ヒッチコック・スリラーシリーズ
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ヒッチコック・スリラーシリーズは、1976年7月に勁文社のレーベル「ジーンズ・ブックス」から刊行されたアンソロジーの叢書。
新書版変型(92mm×172mm)、帯付き。全4冊。
概要
[編集]アルフレッド・ヒッチコック監修の触れ込みで、『Alfred Hitchcock's Mystery Magazine』に掲載された作品から編まれた日本オリジナルのアンソロジーである。
翻訳は編集プロダクションの株式会社アドバルーン。カバーデザインは中野智雄が担当[1]。
掲載作品
[編集]※は、各巻表紙に記載された日本オリジナルの英題。
◆『死霊の館』(※Fat Jow and The Manifestations) 1976.7
- 「死霊の館」(Fat jow and the Manifestations、ロバート・アラン・プレイアー (Robert Alan Blair))
- 「子供は嫌い」(The Misopedist、ジェイムズ・ホールディング (James Holding))
- 「静かなる殺人」(Mildly Murderous、エリジャア・エリス (Elijah Ellis))
- 「とかく女は」(Don't Call It Murder、C・B・ジルフォード (Charles Bernard Gilford))
- 「プラン19」(Plan Nineteen、ジャック・リッチー (Jack Ritchie))
- 「夜の声」(Voice In The Night、ロバート・コルビー (Robert A. Colby))
◆『蜂』(※Stung) 1976.7
- 「蜂」(Stung、アーサー・ポーシス (Arthur Porges))
- 「刺した!」(各務三郎訳)の別題で、ショートショートランド(講談社) 1983/3に掲載
- 「証拠は夢にきけ」(Trianglar Weekend、C・B・ジルフォード)
- 「夢の中の犯罪」(久里瀬いと訳)の別題、ヒッチコック・マガジン 1961/5 No.22に掲載
- 「冷凍庫14」(Drawer 14、トルメイジ・パウエル (Talmage Powell))
- 「死神は棺桶の中」(Six Skinny Coffins、ジョナサン・クレイグ (Jonathan Craig))
- 「殺人訪問」(Murder Door to Door、ロバート・コルビー)
- 「スペードの2」(You Can't Win 'Em (At) All、エド・ラッシー (Ed Lacy))
◆『謎のキャンパス殺人』(※Devil in Ambush) 1976.7
- 「謎のキャンパス殺人」(Devil in Ambush、C・B・ジルフォード)
- 「引き裂かれた新聞広告」(Item、ヘンリー・スレッサー (Henry Slesar))
- 「虎の吠える夜」(Day of the Tiger、ジャック・ウェッブ)
- 「ニセ札」(The Sawbuck Machine、フランク・シスク (Frank Sisk))
- 「人知れぬ楽しみ」(Comfort, In A Land Of Strangers、ミッチェル・ブレッド (Michael Brett))
- 「隣の視線」(A Neighborly Observation、リチャード・ハードウィック (Richard Hardwicke))
◆『蝿人間』(※The Human Fly) 1976.7
- 「桃の収穫の季節」(山本俊子訳)の別題で、ミステリマガジン 1984/5 No.337に掲載
- 「著作権」(Curtain Speech、エド・ラッシー)
- 「天才の夢」(丸本聰明訳)の別題で、ヒッチコック・マガジン 1962/4 No.33に掲載
- 「命の値段」(Settlement Out of Court、フレッチャー・フローラ (Fletcher Flora))
- 「バーゲン狂」(The Steal at the Place、ジェームズ・ホールディング)
- 「掟」(Welcome to My Prison、ジャック・リッチー)
- 「ようこそお越しを」(野木愼二訳)の別題で、ヒッチコック・マガジン 1960/12 No.17に掲載
- 「警官に手を出すな」(Cop Killer、ジェームズ・ホールディング)
- 「巡査殺し」(森郁夫訳)の別題で、ヒッチコック・マガジン 1963/1 No.42に掲載
出典
[編集]- 翻訳作品集成 https://ameqlist.com/
- The Hitchcock Zone> Hitchcock books [1]