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ネート・キャンベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネイト・キャンベルから転送)
ネート・キャンベル
基本情報
本名 ナサニエル・キャンベル
通称 The Galaxy Warrior(ギャラクシー・ウォリアー)
階級 ライト級
身長 170cm
リーチ 183cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1972-03-07) 1972年3月7日(52歳)
出身地 フロリダ州ジャクソンビル
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 51
勝ち 38
KO勝ち 26
敗け 11
引き分け 1
無効試合 1
テンプレートを表示

ナサニエル・キャンベル(Nathaniel Campbell、1972年3月7日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサーフロリダ州ジャクソンビル出身。元WBAスーパーIBFWBO世界ライト級統一王者

ギャラクシー・ウォリアー(The Galaxy Warrior)」の異名を持つ。3度目の挑戦にして初めてチャンピオンベルトを手にした。

来歴

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スーパーフェザー級時代

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キャンベルは2000年2月5日にフロリダでスーパーフェザー級の選手としてプロデビューする。好戦的なファイトで勝利を重ね、2002年3月22日にはNABA北米スーパーフェザー級王座を獲得。さらに同年9月14日にはNABF北米スーパーフェザー級王座も獲得した。しかし、翌2003年1月25日にキューバのオリンピック金メダリスト、ホエール・カサマヨールと対戦し、10回判定で敗れ自身初黒星を喫した。

さらに2004年3月14日にロビー・ピーデンに5回KOで敗れ世界王座挑戦権争いから一歩後退する。その後、2005年2月23日にIBF王者になっていたピーデンに挑戦するが8回TKOで敗れ雪辱は果たせなかった。

ライト級時代

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すでに減量に限界を感じていた[要出典]キャンベルは階級をライト級に上げ2006年4月7日にIBO世界ライト級王座に挑戦するも、この試合も敗れて王座獲得に失敗、同時にIBF世界ライト級王座挑戦権の獲得にも失敗した。 その後にIBF王座挑戦権を手に入れ、2008年3月8日に無敗のWBAスーパー・IBF・WBO世界ライト級王者ファン・ディアスに挑戦し、大方の予想を覆して判定勝利を収め、3団体統一王者として世界初戴冠を果たした。

2009年1月10日、キャンベルはWBAへの認定料の支払いやWBA世界ライト級スーパー王者として指名試合を行うことに関心が無くなった為、WBA世界ライト級スーパー王座を返上した[1]

2009年2月14日、アメリカ合衆国フロリダ州サンライズバンクアトランティック・センターアリ・フネカ南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国)と対戦する予定だったが、前日計量でキャンベルに体重超過がありIBF王座を剥奪され、WBO王座も剥奪された為、フネカが勝った時のみIBF王座とWBO王座を獲得するという条件で試合は行われ[2]、キャンベルが12回2-0(115-111、114-112 、113-113)の判定勝ちを収めた為、IBF王座もWBO王座も空位となった[3][4]

2009年8月1日、ティモシー・ブラッドリーの持つWBO世界スーパーライト級王座に挑戦。3回に左眉付近をカットし、3回終了TKO負けとなったが[5]、カットがバッティングによるものだったとして後日ノーコンテストに裁定が変更された[6]

2010年5月15日、ビクター・オルティスと対戦し、10回判定負け[7]

2011年4月9日、MGMグランドダニー・ガルシアと試合を行い0-3(99-91、98-92、100-90)の大差判定負け。

2011年9月25日、カビブ・アーラフベルディエフ(ロシア)と対戦し、6回負傷判定負け。

2013年4月27日、イギリスでテリー・フラナガンと対戦し、キャンベルが左手を負傷したため棄権。4回TKO負け。

戦績

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  • プロボクシング:51戦 38勝 (26KO) 11敗 1分 1無効試合
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2000年2月5日 1R 2:58 TKO スコイ・フィールズ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 プロデビュー戦
2 2000年5月26日 2R 2:18 TKO アレックス・ブレネス コスタリカの旗 コスタリカ
3 2000年6月23日 4R 3:00 TKO ジョン・トリッグ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
4 2000年10月28日 6R TKO セルジオ・ホセ・オリバス ニカラグアの旗 ニカラグア
5 2000年12月3日 2R 1:57 TKO イバン・ダウソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
6 2001年1月18日 3R 1:50 KO ジョン・フレイザー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
7 2001年2月22日 2R 2:26 TKO アントニオ・ヤング アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
8 2001年4月21日 3R 2:53 TKO ハイメ・トーレス プエルトリコの旗 プエルトリコ
9 2001年5月5日 1R KO アントニオ・スミス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
10 2001年5月11日 6R 判定 3-0 アンヘル・リオス プエルトリコの旗 プエルトリコ
11 2001年6月23日 2R 1:51 KO ケイス・メジャー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
12 2001年7月28日 2R TKO アントニオ・スミス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
13 2001年8月11日 3R 1:50 TKO スティーブ・トランブル アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
14 2001年8月31日 8R 1:55 TKO ビクトリオ・アバディア パナマの旗 パナマ
15 2001年9月29日 4R TKO エリアス・フアレス グアテマラの旗 グアテマラ
16 2001年11月10日 1R TKO マイケル・ジャミソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
17 2002年2月10日 8R 3:00 TKO ジェームズ・ベイカー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
18 2002年2月23日 8R 判定 3-0 ジョセフ・フィゲロア アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
19 2002年3月22日 4R TKO アルリック・ジョンソン トリニダード・トバゴの旗 トリニダード・トバゴ NABA北米スーパーフェザー級王座決定戦
20 2002年4月27日 5R TKO ハイメ・トーレス プエルトリコの旗 プエルトリコ
21 2002年6月22日 5R 1:55 TKO カルロス・ナバロ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
22 2002年9月14日 3R 0:43 KO ダニエル・アリセア プエルトリコの旗 プエルトリコ NABA・NABF北米スーパーフェザー級王座統一戦
NABA防衛1・NABF獲得
23 2002年11月23日 5R 0:56 KO レノール・ロハス・クラウレ ボリビアの旗 ボリビア
24 2003年1月25日 10R 判定 0-3 ホエール・カサマヨール  キューバ
25 2003年5月17日 10R 判定
1-1
エデルミロ・マルチネス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
26 2004年1月9日 12R 判定 3-0 ダニエル・アター ナイジェリアの旗 ナイジェリア
27 2004年3月14日 5R 2:27 KO ロビー・ピーデン オーストラリアの旗 オーストラリア IBF世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦
USBA全米スーパーフェザー級タイトルマッチ
28 2004年7月30日 4R 1:10 反則 エデルミロ・マルチネス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 IBF世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦
29 2005年2月23日 8R 2:53 TKO ロビー・ピーデン オーストラリアの旗 オーストラリア IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦
30 2005年4月29日 2R 1:25 TKO ジョニー・ウォーカー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
31 2005年6月14日 10R 判定
1-2
フランシスコ・ロレンソ ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
32 2005年10月1日 10R 2:26 TKO アルマズベク・ライムクロフ キルギスの旗 キルギス
33 2006年1月27日 6R 終了 TKO フランシスコ・ハビエル・オルベラ メキシコの旗 メキシコ
34 2006年4月7日 12R 判定
1-2
イサック・ウラシャワヤ 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 IBO世界ライト級タイトルマッチ
35 2006年10月7日 12R 判定 3-0 マット・ゼガン ポーランドの旗 ポーランド IBF世界ライト級挑戦者決定戦
36 2007年3月2日 12R 判定 3-0 リッキー・キレス プエルトリコの旗 プエルトリコ IBF世界ライト級挑戦者決定戦
37 2007年7月6日 6R 0:21 TKO ウィルソン・アルコロ  コロンビア
38 2008年3月8日 12R 判定
2-1
フアン・ディアス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBA・IBF・WBO世界ライト級タイトルマッチ
39 2009年2月14日 12R 判定 2-0 アリ・フネカ 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 体重超過により王座剥奪
40 2009年8月1日 3R 3:00 NC ティモシー・ブラッドリー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBO世界スーパーライト級タイトルマッチ
41 2010年5月15日 10R 判定 0-3 ビクター・オルティス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
42 2010年11月27日 8R 判定
1-2
ワルター・エストラーダ  コロンビア
43 2011年4月9日 10R 判定 0-3 ダニー・ガルシア アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
44 2011年5月21日 8R 判定 3-0 シェルゾド・ナザロフ ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン
45 2011年9月25日 6R 0:54 負傷判定 0-3 カビブ・アーラフベルディエフ ロシアの旗 ロシア
46 2012年3月24日 9R 0:45 TKO ビクター・マヌエル・カヨ ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
47 2012年6月30日 8R 判定 3-0 クルシトフ・ゾット ポーランドの旗 ポーランド
48 2013年2月8日 8R 終了 TKO ケビン・ビジアー カナダの旗 カナダ IBFインターコンチネンタルウェルター級王座決定戦
NABA北米ウェルター級タイトルマッチ
49 2013年4月27日 4R 終了 TKO テリー・フラナガン イギリスの旗 イギリス
50 2014年3月29日 8R 判定 3-0 ギルバート・ベネガス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
51 2024年5月4日 8R 判定 2-0 エミリオ・フリオ  コロンビア
テンプレート

獲得タイトル

[編集]

脚注

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  1. ^ NATE CAMPBELL VACATES WBA TITLE FIGHTHYPE(英語) 2009年1月10日
  2. ^ Bad Left Hook Fight Night: Nate Campbell v. Ali Funeka Bad Left Hook(英語) 2009年2月14日
  3. ^ Nate Campbell Wins Close Decision Over Ali Funeka Boxing Scene.com(英語) 2009年2月15日
  4. ^ NATE CAMPBELL WINS OVER ALI FUNEKA BUT LOST ALL TTILES Ground Report(英語) 2009年2月15日
  5. ^ ブラッドリー、キャンベルを撃退 ダブル世界戦 アレクサンダー戴冠 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年8月2日閲覧
  6. ^ Bradley-Campbell result changed Fightnews.com 2009年8月24日
  7. ^ カーン、磐石の米国デビュー KOでV2 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年5月16日

関連項目

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外部リンク

[編集]
前スーパー王者
ファン・ディアス
WBA世界ライト級スーパー王者
2008年3月8日 - 2009年1月10日(返上)
次スーパー王者
返上により消滅
前王者
ファン・ディアス
IBF世界ライト級王者

2008年3月8日 - 2009年2月13日(剥奪)

空位
次タイトル獲得者
ミゲル・バスケス
前王者
ファン・ディアス
WBO世界ライト級王者

2008年3月8日 - 2009年2月13日(剥奪)

空位
次タイトル獲得者
ファン・マヌエル・マルケス