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ハトヴァン - ミシュコルツ - セレンチ - シャートラヤウーイヘイ/ニーレジハーザ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハンガリー国鉄
ハトヴァン - ミシュコルツ - セレンチ - シャートラヤウーイヘイ/ニーレジハーザ線の路線図
ハトヴァン - ミシュコルツ - セレンチ - シャートラヤウーイヘイ/ニーレジハーザ線の路線図
路線番号80
路線総延長266 km
軌間1435 mm
電圧25000 V(交流
最高速度120 km/h

ハトヴァン - ミシュコルツ - セレンチ - シャートラヤウーイヘイ/ニーレジハーザ線ハンガリー語: Hatvan–Miskolc–Szerencs–Sátoraljaújhely/Nyíregyháza-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は80ブダペストミシュコルツニーレジハーザコシツェを結ぶ路線である。

2017年以前は、100号線の支線が、80号線の支線となっていた。

運行形態[1]

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ブダペスト近郊についてはブダペスト - ハトヴァン線の項目を参照。

特急(IC)

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下記5系統に分かれる。

  • トカイ号: ブダペスト東駅 - ミシュコルツ・ティサイ - セレンチ - ニーレジハーザ - デブレツェン - ブダペスト西駅
    2時間に1本の運行。セレンチ以東は100号線に直通する。フュゼシャボニに停車し、メゼーケヴェシュドを通過するが、夜間の東行1本はメゼーケヴェシュドにも停車する。
    過去の運行形態
    かつては、愛称名が便毎に異なっており、東行(時計回り)が花の名前[2]、西行(反時計回り)が鳥の名前[3]となっていた。100号線内ピュシュペクラダーニまでしか直通しない列車のみ、トカイ号として運行していた。メゼーケヴェシュド停車の列車は、ブダペスト発ミシュコルツ止まりの「ハーモル」号であった。ハトヴァンは全列車通過していた。
    2022年4月に、全てトカイに統一された[4]
    2023年度より、ハトヴァン停車となった。ハーモル号はニーレジハーザまで運行する様になり、トカイ号に改称された。

  • トカイ号: ミシュコルツ・ティサイ → セレンチ → ニーレジハーザ → デブレツェン → ブダペスト西駅
    一日あたり、片道1本のみの運行。セレンチ以東は100号線に直通する。
    2022年4月のダイヤ改正以前は、「タクタ」の愛称名であった。
  • ゼンプレーン号: ブダペスト東駅 - ミシュコルツ・ティサイ - セレンチ - シャートラヤウーイヘイ
    2時間に1本の運行。ミシュコルツ以西はヘルナード号と併結する。フュゼシャボニを通過し、メゼーケヴェシュドに停車する。
    過去の運行形態
    2019年以前は、日曜日の西行片道1本を除き、ブダペスト - ミシュコルツ間の運行であった。夏季は全列車ミシュコルツ以西の運行であった。フュゼシャボニとセレンチ以東の各駅に停車し、ハトヴァンとメゼーケヴェシュドを通過していた。愛称名は、西行の片道1本のみが「ゼンプレーン」号で、他の便はそれぞれ個別の愛称名であった。
    2019年末に、金曜日に限り東行片道1本(「シャヨー」号)がシャートラヤウーイヘイまで延伸した。この時、セレンチ以東も急行運転する様になった。メゼーゾンボル、セギ、エルデーベーニェ、ボドロゴラシは通過となった。
    2020年末に、愛称名が「ゼンプレーン」に統一され、シャートラヤウーイヘイまで2時間に1本の運行となった。メゼーケヴェシュド、エルデーベーニェ、ボドロゴラシ停車となり、フュゼシャボニは通過となった。
    2023年度より、ハトヴァン停車となった。

  • ヘルナード号: ブダペスト東駅 - ミシュコルツ・ティサイ - コシツェ
    2時間に1本の運行。ミシュコルツ以西はゼンプレーン号と併結する。ミシュコルツ以東は90号線に直通する。
    過去の運行形態
    2020年以前は、一日2往復の運行で、それぞれ「ヘルナード」「ラーコーチ」と別々の愛称名であった。また、フュゼシャボニに停車し、ハトヴァンとメゼーケヴェシュドを通過していた。
    2021年度より、2時間に1本となり、愛称名は「ヘルナード」に統一された。メゼーケヴェシュド停車、フュゼシャボニ通過となった。
    2023年度より、ハトヴァン停車となった。

  • ボルショド号: ブダペスト東駅 → ミシュコルツ・ティサイ
    一日1本の運行。フュゼシャボニ、メゼーケヴェシュドの両方に停車する他、ニェークラードハーザにも停車する。
    2020年末に運行を開始した。
  • 過去の運行系統
    • フュゼール号: ブダペスト東駅 - ミシュコルツ・ティサイ - セレンチ - シャートラヤウーイヘイ
      2019年以前は、金曜日の東行のみ運行していた。夏季運休であった。セレンチ以西は、デブレツェン方面の列車(トカイ号)に併結されていた。フュゼシャボニに停車し、メゼーケヴェシュドを通過していた。
    2019年末に、運休となった。翌2020年秋以降、上下とも毎日運行、セレンチ以東はオラスリスカとシャーロシュパタクを除き通過となった。
    2020年末に、西行に限り、デブレツェン方面発の列車との併結を解除した。
    2022年7月以降運行休止[5]

快速(IR)

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  • マートラ号(IR85系統): ブダペスト東駅 - ヴァーモシュジェルク - ジェンジェシュ
    1時間に1本の運行。ヴァーモシュジェルク以北は85号線に直通する。
    2023年度より運行を開始した。
  • アグリア号(IR87系統): ブダペスト東駅 - フュゼシャボニ - エゲル
    1時間に1本の運行。フュゼシャボニ以北は87号線に直通する。
    2020年夏以前は、2時間に1本の運行で、また特急(O)として運行していた。フュゼシャボニ以西は、シャートラヤウーイヘイ発着の区間特急(フュゼシャボニ以西はIRと同じ、以東は各駅停車)も4時間に1本運行していた。
  • ミシュコルツ・ティサイ → ブダペスト東駅
    一日1本の運行。カール・カーポルナとヴァーモシュジェルクを通過する。
    2020年末に運行を開始した。当初は特急(IC)「ボルショド」号として運行していたが、2023年度より快速(IR)に格下げとなった他、愛称名無しとなった。

区間特急(S)

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  • ティサトー号: ブダペスト - フュゼシャボニ - ミシュコルツ 【夏季、および秋季休日運行】
    夏季を中心に、一日1往復の運行。フュゼシャボニ以東は108号線に直通する。快速(IR)相当の停車駅だが、ヴァーモシュジェルクとカール・カーポルナを通過する。
    2021年に運行を開始した。2022年度以前は、ハトヴァンを通過していた他、種別もエクスプレス(Ex)であった。

快速(Ex)

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  • エズュシュトパルト号: ケストヘイ - ハトヴァン - ミシュコルツ 【夏季運行】
    夏季のみ、一日1往復の運行。ブダペスト以西は、ケーバーニャ上駅の短絡線を使用して、30号線に直通する。フュゼシャボニ以西の停車駅は快速と同じ。
    2019年に限り、ハトヴァン以西は82号線に直通していた。
  • シャヨー号: カジンツバルチカ → ブダペスト 【日曜運行】
    日曜限定で、一日1本の運行。ミシュコルツ以北は短絡線経由で92号線に直通する。ミシュコルツ・ゲメリから、ゲデッレーまでノンストップ。
    2023年度に運行を開始した。当初は特急(ジェルシュ)の種別であったが、2023年4月2日より特別快速(Ex)に種別変更され、シャヨーの愛称名がつけられた[6]
  • 過去の運行系統
    • カンプシュ号: セゲド - ハトヴァン - ミシュコルツ
      2021年春以前、夏季を除いて週1往復運行していた。ハトヴァン以西は82号線に直通していた。

普通

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下記3系統に分かれる。

  • (ブダペスト東駅 - )ヴァーモシュジェルク - フュゼシャボニ
    2時間に1本の運行。大半はヴァーモシュジェルク止まりであるが、早朝・深夜にはブダペストまで運行される列車もある。
    2022年度以前は、日中に4時間間隔が空く時間帯もあった。
  • ブダペスト → ミシュコルツ
    一日1本の運行。フュゼシャボニ - ミシュコルツ間は、快速相当の停車駅となる。
    2022年度以前は、カラーチョンドとルダシュを通過していた一方、ナジュート以東は各駅停車であった。
  • ミシュコルツ → ブダペスト
    一日1本のみの運行。途中、カール・カーポルナからヴァーモシュジェルクまでノンストップ。
    過去の運行形態
    2017年以前は特急(Gy)として運行して、ニーレジハーザ→ハトヴァン間で運行していた。ミシュコルツ以東は特急停車駅のみに停車し、セレンチ以東は100号線から直通していた。休日のみ、ブダペスト発着であった(ハトヴァン以西はアソード、ゲデッレーに停車)。
    2017年末に区間特急(S)格下げとなった。
    2018年末に、休日のみ特急(Gy)として運行する様になった。
    2020年夏に、ハトヴァン以西が休止され、通年区間特急(S)として運行する様になった。
    2022年度以降休止。ミシュコルツ以東は特急(IC)に、以西は普通に置き換えられた。
    2023年度より、ブダペストまで運行する様になった。

  • フュゼシャボニ - セレンチ - ニーレジハーザ
    1時間に1本の運行だが、一部はミシュコルツやセレンチで分割されている。セレンチ以東は100号線に直通する。
    過去の運行形態
    2020年夏以前は、一部(4時間に1本相当)がブダペスト - シャートラヤウイーヘイ間の区間特急(S)として運行していた。この列車は、フュゼシャボニ以東は各駅に停車していた一方、以西の停車駅は現在の快速(IR)と同じであった。他の普通列車は4時間サイクルに2-3本の運行で、大部分はミシュコルツで系統が分断されていた他、4時間サイクルでニーレジハーザ直通は2本、残りはシャートラヤウイーヘイに直通していた。
    2020年秋は、区間特急(S)がフュゼシャボニ発着の普通に格下げとなった他、シャートラヤウーイヘイ発着列車はフュゼシャボニ - ミシュコルツの列車の一部と統合され、フュゼシャボニまで運行する様になった。
    2020年末に、1時間に1本の運行となり、大部分がフュゼシャボニ - ニーレジハーザの運行となった。シャートラヤウーイヘイ方面への直通列車は特急(IC)に代替された。

  • セレンチ - シャートラヤウーイヘイ
    2時間に1本の運行。

過去の運行種別

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駅一覧

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以下では、ハンガリー国鉄80号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。なお、ブダペスト近郊についてはブダペスト - ハトヴァン線の項目を参照。

ハトヴァン - シャートラヤウーイヘイ間

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  • 種別
    • IC:特急
    • O:特急
    • S:急行
    • Ex:快速
    • Sz:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:大部分停車、一部通過
    • 印:大部分通過、一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ IC IR Ex Sz 接続路線 所在地
80 ブダペスト東駅   0

1号線(ミュンヘン方面)、40号線(ペーチ方面)
120号線(ソルノク方面)
ブダペスト地下鉄2号線(南駅方面、エルシュヴェゼール広場方面)
ブダペスト地下鉄4号線(ケレンフェルド方面)

ブダペスト市
この間の各駅はブダペスト - ハトヴァン線の項目を参照。
ハトヴァン駅   67 81号線(ショモシュケーウーイファル方面)、82号線(ソルノク方面) ヘヴェシュ県 ハトヴァン郡
ホルト・チャーニ駅(休止中)   (77)  
ヴァーモシュジェルク駅 20 87 85号線(ジェンジェシュ方面)、86号線(ソルノク方面) ジェンジェシュ郡
アダーチ駅 4 91  
カラーチョンド駅 6 97  
ルダシュ駅 4 101  
ナジュート駅 5 106   フュゼシャボニ郡
カール・カーポルナ駅 7 113 102号線(キシューイサールラーシュ方面)
フュゼシャボニ駅 12 125 87号線(エゲル方面)、108号線(デブレツェン方面)
シハロム駅 6 131  
メゼーケヴェシュド駅 7 138   ボルショド・アバウーイ・ゼンプレーン県 メゼーケヴェシュド郡
メゼーケヴェシュド上駅 2 140  
メゼーケレステシュ・メゼーニャーラード駅 7 147  
チンチェ駅 9 156  
エメード駅 6 162   ミシュコルツ郡
ニェークラードハーザ駅 7 169 89号線(ティサウーイヴァーロシュ方面)、92号線(カズィンツバルツィカ方面)
ミシュコルツ・ティサイ駅 13 182 92号線(オーズド方面)、94号線(トルナナーダスカ方面)
フェルセージョルツァ駅 5 187     90号線(ヒダシュネーメティ方面)
ヘルナードネーメティ・ベーチ駅 10 197      
ティサルーツ駅 5 202       セレンチ郡
タクタハルカーニ駅 9 211      
タクタサダ駅 3 214      
セレンチ駅 6 220     98号線(アバウーイサーントー方面)
メゼーゾンボル駅 5 225     100号線(デブレツェン方面)
ボドログケレストゥール駅 7 232       トカイ郡
セギ駅 4 236      
エルデーベーニェ駅 2 238      
オラスリスカ・トルチヴァ駅 6 244       シャーロシュパタク郡
ボドロゴラシ駅 6 250      
シャーロシュパタク駅 6 256      
シャートラヤウーイヘイ駅 10 266       シャートラヤウーイヘイ郡

出典

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