トマス・H・クック
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トマス・H・クック (Thomas H. Cook) | |
---|---|
誕生 |
1947年9月19日(77歳) アラバマ州デカルブ郡 |
職業 | 作家 |
言語 | 英語 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
最終学歴 |
ニューヨーク市立大学ハンター校 コロンビア大学 |
活動期間 | 1980年 - |
ジャンル | ミステリ、サスペンス |
代表作 | 『緋色の記憶』 |
主な受賞歴 |
エドガー賞 長編賞 1997年 緋色の記憶 |
デビュー作 | 『鹿の死んだ夜』 |
ウィキポータル 文学 |
トマス・H・クック(Thomas H. Cook、1947年9月19日 - )は、アメリカ合衆国の小説家。アラバマ州デカルブ郡フォート・ペイン出身。ケープコッド在住。
経歴
[編集]ジョージア州立大学で学士の単位を取得。1972年、ニューヨーク市立大学ハンター校にてアメリカの歴史を学び修士号を取得、1976年、コロンビア大学にて博士号を取得。
1978年から1980年にかけて、デカルブ郡のコミュニティ・カレッジで国語と歴史を教えていた。また、1978年から1982年には雑誌「アトランタ」のブックレビューを担当する編集者として働いていた。
1980年、大学院生だった頃、『鹿の死んだ夜』でデビューし、専業作家となる。
作品リスト
[編集]# | 邦題 | 原題 | 出版年 |
出版年 |
訳者 | 出版社 |
備考 |
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1 | 鹿の死んだ夜 | Blood Innocents | 1980年 | 1994年 | 染田屋茂 | 文藝春秋 | |
2 | The Orchids | 1982年 | |||||
3 | 神の街の殺人 | Tabernacle | 1983年 | 1994年 | 染田屋茂 | 文藝春秋 | |
4 | Elena | 1986年 | |||||
5 | だれも知らない女 | Sacrificial Ground | 1988年 | 1990年 | 丸本聰明 | 文藝春秋 | フランク・クレモンズ三部作の第一作 |
6 | 過去を失くした女 | Flesh and Blood | 1989年 | 1991年 | 染田屋茂 | 文藝春秋 | フランク・クレモンズ三部作の第二作 |
7 | 熱い街で死んだ少女 | Streets of Fire | 1989年 | 1992年 | 田中靖 | 文藝春秋 | |
8 | 夜 訪ねてきた女 | Night Secrets | 1990年 | 1993年 | 染田屋茂 | 文藝春秋 | フランク・クレモンズ三部作の第三作 |
9 | The City When It Rains | 1991年 | |||||
10 | 闇をつかむ男 | Evidence of Blood | 1991年 | 1997年 | 佐藤和彦 | 文藝春秋 | |
11 | 死の記憶 | Mortal Memory | 1993年 | 1999年 | 佐藤和彦 | 文藝春秋 | |
12 | 夏草の記憶 | Breakheart Hill | 1995年 | 1999年 | 芹澤恵 | 文藝春秋 | |
13 | 緋色の記憶 | The Chatham School Affair | 1996年 | 1998年 | 鴻巣友季子 | 文藝春秋 | エドガー賞 長編賞受賞 |
14 | 夜の記憶 | Instruments of Night | 1998年 | 2000年 | 村松潔 | 文藝春秋 | |
15 | 心の砕ける音 | Places in the Dark | 2000年 | 2001年 | 村松潔 | 文藝春秋 | |
16 | 闇に問いかける男 | Interrogation | 2002年 | 2003年 | 村松潔 | 文藝春秋 | |
17 | テイクン | Taken | 2002年 | 2003年 | 富永和子 | 竹書房 | テレビドラマ「TAKEN」のノベライズ |
18 | Moon Over Manhattan | 2002年 | ラリー・キングとの共著 | ||||
19 | 孤独な鳥がうたうとき | Peril | 2004年 | 2005年 | 村松潔 | 文藝春秋 | |
20 | 蜘蛛の巣のなかへ | Into the Web | 2004年 | 2005年 | 村松潔 | 文藝春秋 | |
21 | 緋色の迷宮 | Red Leaves | 2005年 | 2006年 | 村松潔 | 文藝春秋 | |
22 | 石のささやき | The Murmur of Stones | 2006年 | 2007年 | 村松潔 | 文藝春秋 | |
23 | 沼地の記憶 | Master of the Delta | 2008年 | 2010年 | 村松潔 | 文藝春秋 | |
24 | The Best American Crime Reporting 2008 | 2008年 | ジョナサン・ケラーマン、オットー・ペンズラーとの共著 | ||||
25 | キャサリン・カーの終わりなき旅 | The Fate of Katherine Carr | 2009年 | 2013年 | 駒月雅子 | 早川書房 | |
26 | ローラ・フェイとの最後の会話 | The Last Talk with Lola Faye | 2010年 | 2011年 | 村松潔 | 早川書房 | |
27 | The Quest for Anna Klein | 2011年 | |||||
28 | ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 | The Crime of Julian Wells | 2012年 | 2014年 | 駒月雅子 | 早川書房 | |
29 | サンドリーヌ裁判 | Sandrine's Case | 2013年 | 2015年 | 村松潔 | 早川書房 |
日本での評価(ランキング等)
[編集]- 週刊文春ミステリーベスト10 海外編
- 『だれも知らない女』 1990年 第9位
- 『熱い街で死んだ少女』 1992年 第7位
- 『緋色の記憶』 1998年 第1位
- 『死の記憶』 1999年 第3位
- 『夏草の記憶』 1999年 第5位
- 『夜の記憶』 2000年 第2位
- 『闇に問いかける男』 2003年 第8位
- 『蜘蛛の巣のなかへ』 2005年 第10位
- 『緋色の迷宮』 2006年 第6位
- 『石のささやき』 2007年 第3位
- 『沼地の記憶』 2010年 第6位
- このミステリーがすごい! 海外編
- 『過去を失くした女』 1992年 第2位
- 『熱い街で死んだ少女』 1993年 第3位
- 『緋色の記憶』 1999年 第2位
- 『夏草の記憶』 2000年 第3位
- 『死の記憶』 2000年 第7位
- 『夜の記憶』 2001年 第7位
- 『心の砕ける音』 2002年 第5位
映像化作品
[編集]- 緋色の記憶〜美しき記憶の秘密〜 - 「緋色の記憶」を原作とした日本のテレビドラマ。
- 心の砕ける音〜運命の女〜 - 「心の砕ける音」を原作とした日本のテレビドラマ。ドラマWでドラマ化。