believer Dave Rubin, the Top Talker of the ‘Intellectual Dark Web,’ Doesn’t Want to Talk About His Own Ideas” (英語). The Daily Beast. May 4, 2019閲覧。
  19. ^ How Free Speech Warriors Mainstreamed White Supremacists”. GQ. August 23, 2019閲覧。
  20. ^ Jeff Klima. “The Young Turks Add Dave Rubin & Cara Santa Maria To Their Network”. New Media Rockstars. June 17, 2013閲覧。
  21. ^ Paul Hagen. “Post-Six”. Metrosource. October 5, 2012閲覧。
  22. ^ Beatrice Verhoeven (July 24, 2015). “Dave Rubin's 'Rubin Report' Joins Larry King's Ora TV (Exclusive)”. The Wrap. July 24, 2015閲覧。
  23. ^ How Dave Rubin 'Left the Left' And Built a Huge YouTube Channel” (英語). WrapPRO (May 23, 2019). May 30, 2019閲覧。
  24. ^ Ellefson, Lindsey (2019年9月4日). “Conservative YouTuber Dave Rubin Signs Deal With BlazeTV” (英語). TheWrap. 2019年10月11日閲覧。
  25. ^ Can Dave Rubin Save the Political Talk Show?” (英語). www.playboy.com. May 4, 2019閲覧。
  26. ^ Lewis, Rebecca (2018). Alternative Influence: Broadcasting the Reactionary Right on YouTube (PDF) (Report). Data & Society Research Institute. p. 16. In 2016, he established a partnership with Learn Liberty, an initiative housed in the Institute for Humane Studies (IHS) at George Mason University. The IHS is heavily funded by the billionaire Koch family and is chaired by Charles Koch; its specific aim is to 'cultivate and subsidize a farm team of the next generation's libertarian scholars.'
  27. ^ Funny Guy Dave Rubin Answers Our Questions”. The Awl. March 10, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。December 6, 2012閲覧。
  28. ^ “Dave Rubin: Coming Out As Gay Was My 'Defining Moment'”. Huffington Post. (December 29, 2013). https://www.huffpost.com/entry/dave-rubin-coming-out_n_4515895 September 8, 2017閲覧。 
  29. ^ “'Rubin Report' Host Reveals Some Very Big News”. Huffington Post. (December 23, 2014). https://www.huffpost.com/entry/dave-rubin-david-janet-engaged_n_6374254 
  30. ^ “Oh, we got married the other day. No Biggie.”. Twitter. https://twitter.com/rubinreport/status/638780577609568256 December 23, 2014閲覧。 
  31. ^ LIVE: Dave is Back from 30 Days with No News, Internet, or Phone! Time stamp; 52:12 – 55:57, 58:18 -59:25
  32. ^ Critical Thinking, Atheism, and Faith Time stamp; 12:38 – 13:05
  33. ^ (英語) Dave Rubin: I’m no longer an atheist (and Jordan Peterson helped), https://www.youtube.com/watch?v=7mG6YIA54jc 2020年2月5日閲覧。 

外部リンク

[編集]