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デブラ・ウィンガー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デブラ・ウィンガー
Debra Winger
Debra Winger
スタジオ・ポートレート(1984年)
本名 Mary Debra Winger
生年月日 (1955-05-16) 1955年5月16日(69歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランドハイツ
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1976年 -
配偶者 ティモシー・ハットン (1986年 - 90年)
アーリス・ハワード (1996年 - )
主な作品
愛と青春の旅だち
愛と追憶の日々
永遠の愛に生きて
デブラ・ウィンガーを探して
受賞
東京国際映画祭
女優賞
1993年欲望
全米映画批評家協会賞
主演女優賞
1983年愛と追憶の日々
その他の賞
ハリウッド名声の歩道
映画産業への貢献、映画・演劇業界への業績に対して
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デブラ・ウィンガー(Debra Winger, 1955年5月16日 - )は、アメリカ合衆国女優である。

来歴

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デブラ・ウィンガー(本名:Mary Debra Winger)はオハイオ州クリーブランドハイツのユダヤ人家庭に生まれた。15歳で高校を卒業したのち、16歳で単身イスラエルに渡り、数か月の間キブツで過ごす[1][2]。帰国後、ウィンガーは交通事故に遭い、その結果10ヶ月間、脳出血により左半身は麻痺し、意識は戻らなかった。当初ウィンガーは二度と回復しないと宣告された。彼女は闘病生活の中で人生について考えるうちに、もしも回復したら、カリフォルニア州に移って女優になろうと決心した[3]

ウィンガーが最初に得た役は、1977年の米テレビドラマ『ワンダーウーマン』のヒロイン、ダイアナ・プリンスの妹で、ワンダーガールであるドルシラ。最初の主演作は、1980年にジョン・トラボルタと共演した『アーバン・カウボーイ』だった。ウィンガーはこの作品で英国アカデミー賞にノミネートされた。

1982年には『キャナリー・ロウ』でニック・ノルティと共演。また同年、リチャード・ギアと主演した『愛と青春の旅立ち』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。1986年には、『夜霧のマンハッタン』でロバート・レッドフォードダリル・ハンナと共演した。『ET』では、デジタル加工されたウィンガーの声が使われているが、映画にクレジットはされていない。1993年の『永遠の愛に生きて』の演技で、ウィンガーは二度目の英国アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

1995年、ウィンガーは映画界から離れた。2001年に、彼女の夫アーリス・ハワードが脚本を書き、監督をした『Big Bad Love』で映画に復帰をする。この映画は、彼女のプロデューサーとしてのデビューにもなった。[4]

2002年公開のロザンナ・アークエット監督・脚本・出演のドキュメンタリー映画『デブラ・ウィンガーを探して』が批評家の絶賛を浴びた。2005年のテレビ映画『コロンバインの空に コロンバイン高校事件を乗り越えて』はエミー賞にノミネートされ、ウィンガーの女優復帰を改めて印象づけた。

2012年にはブロードウェイ・デビューを果たしたが、不評で早くに閉幕することとなった[5]

私生活

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ウィンガーは1986年から1990年まで、俳優のティモシー・ハットンと結婚していた[6][7]アラン・ルドルフ監督の『メイド・イン・ヘブン』で共演。主演はハットンで、ウィンガーは男装のカメオ出演であった。二人の間には1987年に産まれた息子のノア・ハットンがいる。1996年に映画監督で俳優のアーリス・ハワードと再婚[6][7]、1997年に息子が生まれ、現在に至る。

愛と追憶の日々』をネブラスカ州リンカーンで撮影していた時、ウィンガーは元上院議員(ネブラスカ州選出)のボブ・ケリーとデートしていた[8]

アカデミー賞のノミネート歴

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出演作

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1976 恋のスランバー・パーティ
Slumber Party '57
デビー
1978 リトル・ランナー
Special Olympics
シェリー テレビ映画
イッツ・フライデー
Thank God It's Friday
ジェニファー
1979 フレンチグラフィティ
French Postcards
メラニー
1980 アーバン・カウボーイ
Urban Cowboy
シシー
1982 吹きだまりの町
Cannery Row
スージー
愛と青春の旅だち
An Officer and a Gentleman
ポーラ・ポクリフキ
1983 愛と追憶の日々
Terms of Endearment
エマ
1984 マイクス・マーダー
Mike's Murder
ベティ・パリッシュ
1986 夜霧のマンハッタン
Legal Eagles
ローラ・ケリー
1987 ブラック・ウィドー
Black Widow
アレックス・バーンズ
メイド・イン・ヘブン
Made in Heaven
エメット
1988 背信の日々
Betrayed
キャサリン・ウィーヴァー
1990 もうひとつのラブストーリー
Everybody Wins
アンジェラ
シェルタリング・スカイ
The Sheltering Sky
キット
1992 奇跡を呼ぶ男
Leap of Faith
ジェーン・ラーソン
1993 ワイルダー・ナパーム
Wilder Napalm
ヴィダ 別題『ファイヤー・ブラザーズ 史上最大の兄弟ゲンカ』
欲望
A Dangerous Woman
マーサ・ホーガン
永遠の愛に生きて
Shadowlands
ジョイ・グレシャム
1995 彼と彼女の第2章
Forget Paris
エレン・アンダース・ゴードン
2002 デブラ・ウィンガーを探して
Searching for Debra Winger
本人 ドキュメンタリー映画
2003 僕はラジオ
Radio
リンダ
2005 コロンバインの空に コロンバイン高校事件を乗り越えて
Dawn Anna
ドーン・アンナ・タウンゼント テレビ映画
ルワンダ流血の4月
Sometimes in April
プルーデンス テレビ映画
2008 レイチェルの結婚
Rachel Getting Married
アビー
2010 ロー&オーダー
Law & Order
テレビシリーズ、エピソード: Boy on Fire
In Treatment フランシス テレビシリーズ、7エピソードに出演
2012 29歳からの恋とセックス
Lola Versus
ロビン
2014 ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声
Boychoir
ミス・スティール
2018 パトリオット
Patriot
  テレビシリーズ
2020 さよなら、私のロンリー
Kajillionaire
テレサ・ダイン

脚注

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外部リンク

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