ノート:地球温暖化に対する懐疑論
この記事は2012年9月25日に削除依頼の審議対象になりました。議論の結果、版指定削除となりました。 |
ここは記事「地球温暖化に対する懐疑論」の改善を目的とした議論用ノートページです。 |
この記事は論争のある話題を扱っています。記事に重要な変更を加える際にはその前にまずここで議論してください。また、情報を追加する際には完全な出典を明記するようにし、出典のない/ありそうにない情報はタグをつけるか除去することを検討してください。 |
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編集のローカルルール
[編集]Wikipediaでは通常、百科事典としてもっとも信頼性の高い出典を探すことが求められます。しかし本記事は信頼性の劣る情報も多く取り上げているため、そのような情報の掲載に関してローカルルールを設けています。
- 信頼性が検証できない(Wikipedia:検証可能性を満たさない)情報源の扱い:
- 信頼性のより高い情報源の記述が優先される。(Wikipedia:信頼できる情報源#情報源の評価を参照)
- 特筆性を理由に、信頼性のある情報源と対比する価値はあるかも知れない。しかし、文章量を同量にする必然性は無い。(信頼性の異なる情報を同等に見せかけることは、「中立」ではない。仮に同量にするとなれば、Wikipediaの他の記事も、それぞれ半分を信頼性の無い内容で埋め尽くせることになってしまう)
- 全てを取り上げる必然性がない。(幾らでも偽造できるので、いちいち載せていたらキリがない)
- 「査読が保証されていない」旨を注記するなど、極力、信頼性の差が分かるように記述する。信頼性の検証可否を誤認させるような書き方は、避ける。
信頼性に関する注記付加ルール:
「当該事項に関して最も信頼性が高いと思われる情報」(判断基準は別記のとおり)に反する主張には、下記のように注記を付けること。
例:
- ~だから温暖化人為説は陰謀のはずである[1]。[要検証 ](査読不明)(裏付少)
- →(反論等を追記)
- 信頼性の判断基準:
- 査読があるかどうか。(Wikipedia:信頼できる情報源#信頼性を評価するを参照)
- その分野の専門家かどうか。(専門分野が違えば教授でも有名人でも文章の上手な人でも、知識的には「素人」の可能性がある)
- その分野の主要論文誌への掲載業績の多い専門家かどうか。
- その分野の専門誌かどうか。(その分野により詳しい人にチェックされているかどうか)
- その分野の世界的かつ主要な学術誌かどうか。(より多くの、より知識のある専門家にチェックされているかどうか)
- 公的機関の見解かどうか。
- その分野で権威のある公的機関の見解かどうか。
- 英文の論文か、それとも日本語か。(世界の専門家にチェックされやすいかどうか)
- 最終的な掲載に際して専門家による査読を受けたことが何らかの形で明示されていないならば、出典としての扱いは「査読を受けていない出典」に準ずる。(「査読を受けた出典」と言いながら、「実は査読を受けた際は全て拒否されていて、しつこく再提出した末に専門家による査読を受けずに掲載された」などという屁理屈はダメ)
- Wikipediaでは常に情報の出典の明示が求められます。信頼性の調査結果も、注釈やこのノートページなどで明示してください。(例えば、学術論文の有無をgoogle scholarでの検索結果で示すなど。)
- 信頼性の低い情報は網羅しているとキリがありませんので、記事のサイズは60KB(編集時)程度を目安に要約・分割します。
--s-kei 2010年2月9日 (火) 16:47 (UTC)
懐疑論への反論について
[編集]地球温暖化に対する懐疑論のページであるはずなのに、始めから懐疑論への反論からはじまるのはおかしい。項目として、「懐疑論への反論および学者や団体による見解」へトップにあった懐疑論への反論についてはそちらへ移動します。トップは懐疑論の簡単な説明だけにしました。--コイコイ(会話) 2021年4月13日 (火) 14:42 (UTC)
- 度々失礼します。先日、地球温暖化に対する懐疑論に1回以上繰り返し接触すると、地球温暖化の支持派と懐疑派両方に対して懐疑論が真実味を帯びるようになる(真実性の錯覚が生じる)という研究が発表されました[1][2]。気候変動に関する科学的コンセンサスが99.9%と堅いことを踏まえると、懐疑論は0.1%の少数派に過ぎないことくらいはトップに書いた方が、読者にとって偽りのバランスを防ぐために良いと思います。--ChaetoLv(会話) 2024年9月8日 (日) 09:10 (UTC)
- 肯定派否定派が何%的なものをトップに書くのは賛成しかねます。よく世論調査などでも問題になりますが、集計方法や使う資料、聞く人間によって結果は変動するといいますし。
- ただ、真実性の錯覚が生じるという研究は興味深いですし、どこかに項目を作って書かれてはいかがでしょうか。--コイコイ(会話) 2024年9月9日 (月) 13:50 (UTC)
- 真実性の錯覚については#懐疑論への反論および学者や団体による見解に記載しました。同時に「気候変動に関する科学的コンセンサス」もそこにリンクすることにしました。--ChaetoLv(会話) 2024年9月12日 (木) 07:51 (UTC)
整理_2021年5月29日
[編集]整理を行いました。 以下のものは削除いたしました。
- 出典を探したが見つからない。要出典から10年以上経っても出典が示されない。ため、削除しました。出典不明の主張と同時に、出典不明の主張に対しての反論も同時に以下のものを削除しました。
- 出典を探したが見つからない。そもそも主張が懐疑論というより単なる質問。のため以下のものを削除。
- (主張)1週間先の天気予報があまり当たらないのに、何故数十年以上先が予測できるのか。[要出典]
--コイコイ(会話) 2021年5月29日 (土) 01:45 (UTC)
- 情報: 除去された2つの懐疑論について、Skeptical Scienceに類似する懐疑論(とその出典)が取り上げられています。「2009-2010年は寒かった」については55番、「天気予報が当たらないのに気候を予測できるのか」については63番にあります。--ChaetoLv(会話) 2024年9月2日 (月) 10:50 (UTC)
脚注
- ^ Jiang, Yangxueqing; Schwarz, Norbert; Reynolds, Katherine J.; Newman, Eryn J. (2024). “Repetition increases belief in climate-skeptical claims, even for climate science endorsers”. PLOS ONE 19 (8): e0307294. doi:10.1371/journal.pone.0307294. PMC 11305575 .
- ^ Yangxueqing Mary Jiang, Eryn Newman, Kate Reynolds & Norbert Schwarz (2024年8月7日). “Repeating aids believing: climate misinformation feels more true through repetition - even if you back climate science”. The Conversation 2024年9月8日閲覧。
- ^ Vladimir Petoukhov, Vladimir A. Semenov. A link between reduced Barents-Kara sea ice and cold winter extremes over northern continents. Journal of Geophysical Research, 2010; 115 (D21): D21111(原論文)
- ^ ScienceDaily,Nov.17, 2010(解説記事)
- ^ Jiping Liu, Judith A. Curry, Huijun Wang, Mirong Song, and Radley M. Horton. Impact of declining Arctic sea ice on winter snowfall. Proceedings of the National Academy of Sciences, February 27, 2012 DOI: 10.1073/pnas.1114910109
- ^ Unusual Weather: Arctic Sea Ice Decline May Be Driving Snowy Winters Seen in Recent Years in N. Hemisphere, ScienceDaily, Feb. 27, 2012(解説記事)
- ^ 温暖化科学の虚実 研究の現場から「斬る」!、江守正多、2010年3月
- ^ Global Temperatures Push March 2010 to Hottest March on Record, ScienceDaily, 2010.4.21
- ^ 2010年(平成22年)の世界と日本の年平均気温について(速報)、気象庁
- ^ 世界の平均気温、陸地で過去最高 今年、日本は4番目の高温、日本経済新聞、2010/12/21日
キーリングの温暖化が二酸化炭素の排出量に先行するについて
[編集]http://wwwbiz.meijo-u.ac.jp/SEBM/ronso/no6_3/tsuchida.pdf
異説・地球温暖化論
――CO2 温暖化説は間違っている――
槌⽥ 敦
,CO2 温暖化説の最⼤の⽋点は,CO2 濃度と気温が関係するとして,そのどちらが原因でどちらが結果かを検討することなく,CO2 によって気温が変わると,断定してしまったことにある。キーリングは,この点に気づき,気温の変化と CO2 濃度の変化の関係を分析した。
図表5はその研究結果であるが,気温の変化は,CO2 濃度の変化に先⾏する。つまり,気温が原因で CO2 濃度は結果であることを発表した。これは,気温が上がると,海⾯から CO2 が放出されるからである。
キーリングはこの結果を発表するにあたり,気温の変動が地球表層の CO2 放出源や吸収源に影響を与えた結果この微妙な不規則変化が現れたとしているが,それ以上の論評をしていない。このキーリングの発表した事実は,CO2 温暖化説にとって極めて都合の悪い事実であった。そこで,⻑い間,気象学者の間でこのキーリングの研究1989 年)は隠されてきた。⽇本では 1994 年の根本順吉著『超異常気象』で公表された後も,他の気象学者たちはこれを無視しつづけた。
異説・地球温暖化論(槌⽥) 3図表4 化⽯燃料の燃焼による CO2の年間排出量
(炭素換算量,ホートン 2001 p. 204)
図表5 気温変化と CO2濃度変化の関係(キーリング 1989,根本順吉著『超異常気象』p. 213 より)
キーリングの発表後 16 年⽬の 2005 年になって,ようやく気象学会誌『天気』においてこのキーリングの研究により,気温の変化が CO2 濃度の変化に先⾏するという事実を認めたのである(河宮 2005 年)。しかし,先⾏することは認めても,原因であることについては⼝を閉ざし,キーリングの発表したこの図では⻑期的傾向が除かれているという指摘をして,CO2 温暖化説は否定されていないと擁護した。
しかし,⻑期的傾向で CO2 が原因で,気温が結果になるような事実は存在しないし,またCO2 が⻑期的な影響をもたらすという根拠理由もない。この記事のいう⻑期的影響説は弁解にもなっていないのである。
CO2 温暖化説にとって,もっと都合の悪い事実は,CO2 濃度の測定結果そのものに現れている(図表6)。フィリピンのピナツボ⽕⼭が噴⽕(1991 年)した後2年間,⼤気中の CO2 濃度は増えていない。これは⽕⼭灰が成層圏を覆い,太陽光の⼊射量が減って,気温が上がらなかったからと考えられる。つまり,暖かくならなかったので,CO2 濃度が増えなかったのである。
1991∼3 年に⼈間は化⽯燃料の使⽤を中⽌した訳ではないから,化⽯燃料説をとるならば,その排出された CO2 は全量⾏⽅不明ということになり,この説は完全に否定されることになる。
さらに,キーリングは,エルニーニョの後,CO2 濃度が上昇するという事実も発表した(キーリング 1995 p. 668)。これは分かりにくい図⾯なので図表7のように整理して⺬す。
エルニーニョとは,⾚道海域の温度が上昇することであるから,温度が⾼くなってこの海域の海⽔が CO2 を放出したと考えれば,この現象は理解できる。つまり,原因は気温(海⾯温度)であって,CO2 濃度は結果である。
例外は 1964 年と 1992 年である。エルニーニョがあったのに,CO2 濃度は増えていない。
それは 1963 年のインドネシア・アグン⽕⼭の噴⽕と 1991 年のフィリピン・ピナツボ⽕⼭の噴⽕で説明できる。
これらの CO2 温暖化説を否定する事実に対4 第6巻 第3号図表6 CO2濃度とピナツボ⽕⼭の噴⽕
(槌⽥敦『新⽯油⽂明論』p. 41)
して,CO2 濃度が原因で,気温が結果であるとする事実は何ひとつ存在しない。気象学者たちは,⼈間の排出した CO2 により気温が上昇したことは計算で⺬されるというが,計算などどうとでも作れる。因果関係は事実で⺬せなければ,どうしようもない。
ところで,キーリングは 1960 年に「産業により放出された CO2 の半分が⼤気中に残る」と発表し,63 年に⾃然保護団体に「⼤気中の CO2 が倍増すると世界の気温は4℃あがる」と報告した⼈である(ワート『温暖化の発⾒とは何か』p. 50,58)。そのキーリングが気温の変化が原因で CO2 濃度の変化は結果であると発表したのである。
これにより CO2 温暖化説は⼤混乱してしまった。そこで,IPCC(気候変動に関する政府間パネル)をはじめ各国の気象学者は,CO2 濃度増加の原因に関するキーリングの研究を無視し続けている。
これに対する反論。 https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10606227_po_ART0001967866.pdf?contentNo=1&alternativeNo=
質問 :気温 の 変化 が二 酸化 炭素の 変化 に 先行す る の は なぜ ?
二 酸 化 炭 素 を含 む 温 室効 果 ガ ス の 増加 を原 因 とす る 気 候 の 温 暖 化が 騒 が れ て い ま す が ,二 酸化炭素 の 経年変化 を 示 し た 第 1 図 (Keeling et al.,1989 の p.210の Fig.63 ;根本 ,1994の p.151の 図7−4)に よれ ば,気 温 の 変 化 が 二 酸 化 炭 素 の 変 化 に 1 〜 1.5年先 行 して い る よ う に見 え ます , こ れ は ど の よ うに 考 え た ら 良い で し ょ う か ? 第 1 図 気 温 の 変 化 と二 酸 化炭 素 の 変化 の 対応 .CO , は気温 の 上 昇 よ り は 遅 れ て 変化 して い る こ とが わか る.根本 (1994)の 図 8−12 よ り引用. こ こ で ,第 1 図 の 気温 の 変化は , Hansen and Lebedeff (1988) の デ ータ を一部 更新 し た もの で ,全球 平 均 の 月平 均 気 温 をス プ ラ イ ン で つ な い だ も の を 1951 −1970年の 平 均 値 か らの ず れ として 示 した もの , CO2は マ ウ ナ ロ ア と南極観測点 の 平均値 で , 長期 的な上 昇曲線 と季節変化 は 抜い て あ り,年々 変動 の み を 見 て い る もの で す . 参 考 文 献 Hansen and Lebedeff,1988; GIQbalsurface air temperatures : Update through 1987,Geophys.Res. Lett.,15,323−326. Keeling,C.D .,R ,B.Bacastow,A .F.Carter,S.C ,Piper,T ,P.Whorf ,M .Heimann ,W .G .Mook and H .Roe 】effzen ,1989: Athree−dimensionalmodel of atmospheric COz transport based on obser − ved winds ,Aspects of ClimateVariabilityinthe Pacificand the WesternAmericas ,Ed .by D, H .Peterson,AGU Monogr .,55,/65−363. 根本順吉,1994 :超 異常現 象,中公 新 書 中 央公 論 社 ,235pp. 回 答 :問題 と さ れ て い る図 に 関 して まず注意 しな けれ ば い け ない の は , 質問文 中で も指摘 さ れ て い る通 り,二 酸 化 炭素 の 長 期 的 な上 昇 傾 向 が 除 い て あ る とい う点で す .地球 温 暖 化 の 原 因 と な る の は 正 に こ の 長 期 的 上昇 傾向で す ,それ が取 り除か れ た こ の 図で 表さ れ て いる の は 自然 起 源 の 変動 で あ り,人 間活動 に 端 を 発 す る地 球 温 暖化 と は比 較的関運 の 少 な い もの と 言 え ます . 図 に 表 さ れ て い る よ うに ,白然 起源 に よ る 二 酸化 炭素 濃 度 変動 振 幅 は 0.5ppm 程度 ,変動の 特徴的な タ イム ス ケ ール は 数年程度 で す .例 えば大 気 大循 環 モ デ ルを用 い た 地 球 温 暖 化実験 に お い て ,100年程 度の タ イ ムス ケ ール で 二 酸 化炭素濃度が350ppm か ら 70〔}ppm に 倍 増 し た と き の 典 型 的 な 昇 温 幅 が 2 〜 6℃ で あ る(IPCC ,2001)こ と を考 える と,図 の 振 幅 ・タイ ム ス ケ ール は非 常 に 小 さ な もの で あ り気 温 に は ほ と ん ど影響 を与 え な い レ ベ ル で す . こ の よ う な 場 合 ,二 酸 化 炭 素 は200J「 年 6 月 71N 工 工 一Eleotronio LibraryMeteorological Society of JapanNII-Electronic Library ServiceMeteorologioal Sooiety of Japan508 質 問 気温 の 変化が 二 酸 化炭素 の 変 化 に 先 行 す る の は なぜ ? 受 動 的 な大 気 成分 と して 振 る 舞 い ,気 温 や 降水 とい った 環 境 条件 の 変 動 の 影響 を 受 け そ れ ら よ り位相 の 遅 れた 変動 を 示 し ま す .一方地 球温暖化 問題 の 場合 は ,大き な濃 度 変化 が 長 期 間 に わた っ て 続 くた め 放射バ ラ ンス の 変化 を通 じ気温 を能動的 に 変 える 要 因 と して 働 きます . 図 の 自然起 源 の 二 酸 化炭 素 の 変動 が,具 体 的 に どのよ う な 環境条件 の 変動 に よ っ て もた ら され る の か に つい て は ,完全 に合意 が 得 られ た状態 で はあ りませ ん . た だ し,エ ル ニ ーニ ョ の 発 生が 深 く関連 し て い る こ とは 間 違 い な い と 考 え ら れ て い ま す (Steffenet a9 .,2004).エ ル ニ ーニ ョ は全球 平 均 気温 に も影 響 を与 え ます か ら,エ ル ニ ーニ ョ 発 生 と二 酸 化炭 素 濃 度の 変動 との 関係 を考 え る こ とで ,図 の 気 温 と二 酸 化 炭素濃度 との 関 係 に も 示 唆 が 得 ら れ ま す . 全 球 規模 で 見 た と き,エ ル ニ ーニ ョ は気温 上 昇 と降水低下 を も た らす と言わ れ て い ま す .そ う した 変動 が二 酸 化 炭 素 濃度 に 影 響 を与 え る機 構 と し て ,代表的なもの を 3 つ 挙 げ る こ とが 出来 ます.す な わ ち,早魃 によ る 陸域 生 態 系 の 生 産 力低 下 ,昇 温 に よ る土 壌有機物の 分解促進,乾燥 に よ る森林火災の 増加 で す (Steffenet al .,2004 ).こ こ で 大 気 一海 洋 間 に お け る二 酸 化炭素交換量 の 変動 は 主 た る 原因で は な い と考 え られ て い ます .エ ル ニ ーニ ョ 発 生 の の ち 二 酸 化 炭素濃度 は 増 え るこ とが 知 られ て い ます が , エ ル ニ ーニ ョ 発生 時 に は太平 洋赤 道 域 の 湧 昇 流が 減 っ て 高濃 度の 全 炭酸 を 含む 深層水 が 海面 に 到達 し に く くな り,海 洋 か ら大 気 へ の 二 酸化 炭 素放 出 が 減 少 し大 気中二 酸 化炭素濃度 を 逆 に下げる 方向に 働 くこ と が知 られ て い る た めで , また そ の変 動 の 振 幅 自体 も大 き くは な い と考 え ら れ て い ま す(Le Quere et al .,2000).な お 上記 3 つ の 機構 の 相対的 寄与 の 大 きさ に つ い て は,現 在研 究者の 間で 議論が行 わ れ て お り定説 は 得 ら れ て い ま せ ん (例 え ば Zenget al ., 2005 ). 以 上で 述 べ た こ と を ま と め ま す.図 の 自然起 源 の 二酸 化 炭素 濃 度変 動 の 機構 は現 在活発 な 議論 の 対象 とな っ て お り,陸域 に お け る炭 素 循環 過程 の 変 動 が 主 な原因 と考 え ら れ て い ま す .しか し地 球温 暖 化で 問題 とさ れ る 人為 起 源 の 二 酸 化 炭素 増加 に比 べ , こ う した 自然起源 の 二 酸化 炭素濃 度の 変動 は ,放 出源 ・濃度変化の 大 きさ ・タイ ム ス ケール ,い ず れ の 点 で も異 なっ てい ます .気候 と の 関係 を 考え る 場合 ,基 本的 に は こ の2 つ を分 けて 考 え る必 要 が あ り ます . (海 洋研究 開発 機構 河 宮 未 知生 )
これに対する反論
https://www.env01.net/main_subjects/global_warming/contents/s003/kondoh06.pdf 近藤邦明
気温上昇と大気中CO2濃度上昇の観測値および考察 §1 気温とCO2濃度の因果関係 気温の観測値と大気中CO2濃度の関係について、その先駆的な研究は、大気中Co2濃度の精密連続観察を行ったKeeling ;D.H.によって行われた。Keeling ;D.H.は、大気中CO2濃度の長期的な変動傾向を取り除いた変動と世界の平均気温の変動の関係を示し、大気中のCO2濃度の変動が気温変動に対して1年程度遅れて追随して変動することを示した。 このKeeling ;D.H.の報告について、根本順吉氏は、CO2濃度の変化は気温の変化を後追いしており、気温が原因でCO2濃度は結果であると発表した根本順吉「超異常気象」中公新書)。 これに対して、河宮未知生氏は気象学会誌「天気」2006年6月号において「問題とされている図に関してまず注意しなければいけないのは、二酸化炭素の長期的な上昇傾向が除いてあるという点です。地球温暖化の原因となるのは正にこの長期的上昇傾向です。それが取り除かれたこの図で表されているのは自然起源の変動であり、人間起源に端を発する地球温暖化とは比較的かんっれんの少ないものと言えます。」と述べた。
§2気温変化率とCO2温度変化率の因果関係 Keeling ;D.H.の報告には確かにCO2濃度の「長期変動」を取り除くという恣意的な操作が含まれている。このような操作をせずにKeeling ;D.H.の研究を追試するために筆者は大気中CO2濃度と世界平均気温偏差の微分値を比較した。 CO2濃度の長期的変動を取り除いていない
図2(省略) 図2では、CO2濃度の長期的変動をとりのぞいていいないので、河宮氏の批判はあたらない。 そして、1969年~2003年の全領域で気温の変化率がCO2濃度の変化率に1年程度先行しているから、気温変化が原因でcO2濃度変化が結果であることがわからる。 註)微分のデータ処理について 図省略
方程式と注釈省略
年増分 方程式省略 §3気温とCO2温度変化率との因果関係 図3省略
図2について槌田敦から次のようなしてきがあった。 「図2について、これまで気温の微分(年増分)がCO2濃度の微分(年増分)に1年ほど先行すると解釈してきたが、この図において気温の微分がゼロの時、CO2濃度の微分は極値を取っているように見える。気温の微分がゼロということは、気温が極値であることを示すから、気温とCO2濃度の年増分が直接対応するのではないかと思われる。つまり気温そのものがCO2濃度上昇の原因である。」
そこで、気温とCO2濃度の変化率の関係を示したのが図3である。この図から大気中CO2濃度変化率と世界平均気温偏差は同期して変化することが示された。
§4考察及び結論 今回得た世界平均気温と大気中CO2濃度変化率の関係を現象面から解釈すると、CO2を大気中に放出するという現象の反応速度が世界平均気温つまり環境温度に支配されていると解釈することが出来る。大気中のCO2濃度は変化率の積分値であるから、それだけ位相が後にずれることになる。この結果からも気温変動が原因となって大気中CO2がこれに追随して変化することが合理的に示されたと考える。 また、今回得たグラフから世界平均気温が-0.45度Cであれば、大気中CO2濃度編立は ゼロ、つまり大気中CO2濃度は変化しない定常状態になると考えることが出来る。つまり、今回の分析の対象となった1971年~2000年の平均気温は、大気中CO2濃度が定常状態にある気温よりも0.45度C程度高温であったと考えられる。
以上から、大気中のCO2濃度が継続的に上昇しているのは、現在の気温が大気中CO2濃度の定常状態になる基準温度よりも高いからであると言う槌田氏の主張(季刊『at』11号、2008年3月発刊予定)は、考えうる合理的な解釈だと思われる。 2008年3月6日
§4考察及び結論
--X-2-neider(会話) 2021年10月29日 (金) 06:24 (UTC)
Beckによる180年間の気候変動と二酸化炭素変動の議論について
[編集]https://studylib.net/doc/7440811/200-jahre-co2-gasanalyse-der-luft-mit-chemischen-methodenk
からの翻訳
5.結論、第1、最後に、この研究でレビューされた歴史的著者による確立された知識を要約しましょう。 20世紀後半、大気中のCO2濃度の継続的な上昇は、化石燃料の燃焼の結果であるという仮説が支配的なパラダイムになりました。このパラダイムを確立するために、そしてそれ以来ますます、300から400ppmv以上の間で変動するCO2レベルを示す歴史的な測定は無視されてきました。 19世紀初頭から中期に信頼性の高い化学測定技術が導入されて以来、大気中のCO2レベルに関する歴史的文献の再評価が行われてきました。 1812年から1961年の間に、90,000を超えるCO2レベルの個別測定が報告されています。これらの測定の大部分は、十分に確立された実験室分析技術を使用して熟練した研究者によって行われました。 138のソースと場所からのデータを組み合わせて、北半球の年間平均大気CO2曲線を作成しました。この曲線は、19世紀または産業革命前のCO2レベルである294ppmと矛盾します。有効な化学的および直接測定により、19世紀のCO2レベルは341 ppmに修正する必要があり、3%の誤差範囲が少なくとも310 ppmの1857年以降のデータを使用します。過去のデータは、1880年から1930年までの比較的直線的に増加するCO2量と一致し、約10の典型的な違いを示しています。 -氷床コアの再構築濃度と比較して、北半球の大陸の空気では20 ppm多い。もちろん、信頼できると私が考えた履歴データは、局所的な測定値のみを表しているため、地球規模。これが当てはまらず、複合的な歴史的CO2曲線が世界的に意味があるという強力な証拠は、曲線と、太陽黒点周期と月の位相の両方を含む他の地球規模の現象との対応から来ています。世界の平均気温統計。さらに、履歴データ自体が信頼できるということは、それらが表示する信頼できる季節、月次、および日次の変動によってサポートされており、そのパターンは最新の測定値に対応しています。 CO2風速試験により、北部大陸地域の測定値からバックグラウンドレベルを概算することができます。検査された履歴測定値は、分析されたエラーレベル内に収まります。過去のデータのさらなる証拠は、CO2の最大値に対応する最小値を表示する酸素レベルと比較することから得られます。これらの歴史的なCO2測定の品質と精度が他の研究者の注意を逃れたことは確かに驚くべきことです。過去のデータの妥当性は、これらの観測に適合しない実際の氷床コアとCフラックスモデルに関するオープンディスカッションです。再調査された歴史的データは、IPCCが数十万年の大規模な期間と短期間のCO2データ(日中/季節)の間に残したギャップを埋めます。二酸化炭素も数百年から数十年の間気候に追随し、何世紀にもわたって周期的な変動があります。 1857年、1942年、2001年頃のCO2maximaを見ると、70年から80年のGleisbergサイクルとして顕著な波の長さが示されています。これは、近い将来、CO2と気温が低下することを示唆しています。
5.結論:、第2、1。化学工学の高い科学的レベルにもかかわらず、医学と生物学で証明されているにもかかわらず、アレニウスと並んで現代の温室効果理論(IPCC)の最も重要な創設者であるCallendarとKeelingalsは、CO2に関する入手可能な専門文献の大部分を無視しました。測定(特に20世紀の測定)と、化石炭素化合物の燃焼によるCO2濃度の増加という研究目標を確認するためのいくつかのデータのみを選択しました。さらに、彼らはいくつかの歴史的な化学測定を部分的に不正確に評価して再現し、方法論を扱わずにそれらの品質の不正確な図を広めました。 1975年頃から歴史的測定を扱ったIPCC(UNO)までのすべての現代の著者と会議は、この選択的で無知で非科学的なアプローチを採用しました。これは、現代の温室効果理論の歴史的に検証可能な基礎です。 2。化学、医学、栄養学、生理学、寒天気象学の歴史的専門文献を注意深く研究することにより、1958年以前は、3%未満の精度で空気のCO2含有量が非常に正確に測定されていたことを示すことができました。これは、気候学者の公表された意見と矛盾します。 3.化学測定からのCO2曲線を北半球の温度曲線と比較すると、CO2曲線がすべての温度変動を正確にマッピングしていることがわかります。そのため、文献(IPCC)に示されているように、産業時代から指数関数的に均一に上昇するCO2曲線はありませんが、20世紀の気温に追随し、1825年頃に最大値が大きく、おそらく400 ppmを超え、小さい値になります。 350ppmを超える1857年頃のもの。 285 ppmの一定の産業革命前のCO2値は存在せず、1880年からのいくつかの不適切な履歴データを選択的かつ誤って検討した結果です。この研究は、現在の気候変動に関する現代の人為的温室効果理論の科学的根拠がそれは関係する科学者の投機的理論を証明するために事実の選択的な認識と無知によってもたらされたので、現実に対応していません。一般的に受け入れられている産業革命前のCO2濃度は約285ppmで、1885年頃の実際の濃度にほぼ対応しますが、2世紀にわたる気候に続く大きく変動するコースのスナップショットにすぎません。 1860年頃に始まるIPCCの最新の温度曲線(18)、図32は、下端で下がる傾向がある温度を示唆しています。実際、過去のデータセットGHCNは、下向きの温度上昇が間違っており、不適切な分析からの結論を急いでいることを示しています。 CallendarとKeeling、そしてArrheniusによる。カレンダーはまた、アレニウスの研究に基づいてCO2のスペクトル吸収特性を分析しましたが、彼の分析が誤ったスペクトルデータに基づいていることに気づいていませんでした。熱吸収剤としてのCO2のアレニウス分析の欠点または。 -発行者は、歴史的な専門家の文献を分析することで簡単に証明できます(ハンス・エレン:アレニウスは間違っていました!(173)を参照)。
--X-2-neider(会話) 2021年10月29日 (金) 16:10 (UTC)
近藤氏による再反論
[編集]https://www.env01.net/main_subjects/global_warming/contents/global_warming20151224160903.pdf 再考・地球温暖化論2017_2019_6
近藤邦明氏から再度、江守氏ほかの反論に対する反論がありました。 例えば、二酸化炭素の森林等の吸収に対し、式が間違っており、 人間活動によって放出される CO2量を Q、森林や海洋による吸収量の Q に対する割合を r とし、 Q と r は時間変化しないと仮定すれば、大気中に残存する CO2量の正しい計算方法は、 Q×(1-r)+Q×(1-r)+Q×(1-r)+... ということになる。この数列の和は収束せず、人間活動による CO2 放出が続く限り大気中の CO2 量は増えていくことになる。 正しくは、 蓄積説では、定常状態からほんの僅かでも人為的な CO2 放出が増加すれば、大気中に滞留する CO2量が増え続け、無限大に発散してしまいます。地球環境はそのような不安定な系ではありませ ん。環境の変化は時間の経過とともに緩和されます。蓄積説では時間の経過による緩和を表現でき ません。 また、蓄積説で人為的な CO2放出がゼロになった場合には大気中の CO2濃度はどうなるのでし ょうか?不変なのでしょうか??蓄積説では、地表面環境の CO2 吸収についての考察を一切行っ ていないために、合理的な説明ができません。 蓄積説は現実の現象を見ることを放棄し、人為的 CO2放出によって大気中 CO2濃度が上昇する ことをこじつけるための机上の空論です。 蓄積説の数値モデルを別の方法で導いてみることにします。 IPCC の炭素循環図について、現在の状態を次のように表すことが出来ることを述べました。 dQ=qin-qout=3.2Gt/年 蓄積説では、この変化量全てが人為的な CO2放出だと考えます。IPCC の炭素循環図によると、 人為的な CO2放出量 q2=6.4Gt/年でした。そこで、上式の右辺を次のように書き換えました。 3.2Gt/年=q2×r=6.4Gt/年×r ∴ r =0.5 以上の関係を使って大気中の滞留量の 1 年間当たりの変化量を dQ(Gt/年)を書き直すと、 dQ=qin-qout=3.2Gt/年=0.5q2 上式が蓄積説の誤りを端的に示しています。上式は 1 年間当たりの関係式ですが、これを一般的に 時間 dt に対する式に書き換えると -53- dQ=0.5q2・dt 両辺を積分することで、時刻 t における蓄積説の大気中 CO2滞留量を表す数値モデルを求めます。 ただし、q2は時間に対して変化しないものとします。 Q(t)=Q0+0.5q2・t ここに、Q0は、t=0 における大気中 CO2滞留量の初期値です。これは、『地球温暖化懐疑論批判』 議論 18 で示された離散的な表現と等価です。 CO2循環モデルの定式化 これに対して、熱物理学者の槌田敦は大気中に存在する CO2 は全て同じように振る舞うことを 主張し、最初に環境経済・政策学会において等比級数モデル=離散的表現の循環モデルを示しまし た。ここでは、物理学会誌 Vol.62, No.2, 2007「CO2を削減すれば温暖化は防げるのか」から関連 部分を紹介します。 (前略) IPCC によれば,大気中の CO2 の量は約 730 ギガトンであるが,毎年約 120 ギガトンを陸と 交換し,約 90 ギガトンを海と交換している.2) つまり,大気中 CO2 は毎年 30%が入れ替わり, 大気中に残るのは 70%である. 人間が毎年排出する CO2 についても,その 30%は陸と海に吸収され,70%が大気中に残るこの 量は CO2 温暖化説で大気中に溜まるという 55.9%よりも多い. しかし,今年溜まった 70%の人為的 CO2 がいつまでも大気中に残ることはない.去年の分は 70%の 70%,つまり 49%しか残っていない.一昨年の分は 70%の 70%の 70%,つまり 34.3%し か残っていない. この人為的 CO2 の大気中に溜まる量の最大値は, 0.7+(0.7)2+(0.7)3+・・・=0.7/(1-0.7)=2.33 と簡単に計算できて,人為的排出で溜まる CO2 の量は最大でも 2.33 年分でしかない. といことで、算術的でなく幾何級数として扱い、式を収束させなければなかないということです。
さらに、シュミレーションに対しても、恣意的であると、批判しています。 https://www.env01.net/main_subjects/global_warming/contents/global_warming20151224160903.pdf
§5-2 倒錯した気候シミュレーションによる人為的 倒錯した気候シミュレーションによる人為的 CO2地球温暖化説の正当化
人為的 CO2地球温暖化説に唯一残された拠り所は、超高㏿のコンピュータによる数値モデルを 用いた気候シミュレーションの結果だけです。しかし、これは全く噴飯物です。 多少数値モデルによるシミュレーションに関わった者であれば、気象現象のようなミクロスケー ルの現象が全体の結果にまで波及するような、極めてデリケートな問題を地球規模という巨大なス ケールでモデル化して、安定した解あるいは実用的な結果が得られるとは考えられない、というの が常識です。スーパーコンピューターによる気候予測シミュレーションは素人を欺くための大仕掛 のペテンです。 しかし冷静に考えれば、基本的に同じ構㐀を持つ気象数値モデルに基づく日本周辺の部分モデル による気象予測シミュレーションによる天気予報がある程度信頼性出来る結果を提供できるのは良 くて 3 日間程度、1 週間先の天気予報を信じるのは占いレベルです。これを見れば、地球規模の長 期の気候予測シミュレーションには信頼性は無いということは、素人でも分かることです。これ以 上の検討は必要ないのですが、もう少し考えてみましょう。 そもそも数値モデルとは、その対象とする現象が理論的に十分理解されていることを前提に、そ れを数式で表現したものです。気象予測の数値モデルの致命的な欠陥は、未だに地球大気の中で起 きる気象現象の全体像が理論的に把握できていないことです。また、部分的な現象が把握できたと しても、全体として整合性を持つモデルを数学的に表現できるとは限りません。 気候予測シミュレーションに用いる数値モデルは、最低でも流体の運動を表す Navier–Stokes の運動方程式、質量保存の法則、エネルギー保存の法則を満足するような解を求める非線形の多元 連立方程式系を解く必要があります。 ところが、運動方程式、質量保存則、エネルギー保存則に関連する状態量(温度、密度、 圧力 など)相互の関係は自明ではなく、一意的に決めることが出来ません。したがって、何らかの仮定 のもとに数値モデルの設計者が恣意的に状態量を決定してやらなければ(パラメタ化)方程式を作 ることすら出来ません。 パラメタ化によって、一応解くべき方程式は決まりますが、数値モデルは既に設計者の何らかの 恣意的な条件設定を含んでおり、自然を模倣しているのではないのです。得られた解が実際の気象 現象を正しく模倣している保証はどこにもないのです。 人為的な CO2の放出によって温度が高くなるというアルゴリズムを恣意的に組み込めばモデル はそのように振る舞うだけです。しかし、それが自然現象として正しい保証はどこにもないのです。 つまり、現在の気候予測の数値シミュレーションとは、人為的な CO2放出量の増加で急激な気温 上昇が起こり、破滅的な脅威が起こるという結果が出るように調整した数値モデルを使った出来レ ースに過ぎないのです。 例えば、20 世紀後半の気温上昇を正しくシミュレート出来たということは、Climategate 事件 で明らかになったデータ改竄によって作られた異常な気温上昇を再現していたということであり、 言い換えれば地球の実体は表現できなかったということなのです。 したがって、数値モデルによる気候シミュレーションの結果を以って自然現象を解釈するという 行為は全く倒錯しているのです。 -85- 西暦2000年以降、地球の気温は横這いから低下する傾向を示していることを既に紹介しました。 これは現象的には太陽活動が不活発になったことによります。 ところが大多数の気候予測の数値モデルは、過去の観測データにおいて太陽活動の変動傾向と気 温の変動傾向が強い相関を持っているにもかかわらず、太陽活動を放射強度のみで解釈した結果、 太陽活動の変動が気温変動に与える影響は小さいという前提で組み立てられています。 グラフから分かるように、年々シミュレーション結果と実際の観測値の乖離が大きくなっているよ うです。これはどのような弁明をしたところで、太陽活動を過小評価し、CO2濃度の変化を過大に 評価する現在の気候予測の数値モデルは将来の気候変動を予測することは出来ないことを事実が示 しているということです。
--X-2-neider(会話) 2021年10月31日 (日) 01:39 (UTC)
眞鍋理論のCO2温暖化説は1979年に終っていた
[編集]https://ieei.or.jp/2020/12/expl201223からの転記
2020/12/23
解説
木本 協司
気候研究者
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菅首相の「2050年に温室効果ガス0」宣言や参議院本会議における「気候非常事態宣言」などでCO2温暖化説が話題になっていますが、この説はMITの優れた気象学者だったR. Newellが1979年に発表した4頁の短い論文によって否定され終わっていた筈でした。
ところが、R. Cess, S. Schneider, W. Kellogg, V. Ramanathan, F. Luther, R. Watts, A. CraneらCO2温暖化論者たちはこの論文を激しく非難し、R. Newellは研究資金を得られない状況に追い込まれました。
コンピュータモデルを用いるIPCCのCO2温暖化説は、1958年にまだ貧しかった日本を脱出して渡米したプリンストン大学の真鍋淑郎氏(以下真鍋)が創始しました。真鍋は基本論文(1964/67)の1次元モデルとスパコン「地球シミュレータ」で走る気候モデルの原型である3次元モデル(1975)を発表して多くの学会賞を授けられ、2018年には地球科学のノーベル賞と言われるクラフォード賞に輝きました。
CO2が産業革命前の300ppmから600ppmへ倍増時の真鍋モデルによる計算結果は下記のようで、気候感度はCO2倍増時の地表気温上昇を意味します。この場合、CO2温室効果増による地表基礎温暖化が引き起こすとされる次の2次的増幅作用(FB: feedback)が真鍋モデルには組み込まれていて、地表基礎温暖化よりも大きな気候感度を出力します。
(1) 水蒸気FB: 地表基礎温暖化で大気中水分が増加し温室効果が更に増加するFB (2) 雪氷アルベドFB: 地表基礎温暖化で白い雪氷が融けると黒い海面や地表が現れ太陽光吸収率が大きくなって温暖化が更に増大するFB
1975年の真鍋論文に触発されてJ. Mercerは、1978年の論文で「このまま化石燃料を燃やし続けると約50年後にはCO2が600ppmになる。真鍋論文によれば南緯80度の温暖化は地球平均の2倍以上なので、西南極氷床が融けて5mもの海面上昇が起きる可能性がある」と警告しました。このニュースは世界中に拡散されCO2温暖化の恐怖が世界を覆いました。
1979年この状況を憂慮したMITの気象学者のR. Newellは、「CO2倍増時の地表における温室効果熱は多量に存在する水蒸気と赤外吸収が重なるので、1(W/m2)程度である。一方、地球表面の70%を占める海表面の熱慣性は30(W/m2)/℃なので、CO2倍増による地表基礎温暖化は0.03℃となり、J. Mercerが警告しているような5mもの海面上昇は起きない」と批判しました。R, Newellの論点を真鍋モデルと図表1で比較しましたが、Reid (1981)では海表面の熱慣性として20(W/m2)/℃を得ており、この値を用いるとCO2倍増時の地表基礎温暖化は0.05℃となります。
真鍋1次元モデルによる計算結果を図1に示しますが、CO2倍増時の地表基礎温暖化を1.3℃と計算しています。論文中で真鍋は、計算結果を支配する気温減率(高度による気温低下率)について次のように述べており、実に杜撰な考えに基づいた仮定を用いています。 「対流圏の気温減率の観測値は、大体6.5℃/kmである。この説明は少し複雑である。これは、湿ったまたは乾燥した、小さいまたは大規模な対流により熱が上方に運ばれる安定化効果と、放射熱による不安定化効果のバランスで決まる。対流圏の気温減率の問題はこれ以上詳しく調べないで、この値を観測事実として受け入れ、対流の臨界気温減率として受け入れよう」
真鍋1次元モデルではあらかじめ気温減率が分っている必要がありますが、600ppm時の気温減率はJ. Kiel、C. Essex、A. Sinhaらが指摘するように多くの要因に依存するので、それを決める方法はありません。そこで真鍋は、「色々考えるのは面倒臭いから、300ppm時の気温減率6.5℃/kmをそのまま使っちゃえ」と乱暴な仮定を用いた訳です。もしもこういう計算戦略を取るのなら、600ppm時の気温減率を少し増減したケースも計算して、計算結果が変化しないことを確認する「パラメタ感度分析」を行うことが必要です。
実際にCO2倍増時の気温減率を6%増減させた計算結果を図2に示しますが、地表基礎温暖化は100%も変化するので、「真鍋の1次元モデルは理論的に無意味」と結論されます。 事実、NASAのJ. Hansenは、2000年10月23日のS. Weartとのインタビューの席で、真鍋モデルの追試経験から「真鍋の1次元モデルはfudge(でっち上げ)」と言っています。 https://www.aip.org/history-programs/niels-bohr-library/oral-histories/24309-1 また地表基礎温暖化の文献値は次のようで、真鍋モデルを否定しています。
ところがIPCCの温暖化予測は図3に示すように真鍋モデルの上に構築されています。IPCC報告書用の気候モデルは100個以上の調節可能なパラメタを用いてFBを加味した気候感度を計算しているだけであり、米国大気研究センター(NCAR)の上級研究員で前役員のJ. Firorは、「気候モデルの最大の問題は、自分たちにとって望ましい結果が出力されるように、モデルを改変し使用する人々によって構築されていることだ」と批判しています。
1980年にV. Ramanathan が「モデルで計算されるCO2温暖化は検知されない。CO2熱が海洋に吸収されたのか?」という論文を発表し大騒ぎになりました。先達真鍋に10年近く遅れて最初の論文を発表したライバルのJ. Hansenは、遅れを取り戻すのはこの時とばかり、1981年に真鍋1次元モデルを用いた「CO2温暖化の海洋遅延説」を発表しました。また1984年の3次元モデルでは恣意的な雲FBを導入し、気候感度4℃を達成して先達真鍋を追い抜きました。更に、1988年米国北西部で干ばつが発生している時、冷房を切った部屋で「この猛暑は99%CO2温暖化が原因」と議会証言して「地球温暖化の父」と呼ばれるようになりました。しかし彼は「真鍋1次元モデルはfudge」と知っていますので、その上に構築された気候モデルを全く信用していず、「人間の脳の方がスパコンより全ての要因を考慮できる」と発言しています。
【参考文献】
Hansen, J., Johnson, D., Lacis, A., Lebedeff, S., Lee, P., Rind, D. and Russell, G., Climate impact of increasing atmospheric carbon dioxide, Science 1981, 213, 957-966. Idoso, S. B., The climatological significance of a doubling of Earth’s atmospheric carbon dioxide concentration, Science 1980, 207,1462-1463. Idoso, S. B., CO2-induced global warming: a sceptic’s view of potential climate change,Climate Research,1998, Vol.10, 69-82. Kimoto, K., Will coal save Japan and the world?, Energy & Environment, 2015, 26, 1055~1067. Manabe, S. and Strickler, R.F., Thermal equilibrium of the atmosphere with a convective adjustment, J. Atmospheric Sciences, 1964, 21, 361~385. Manabe, S. and Wetherald, R.T., Thermal equilibrium of the atmosphere with a given distribution of relative humidity, J. Atmospheric Sciences, 1967, 24, 241-259. Manabe, S and Wetherald, R.T., The effects of doubling the CO2 concentration on the climate of a general circulation model, J. Atmospheric Sciences, 1975, 32, 3~15. Newell, R.E. and Dopplick, T.G., Questions concerning the possible influence of anthropogenic CO2 on atmospheric temperature, J. Applied Meteorology, 1979, 18, 822-825. Ramanathan, V., et al., Increased Atmospheric CO2: Zonal and Seasonal Estimates of the Effect on the Radiation Energy Balance and Surface Temperature, J. Geophysical Research, 84, 4949-4958 (1979) Ramanathan, V., The role of ocean-atmosphere interactions in the CO2 climate problem, J. Atmospheric Sciences, 1981, 38, 918-930. Reid,G.C. and Gage, K.S., On the Annual Variation in Height of the Tropical Tropopause, J. atmospheric sciences, 1981, 38, 1928~1938.
--X-2-neider(会話) 2021年11月5日 (金) 05:19 (UTC)
頻繁にノートに書き込まれていますが何をされたいのでしょうか?
[編集]- X-2-neiderさん、頻繁にノートに書き込まれていますが何をされたいのでしょうか?編集の提案であれば、どこの箇所をどの様に編集したいかなど、短く簡潔にお願いします。資料も全て書き写さずに、重要な箇所のみを書き、詳細は出典リンクをしていただければそちらで確認します。--コイコイ(会話) 2021年11月5日 (金) 09:09 (UTC)
- えー、まあ、その、ある意味編集者の人と会話がしたかったわけでして、えーっと、例えば、ウソですね。ウソを書くのが嫌いな訳でして、例えば、気候変動について、「水蒸気は温室効果物質の一つではあるが、飽和水蒸気量は気温によって決まっている。」ですね。木村氏「大気はなぜ水蒸気で飽和しないのか―水蒸気大気からの考察 木 村 龍 治」ですが、水蒸気は大気中では、飽和しないということですね。でもって、ごく最近まで大気中の水蒸気量は測定不能状態であったということです。NASAが人工衛星を使用してごく最近になって水蒸気量を測定できるようになっているということです。中学二年の理科でこう言う実験室での理論を学習するのですが、大学で物理を専攻した人でも勘違いして、そのまま飽和水蒸気量を大気の水蒸気量と考えてしまうわけです。気象とかホントにこの辺のことを、論文にしようとして深く考察しないと騙されるというか勘違いします。アメリカでは、水蒸気量を「地球の大気には3,750億ガロンの水蒸気」として「太陽を動力源とする蒸発によって毎年40回リサイクル」
- https://wxguys.ssec.wisc.edu/2018/02/05/water-in-atmosphere/
- として、日本では、「大気中にはおよそ 15 兆トンの水蒸気」として「全地表面からは毎年およそ 500 兆トンの割合で蒸発が生じ」「その結果として大気中の水が一年間に 30 回以上入れ替わる」
- https://ccsr.aori.u-.ac.jp/~hasumi/work/hydrological_cycle.pdf
- 水循環と大気羽角 博康(東京大学気候システム研究センター)ということで、定まった水蒸気量は、世界的に見て、まだ、決まっていません。今後の研究で平年というか日常の水蒸気量がわかると思います。
- それと、どこか忘れましたがこの懐疑論以外のところで、「世界で地球温暖化を疑うのは日本人だけ」とありましたが、「懐疑論」の中では、他の国々にも懐疑論があると書かれているのにそういうウソというか勘違いの文章が少し気になるわけです。
- でも、ここで、編集する人の大変さは、分かっているつもりです。それで、ひとつの提案として、ノートに記載しています。
- 記事を見て、論理を分かってもらえれば、それで良いと考えています。
- 私としましては、以前は、地球温暖化を言っていましたし、それについて自己研鑽をしたつもりです。
- ただ、今年のテキサス州での大寒波がありました。
- そして、第一、犬の寓話
- 犬が谷底にいて、二か所の丘の上の教会の鐘が鳴っている間に、食事が食べられるが、犬は、最初一方の丘にいたので、食事が食べられなかった。やはり中間の谷底にいなければ、食事にありつけないことを知った。
- 第二、マルクスは、(以前は、マルクス研究家であったがその後ケインズや新古典派に転じた)批判的に摂取せよと言っている。
- 第三に、もし自分が大統領か首相であった場合、温暖化派か寒冷化派に決めた政策のみをしていて完全に間違った場合、テキサスのことが国家的災難になった場合。こわいですよね。国民が酷い被害を受けます。自分の失敗を悲観して後悔するしかありません。(中共の大停電や北朝鮮の大飢饉が、悪い例です)
- などと考えた場合、やはり中立的立場として、また、両方の立場を批判する者としての立場でありたいと思います。
- 最後に、コイコイさんなどのウィキペディアの編集者には、ホントにお忙しいところお世話になり心苦しく思います。--X-2-neider(会話) 2021年11月6日 (土) 12:09 (UTC)
- 編集に関わりたい、意見を述べたいと言う気持ちは分かりますが、文が長いのは望ましくないです。ノートページのガイドライン ノートページのガイドラインにありますが記述は300字程度で簡素に分かりやすくするのが望ましいとされています。長くわかりにくい文章は無視される可能性もありますし、あまり長文を連投していると荒しとみなされる可能性もあります。ですので次回からは簡潔に分かりやすくお願いします。
- さて、今回の指摘の「ウソ」ですが、ここはちょっと特殊なページ、懐疑論のページなので、主張がたとえそれが科学的に正しくなくとも問題ではないと思われます。まず前提として現代において地球温暖化は科学的に正しいとされているので、それに対する懐疑論はその時点ですでに科学的に正しくないのです。このページはウソや科学的に正しくないことが書かれていることを前提にそういう考えの人もいるんだと見ていただきたく存じます。
- ですので対策としてページに、「温暖化は科学的に正しいとされています。本項ではそれに対する懐疑論を掲載していますので、科学的に正しくない情報も含まれておりますので留意ください。」と但書をつけさせていただきます。
- 「温暖化懐疑論が問題になっているのは日本だけ」の記述については根拠のない新聞のインタビュー記事の個人的な意見なので削除します。--コイコイ(会話) 2021年11月7日 (日) 00:38 (UTC)
- 誠に申し訳ありません。
- いろいろとご指導いただきありがとうございます。
- 今後、投稿する際は、簡潔な文章とし分かりやすい文章で投稿したいと思います。--X-2-neider(会話) 2021年11月7日 (日) 02:57 (UTC)
- 「温暖化懐疑論が問題になっているのは日本だけ」の記述については根拠のない新聞のインタビュー記事の個人的な意見なので削除します。--コイコイ(会話) 2021年11月7日 (日) 00:38 (UTC)
記載する懐疑論・記載しない懐疑論の基準とは
[編集]ローカルルールにも書いてある通り、懐疑論(気候変動対策をしない言い訳)は調べれば大量に見つかります(Skeptical Scienceは丁寧に200以上もの懐疑論に反論しています)が、「全てを取り上げる必然性がない」というルールについて、ではどの懐疑論を存続あるいは除去するのかという疑問も同時に浮かびます。
また、科学の域を超えた政治的・道徳的な懐疑論(例:気候活動家の是非、「中国やインドの方がCO2を多く排出しているから排出量が少ない国の気候変動対策は意味がない」など)については、科学論文や公的機関だけをもとに反論を書くのは難しいと感じています。--ChaetoLv(会話) 2024年9月2日 (月) 10:20 (UTC)
- 懐疑論の掲載の取捨選択については、今でもごちゃごちゃしているページなのであまり増やすのは得策ではないと思います。取捨選択の案としては懐疑的な意見として現在も研究が続けられ論文が出ているものは取り上げ、もうあまり研究されていないものや論文の無いものついては書かないなどで区別するのはどうでしょうか。
- 出典については、査読論文や政府情報でなくても信頼できる出典なら問題ないと自分は思います。ただ肯定派懐疑派ともにメディアなどの情報は科学的根拠のないものも多くそれらは当然信頼出典となります。ですので結局は論文や政府や研究機関の情報を使っていただくことになると思います。
- ローカルルールはある程度の秩序を守るためでwikipedia全体のルールのように必ず遵守しなくてはならないわけではないと自分は思います。それにこのローカルルールはもう10年も前のもののようですしその頃と世論もだいぶ変わってきておりそこまでページが荒れるということは少ないと思いますので厳密に遵守しなくともページが荒れる可能性は低いと思います。現に編集してい人間は極僅かですしたまにしか編集していませんからね。--コイコイ(会話) 2024年9月9日 (月) 14:03 (UTC)