ドブリチ州
ドブリチ州 Област Добрич | |||
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国 | ブルガリア | ||
州都 | ドブリチ | ||
基礎自治体 | 8 | ||
政府 | |||
• 州知事 | Zhelyazko Zhelyazkov | ||
面積 | |||
• 合計 | 4,719.71 km2 | ||
標高 | 172 m | ||
人口 (2022年12月)[2] | |||
• 合計 | 147,208人 | ||
• 密度 | 31人/km2 | ||
等時帯 | UTC+2 (EET) | ||
• 夏時間 | UTC+3 (EEST) | ||
ナンバープレート | TX | ||
ウェブサイト |
dobrich |
ドブリチ州(ドブリチしゅう、ブルガリア語: Област Добрич, ラテン文字転写: Oblast Dobrich、トルコ語: Dobriç ili、ルーマニア語: Regiunea Dobrici)は、ブルガリア北東部、南ドブロジャ地方に位置する州。州都はドブリチ。
基礎自治体
[編集]ドブリチ州には8つの基礎自治体がある。
- バルチク(Балчик、Balchik)
- ゲネラル・トシェヴォ(Генерал-Тошево、General Toshevo)
- カヴァルナ(Каварна、Kavarna)
- クルシャリ(Крушари、Krushari)
- シャブラ(Шабла、Shabla)
- テルヴェル(Тервел、Tervel)
- ドブリチカ(Община Добричка、Obshtina Dobrichka)- ドブリチを含まない。
- ドブリチ(Община Добрич、Obshtina Dobrich) - 州都。
地理
[編集]ドナウ川河口のドナウ・デルタに程近いが、ドナウ川には面していない。北はルーマニア領のコンスタンツァ県であり、西にシリストラ州、南はシュメン州およびヴァルナ州に接し、東は黒海である。全体的に標高は低く、黒海岸には平原が広がっている。
歴史
[編集]第一次ブルガリア帝国発祥の地。ドブリチには同国を建国した皇帝、アスパルフ・ハーンの像がたっている。1913年、第二次バルカン戦争によってルーマニアに編入されたが、1940年のクラヨヴァ協定によってブルガリア領に復した。ルーマニア統治時代に同国のマリア王妃によって立てられた夏の離宮、バルチク宮殿が残されている。ルーマニア統治時代、この地方はカリアクラ県(Judeţul Caliacra)と呼ばれた。
人口動態
[編集]2001年現在、ドブリチ州には215,217 人が居住しており、そのうち76.3% はブルガリア人、13.1%はトルコ人、8.7%はロマであるとしている[3]。トルコ語を母語とする者は人口の15.4%にのぼる。トルコ人のうちの少数はガガウズ人であると見られる。
観光
[編集]ドブリチ州は他の黒海沿岸部同様、ビーチ・リゾートの地として観光産業が盛んである。バルチク市のアルベナ(Албена、Albena)には長く美しい砂浜があり、多くのリゾート施設が立ち並んでいる。バルチクには3つのゴルフ場なども整備されている。