パザルジク州
パザルジク州 Област Пазарджик | ||
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国 | ブルガリア | |
州都 | パザルジク | |
基礎自治体 | 12 | |
政府 | ||
• 州知事 | Stefan Mirev | |
面積 | ||
• 合計 | 4,456.9 km2 | |
人口 (2022年12月) | ||
• 合計 | 226,209人 | |
• 密度 | 51人/km2 | |
等時帯 | UTC+2 (EET) | |
• 夏時間 | UTC+3 (EEST) | |
ナンバープレート | PA |
パザルジク州(パザルジクしゅう、ブルガリア語: Област Пазарджик, ラテン文字転写: Oblast Pazardzhik)は、ブルガリア南西部に位置する州。州都はパザルジク。
標高は190メートルから370メートル。水資源に富み、マリツァ川(Марица / Maritsa)とその支流トポルニツァ川(Тополница / Topolnitsa)およびルダ・ヤナ川(Луда Яна / Luda Yana)が流れる。
経済
[編集]パザルジク州の産業の中心は工業である。バタク(Батак / Batak)、ペシテラ(Пещера / Peshtera)、アレコ(Алеко / Aleko)の3つの水力発電所からの電力供給は合計して250メガワットにのぼる。パナギュリシテ周辺の鉱山からの銅の産出はブルガリア、そしてヨーロッパ全体への銅の供給の重要な源となっている。製造業は主にパザルジク、パナギュリシテ、ヴェリングラトにあり、主力製品は鉛蓄電池などである。ペシテラの薬品工業は1千人を超える従業員を抱える。ベロヴォは製紙工業がある。バタク、ペシテラ、ラキトヴォ、ヴェリングラトなどの南部(ロドピ地方)では木材産業は重要産業となっている。農業も重要な産業であり、特に州の中央部で盛んである。もっとも重要な作物は果物(リンゴ、プラム、イチゴなど)、ブドウ、オオムギ、ライムギ、米などである。畜産業は主に山間部で盛んである。
観光
[編集]ロドピ山脈のある南部地方は自然観光に適する。この地方は濃密な針葉樹および落葉樹の森林で覆われ、多くの人造湖が点在する。そのなかで最大の湖のあるバタク・ダムにはリゾート施設が立てられている。
ダム湖には魚類が豊富で、魚釣りを楽しむことが出来る。コイ、ラッド(Rudd)、バーベル(Barbel)などが見られる。また、ヴェリングラト、ストレルチャ、バニャ、ヴェルヴァラにはリゾート温泉もある。ベロヴォ近くの丘陵地には、古代の神殿跡が残されているほか、ツェピナ、バタ、ストレルチャなど各地に古代の集落の遺跡が残されている。
交通と通信
[編集]道路網はあまり発達していない。トラキア高速道路(Trakiya motorway)が州の中央を走っている。主な鉄道路線はソフィア、プロヴディフと結ばれており、他にパナギュリシテ、ペシテラへいく路線も敷かれている。
他のブルガリアの地方と同様に、全ての街・村には電気、電信、水道網が整備されている。幾らかの村ではインターネットも利用でき、また、ほぼ全域で携帯電話が使用できる。
基礎自治体
[編集]- パザルジク(en:Pazardzhik)
- バタク(Batak)
- ベロヴォ(Belovo)
- ブラツィゴヴォ(Bratsigovo)
- レシチョヴォ(Lesichovo)
- パナギュリシテ(Panagyurishte)
- ペシテラ(Peshtera)
- ラキトヴォ(Rakitovo)
- セプテムヴリ(Septemvri)
- ストレルチャ(Strelcha)
- ヴェリングラト(Velingrad)