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トピカ (カンザス州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トピカ
Topeka
トピカの旗
愛称: 
T-Town, Top City
カンザス州内の位置
カンザス州内の位置
トピカ (カンザス州)の位置(アメリカ合衆国内)
トピカ (カンザス州)
カンザス州内の位置
トピカ (カンザス州)の位置(カンザス州内)
トピカ (カンザス州)
トピカ (カンザス州) (カンザス州)
北緯39度3分21秒 西経95度41分22秒 / 北緯39.05583度 西経95.68944度 / 39.05583; -95.68944
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カンザス州
ショーニー郡
設立 1854年12月5日
政府
 • 市長 マイク・パディーラ民主党[1]
 • 市マネージャー ビル・コクラン[2]
面積
 • 合計 57.0 mi2 (147.6 km2)
 • 陸地 56.0 mi2 (145.1 km2)
 • 水域 1.0 mi2 (2.5 km2)
標高
945 ft (288 m)
人口
(2020年)[3]
 • 合計 126,587人
等時帯 UTC-6 (中部標準時)
 • 夏時間 UTC-5 (中部夏時間)
市外局番 785
FIPS code 20-71000
GNIS feature ID 0485477
ウェブサイト www.topeka.org
カンザス州議会

トピカTopeka)は、アメリカ合衆国カンザス州の州都。人口は12万6587人(2020年)で、州第5の都市である。カンザス川沿いに位置する。5にまたがる都市圏の人口は23万2594人(2010年)である。カンザスシティから西へ約100 km、ウィチタ市から北東へ約220 km に位置する。カンザス大学の所在地ローレンス市からは西へ約40 km、カンザス州立大学の所在地マンハッタン市からは東へ約80 km ほどである。

アメリカ海軍の歴代艦艇のうち、同市にちなんでトピカ(USS Topeka)と名付けられた艦が3隻ある(PG-35(英語版)CL-67/CLG-8SSN-754の3隻)。

トピカという市名は、ネイティブ・アメリカンカンサ族アイオワ族の言葉で「ジャガイモ」もしくは「ジャガイモ栽培に適した土地」という意味である、と伝えられている。

歴史

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1840年代ネイティブ・アメリカンの3姉妹がオレゴン・トレイルと呼ばれる東西交通路の途中、カンザスシティの西60マイルの地点で渡し船を始めた。その一帯が今日トピカと呼ばれる都市の基になった。1854年にトピカは自由州の町として整備された。時を蒸気船の港ができ、商業都市として発展していった。1857年のカンザス・ネブラスカ条約により市に昇格。1861年カンザス州連邦34番目の州に昇格し、トピカは州都に定められた。

南北戦争中に一時的に成長が止まったものの、戦後トピカは再び成長を始めた。1878年アッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道が開通。1890年代に人口を倍増させた。

オリヴァー・L・ブラウン英語版らがトピカ市教育局を相手取り、公立学校における人種隔離撤廃を求めて裁判を起こした。1954年に連邦裁判所の判決で原告が勝訴した(ブラウン対教育委員会裁判)。舞台となった小学校は現在は国の史跡になっている(後述)。その後も人種差別は続いたが、1980年代後半に市民らが立ち上がり、さらに組織的な人種差別撤廃運動が起こった。

1966年6月8日、トピカは藤田スケールで上から2番目であるカテゴリーF5の竜巻に見まわれた。竜巻はダウンタウンを直撃し、1億ドルに及ぶ損害をもたらした。

地理

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トピカは、北緯39度3分21秒 西経95度41分22秒 / 北緯39.05583度 西経95.68944度 / 39.05583; -95.68944(39.039200, -95.689508)[4]に位置している。

アメリカ合衆国統計局によると、トピカ市は総面積147.6km2(57.0 mi2)である。このうち145.1 km2(56.0 mi2)が陸地で2.5 km2(1.0 mi2)が水域である。総面積の1.70%が水域となっている。

交通

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トピカには玄関口となる規模の大きな空港がない。そのため、カンザスシティ国際空港を利用し、自動車でトピカを目指すのが一般的である(所要約1時間 - 1時間半)。

トピカは大陸を東西に横断する州間高速道路 I-70 が通っている。西はデンバーへ、さらにユタ州内で I-15 に合流してソルトレイクシティラスベガスサンディエゴへと続いている。東へはカンザスシティセントルイスインディアナポリスコロンバスピッツバーグを経てワシントンD.C.へと至る。また、トピカを起点とする I-335 は I-35 の支線で、南にウィチタオクラホマシティダラスフォートワースオースティンサンアントニオなどの都市へと通じている。

ダウンタウンにアムトラックの駅があり、BNSF鉄道経由でロサンゼルスシカゴを結ぶ長距離列車サウスウェスト・チーフ号がトピカに停車する。

グレイハウンドバスターミナルもダウンタウンにあり、セントルイスデンバーカンザスシティウィチタオクラホマシティダラスを結ぶバスがトピカに停車する。

名所

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人口動勢

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トピカ市
年代ごとの人口
1860年 759人
1870年 5,790人
1880年 15,452人
1890年 31,007人
1900年 33,608人
1910年 43,684人
1920年 50,022人
1930年 64,120人
1940年 67,833人
1950年 78,791人
1960年 119,484人
1970年 125,011人
1980年 115,266人
1990年 119,883人
2000年 122,377人
2010年 127,473人
2020年 126,587人

以下は2000年の国勢調査における人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 122,377人
  • 世帯数: 52,190世帯
  • 家族数: 30,687家族
  • 人口密度: 843.6人/km2(2,185.0人/mi2
  • 住居数: 56,435軒
  • 住居密度: 389.0軒/km2(1,007.6軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 24.3%
  • 18 - 24歳: 9.9%
  • 25 - 44歳: 28.9%
  • 45 - 64歳: 21.9%
  • 65歳以上: 15.1%
  • 年齢中央値: 36歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 92.4
    • 18歳以上: 88.4

期間限定の市名変更

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1998年8月27日(8月28日とする資料もある)に、ポケットモンスター(ポケモン)のピカチュウのプロモーションイベントとして1日だけ名前がトピカチュウTopikachu)に変更され、ポケモンのおもちゃが配布されたり、パレードなどが行われたりした。2018年10月27日ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイのプロモーションイベントのため1日だけ「トピカチュウ」が復活した[5][6]

2010年3月には、1ヶ月間限定で市名をグーグルGoogle, Kansas, the capital city of fiber optics)に変更。トピカはグーグル社が実施を予定している超高速ブロードバンド構築プロジェクトGoogle Fiberのテスト地域に立候補しており、誘致実現をアピールした変更である[7]。これにちなみ、4月1日のエイプリルフールには1日限定でアメリカ版グーグルのタイトルロゴが「Topeka」に変化した[8]

外部リンク

[編集]

脚注

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  1. ^ Mayor - City of Topeka”. www.topeka.org. 2018年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ2018年1月22日閲覧。
  2. ^ City of Topeka - Office of the City Manager”. 2 March 2013時点のオリジナルよりアーカイブ26 November 2012閲覧。
  3. ^ Quickfacts.census.gov”. 20 Nov 2023閲覧。
  4. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990, United States Census Bureau, (2011-02-12), http://www.census.gov/geo/www/gazetteer/gazette.html 2011年4月23日閲覧。 
  5. ^ Topeka renamed "ToPikachu" for second time in 20 years”. Wibw.com (2018年10月24日). 2023年2月19日閲覧。
  6. ^ Cidade vai mudar de nome para “ToPikachu” em homenagem a Pokémon”. jovernerd.com (2018年10月24日). 2023年2月19日閲覧。
  7. ^ “米カンザス州の州都が「グーグル」に、1か月間の期間限定”. フランス通信社. (2010年3月3日). https://www.afpbb.com/articles/-/2704897?pid=5435212 2010年3月3日閲覧。 
  8. ^ “Google改め「Topeka」に──米Googleが社名変更に踏み切ったワケとは?”. マイコミジャーナル. (2010年4月1日). https://news.mynavi.jp/techplus/article/20100401-a065/ 2010年12月24日閲覧。