ロヴェチ州
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ロヴェチ州 Oбласт Ловеч | ||
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国 | ブルガリア | |
州都 | ロヴェチ | |
基礎自治体 | 8 | |
政府 | ||
• 州知事 | Georgi Terziyski | |
面積 | ||
• 合計 | 4,128 km2 | |
人口 (2022年12月) | ||
• 合計 | 113,356人 | |
• 密度 | 27人/km2 | |
等時帯 | UTC+2 (EET) | |
• 夏時間 | UTC+3 (EEST) | |
ナンバープレート | OB | |
ウェブサイト | oblastlovech.org |
ロヴェチ州(ロヴェチしゅう、ブルガリア語: Област Ловеч, ラテン文字転写: Oblast Lovech)はブルガリア北西部に位置する州。
基礎自治体
[編集]- ロヴェチ(Lovech) 州都
- アプリルツィ(Apriltsi)
- レトニツァ(Letnitsa)
- ルコヴィト(Lukovit)
- テテヴェン(Teteven)
- トロヤン(Troyan)
- ウグルチン(Ugarchin)
- ヤブラニツァ(Yablanitsa)
歴史
[編集]州都のロヴェチは19世紀の民族復興期の建築家コリュ・フィチェト(Колю Фичето、Kolyu Ficheto)による屋根付橋ポクリティア・モスト(Covered Bridge, Lovech)で知られている。
ロヴェチには中世の要塞が残されている。この要塞はペタル2世とアセン1世の兄弟によるビザンティンに対する抵抗運動の要であり、彼らは後に第2次ブルガリア帝国を建国した。
オスマン帝国からの独立運動においても、ブルガリア独立運動の英雄ヴァシル・レフスキ(Васил Левски、Vasil Levski)は自ら率いる独立運動組織の拠点をこのロヴェチに置いた。レフスキはオスマン帝国によってロヴェチ近郊で逮捕されている。後に要塞の隣にはロヴェチをたたえる碑石が立てられ、レフスキの活動を紹介する博物館が設立された。
またブルガリアにおける外国語教育の発祥の地でもあり、1881年に同地に設置されていた米国の学校を改組し、1950年ブルガリアにおける初の外国語学校となった。はじめは英語、フランス語、ドイツ語が教えられていたが、英語学校はソフィアへ、フランス語学校はヴァルナへ移転され、その後はドイツ語専門となっている。そのため同校はドイツ学校(Немската гимназия)と呼ばれている。