ツールマレー峠
ツールマレー峠 (トゥルマレ峠) Col du Tourmalet | |
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所在地 | フランス・オート=ピレネー県 |
座標 | 北緯42度54分29秒 東経0度8分46秒 / 北緯42.90806度 東経0.14611度座標: 北緯42度54分29秒 東経0度8分46秒 / 北緯42.90806度 東経0.14611度 |
標高 | 2,115 m |
山系 | ピレネー山脈 |
プロジェクト 地形 |
ツールマレー峠(つーるまれーとうげ、フランス語: Col du Tourmalet)は、フランス南部のオート=ピレネー県に位置する、標高2115m地点にあたる峠の名称。近時は原語発音に近いトゥルマレ峠[1]もしくはトゥールマレー峠と表記されることもある。
ピレネー山脈のほぼ中央部、ピック・ドゥ・ミディ・デュ・ビゴール山のすぐ南側に位置する。峠の東側はなだらかな斜面であり、この一帯はラ・モンジーのスキーリゾートを成している。峠の西側にはガヴァルニー渓谷が広がる。
峠の西側に位置するリュス=サン=ソヴァールを始点とした場合、水平距離にして19kmの地点であり、標高差は1404m、平均7.4%、最大10.2%の勾配がある。また東側に位置するサント=マリー・ド・カンパンを始点とした場合、水平距離にして17.2kmの地点であり、標高差は1268m、平均7.4%、最大10%の勾配がある。
峠からはピック・ドゥ・ミディ山頂まで未舗装路が延びている(一般車は通行止め)。
ツール・ド・フランス
[編集]当峠は、ツール・ド・フランスのピレネー山脈越えステージにおいて、ほぼ毎年登場する定番の難所として知られる。最初にコースとして組み入れられたのは1910年で、同年の総合優勝者である、オクタヴ・ラピーズが最初に当峠を通過した。2013年の第100回大会までに78回登場している。
また、ブエルタ・ア・エスパーニャにおいても、コースに組み入れられたことが何度かある。
当峠には、1936年から1987年までツール・ド・フランスのレース運営者を務めたジャック・ゴデの銅像があり、またオクタヴ・ラピーズの記念碑もある(右上画像の自転車に乗った人の像[1])。また、この峠を首位で通過した選手には「ジャック・ゴデ記念賞」として5000ユーロのボーナス賞金が与えられる。
2010年のツール・ド・フランスでは、当峠通過100周年を記念し、第16ステージ及び、ゴール地点として設けられた第17ステージと、2回組み入れられている。
歴代首位通過者
[編集]- 1947年以降
当峠がゴール地点だった年度
[編集]年 | ステージ | カテゴリー | 区間優勝 | 総合首位 |
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2019 | 14 | HC | ティボー・ピノ | ジュリアン・アラフィリップ |
2010 | 17 | HC | アンディ・シュレク | アンディ・シュレク |
1974 | 17 | 1 | ジャンピエール・ダンギローム | エディ・メルクス |
脚注
[編集]- ^ a b BSベストスポーツ2012年7月7日放送
- ^ クレンブテロール陽性反応検出により剥奪