デズモンド・チャイルド
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デズモンド・チャイルド(Desmond Child、1953年10月28日 - )は、アメリカ合衆国の作詞家・作曲家、ミュージシャン、音楽プロデューサー。本名、ジョン・チャールズ・バレット(John Charles Barret)。
経歴
[編集]1953年10月、フロリダ州ゲインズビルにてキューバ系の家系で生まれる。幼少時代はマイアミ、ポンセを経てプエルトリコで育つ。この時、母親にピアノを教わったのを機に、音楽活動に関心を持ち始め、高校時代には友人と共にバンドを結成する。その後は、地元・マイアミの大学に進学し、ミリアム・ヴァイル、マリア・ヴィダル、ダイアナ・グラッセリらの友人と共にデスモンド・チャイルド&ルージュを結成する。1978年には、レコード・デビューを果たすが、2枚ほどアルバムを発表した後、バンドは解散する。
以降はキッスとの活動を皮切りに、作詞・作曲活動に専念し、様々なミュージシャン、アーティスト、バンドに、楽曲を提供し、ヒット作を生み出している。また、現在でも時折、ミュージシャンの活動を行っており、1991年には自身の名義でアルバム「en:Discipline (Desmond Child album)」をリリースし、リッチー・サンボラやダイアン・ウォーレンらが参加。
同性愛者であり、テネシー州ナッシュビルにて、彼のパートナーに当たるカーティス・ショウと、養子である双子の男児と共に暮らしている。
手掛けたアーティスト、代表曲
[編集]- ボン・ジョヴィ - 「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」、「禁じられた愛」(『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』)
- エアロスミス - 「デュード」、「エンジェル」(『パーマネント・ヴァケーション』)、「ホワット・イット・テイクス」(『パンプ』)、「フレッシュ」、「クレイジー」(『ゲット・ア・グリップ』)、「ホール・イン・マイ・ソウル」(『ナイン・ライヴズ』)、「アナザー・ラスト・グッドバイ」(『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』)
- キッス - 「ラヴィン・ユー・ベイビー」(『地獄からの脱出』(1979年))、「ヘヴンズ・オン・ファイアー」
- アリス・クーパー - 「ポイズン」(『トラッシュ』(1989年))
- リッキー・マーティン - 「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」
- ザ・ラスマス - 「Jezebel」(2022年ユーロビジョン・ソング・コンテストのフィンランド代表曲)[1]
- ボニー・タイラー
- ミート・ローフ
- シェール - デズモンド・チャイルドの"Love on a Rooftop"をカバー。
- ラット
- スコーピオンズ
- ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ
- ジェシー・マッカートニー
- セバスチャン・バック
- ケイティ・ペリー
- トキオ・ホテル
- マーガレット・チョー
- ポール・スタンレー
- エース・フレイリー
- シカゴ
- ロニー・スペクター - デズモンド・チャイルドの"Love on a Rooftop"をカバー。
- ロビー・ウィリアムズ
脚注
[編集]- ^ “The Rasmus - Finland - Turin 2022” (英語). Eurovision.tv. 2022年5月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式サイト(英語)
- Desmond Child - IMDb
- Songwriting Tips From The Man Who Penned Over 70 Top 40 Hits - 音声インタビュー(英語)
- 80’s雑学~ボン・ジョヴィ - 80年代洋楽 - THAT’s談THE・80s - archive.today(2013年6月27日アーカイブ分) - ファンによる解説あり。
- JFN『BIG SPECIAL』:デズモンド・チャイルド特集 Sweetheart Of The Radio