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ナルデメジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナルデメジン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
法的規制
データベースID
CAS番号
916072-89-4
1345728-04-2 (トシラート)
ATCコード なし
PubChem CID: 135626906
KEGG D10188
化学的データ
化学式C32H34N4O6
分子量570.63556 g/mol
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ナルデメジン英語:Naldemedine、INN, USAN英語版; S-297,995)は便秘吐き気嘔吐といった副作用を誘発するオピオイドに対するアンタゴニストμ英語版-オピオイド受容体拮抗薬)であり、塩野義製薬が開発中の末梢結合選択性英語版を持つ新薬である[1][2][3]治験では病気の徴候に対して統計有意効能が発見されていて、消化器に対する副次的効果に対する耐容性英語版が格段に高いことが分かっている[1][2]投与されたオピオイドの観察から中枢神経系オピオイド離脱鎮痛剤の影響、散瞳といった症状が全く出ないことが分かっている[1]。2012年5月には、アメリカ合衆国と日本で治験の第II相試験に到達した[4]。2015年4月、第III相国際臨床試験で良好な結果が得られたと報じられた[5]

出典

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  1. ^ a b c De Sarro, Giovambattista; Kelly S. Sprawls, Egilius L.H. Spierings, Dustin Tran (2012-03-07). “Drugs in Development for Opioid-Induced Constipation”. In Catto-Smith G., Anthony. Constipation - Causes, Diagnosis and Treatment. p. 7. doi:10.5772/30377. ISBN 978-953-51-0237-3. http://cdn.intechopen.com/pdfs/31222/InTech-Drugs_in_development_for_opioid_induced_constipation.pdf 12 May 2012閲覧。 
  2. ^ a b Shionogi (2009年3月27日). “Research and Development at Shionogi (as of March 2009)” (PDF). 2013年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月12日閲覧。
  3. ^ Nagase H, Fujii H (2011). “Opioids in preclinical and clinical trials”. Topics in Current Chemistry 299: 29–62. doi:10.1007/128_2010_74. PMID 21630515. 
  4. ^ 塩野義製薬 (May 2012). “Pipeline (as of May 2012)” (PDF). 2013年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月12日閲覧。
  5. ^ 便秘薬ナルデメジン、P3主要達成”. m3 (2015年4月1日). 2015年4月3日閲覧。

関連項目

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