ヌーヴェル赤羽台
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ヌーヴェル赤羽台 | |
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ヌーヴェル赤羽台 | |
情報 | |
用途 | 集合住宅 |
建築主 | 都市再生機構 |
着工 | 2000年 |
竣工 | 2006年 - |
所在地 | 東京都北区赤羽台 |
ヌーヴェル赤羽台(ヌーヴェルあかばねだい)は、東京都北区に立地する旧公団住宅赤羽台団地を、UR都市機構が建て替えたものである。
概要
[編集]老朽化した赤羽台団地の再整備としてURが計画を進めたもので、2006年(平成18年)9月にA街区(1・2号棟)が竣工。2008年(平成20年)11月には、B・C街区が国土交通省の平成20年度超長期住宅先導的モデル事業に採択され[1]、建築家・渡辺真理をデザインディレクターに迎え[2]、2010年(平成22年)にB街区(3・4・5号棟)ならびにC街区(6・7号棟)が竣工した。こののち、2015年(平成27年)D1街区(8~11号棟)、翌年D2街区(12号棟)、2018年(平成30年)E街区(13号棟)がそれぞれ竣工した。
従前の団地とは趣を異にし、完成した住棟は高層マンションのような外観となり、各棟ごとに違うデザインとなった。2018年(平成30年)10月末までに従前入居者の戻り入居が完了している[3]。
建て替え計画に沿って、団地内あったものの生徒数の減少により、統合となった北区立赤羽台中学校跡地を東洋大学が購入。新キャンパスの整備に取り組み、2017年(平成29年)4月に情報連携学部等が拠点を置く赤羽台キャンパスを開いた。さらに翌年、同大は周辺の土地を買い増し、2021年(令和3年)4月、朝霞キャンパスからライフデザイン学部を移転させている。
2012年(平成24年)には街並みが[4]、2016年(平成28年)にはD街区がグッドデザイン賞を受賞した[5]。
住棟構成
[編集]- A街区 - 1・2号棟
- B街区 - 3・4・5号棟
- C街区 - 6・7号棟
- D街区 - 8・9・10・11・12号棟
- E街区 - 13号棟
交通
[編集]脚注
[編集]- ^ “不動産ニュース 第2回「超長期住宅先導的モデル事業」を決定、応募325件中48件を採択/国交省”. 不動産流通研究所. (2008年11月19日) 2021年11月12日閲覧。
- ^ 志岐祐一、内田青蔵 2012, p. 53.
- ^ 「UR旧赤羽台団地における団地初の登録有形文化財と『Open Smart UR』の取組み 独立行政法人都市再生機構技術・コスト管理部 」『市街地再開発』2020年3月号 p.34 - 37
- ^ “ヌーヴェル赤羽台”. 公益財団法人日本デザイン振興会 2021年11月12日閲覧。
- ^ “大規模団地の建替住宅 ヌーヴェル赤羽台D街区”. 公益財団法人日本デザイン振興会 2021年11月12日閲覧。
参考文献
[編集]- 志岐祐一編、内田青蔵著『世界一美しい団地図鑑』エクスナレッジ、2012年7月。ISBN 978-4767813950。
- 『市街地再開発』2020年3月号