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ヒッチコック・スリラーシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヒッチコック・スリラーシリーズは、1976年7月に勁文社レーベル「ジーンズ・ブックス」から刊行されたアンソロジー叢書

新書版変型(92mm×172mm)、帯付き。全4冊。

概要

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アルフレッド・ヒッチコック監修の触れ込みで、『Alfred Hitchcock's Mystery Magazine』に掲載された作品から編まれた日本オリジナルのアンソロジーである。

翻訳は編集プロダクションの株式会社アドバルーン。カバーデザインは中野智雄が担当[1]

掲載作品

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※は、各巻表紙に記載された日本オリジナルの英題。

◆『死霊の館』(※Fat Jow and The Manifestations) 1976.7

「脱走計画No.19」(森愼一訳)の別題で、ミステリマガジン 1981/5 No.301に掲載

◆『蜂』(※Stung) 1976.7

「刺した!」(各務三郎訳)の別題で、ショートショートランド(講談社) 1983/3に掲載
  • 「証拠は夢にきけ」(Trianglar Weekend、C・B・ジルフォード)
「夢の中の犯罪」(久里瀬いと訳)の別題、ヒッチコック・マガジン 1961/5 No.22に掲載

◆『謎のキャンパス殺人』(※Devil in Ambush) 1976.7

  • 「謎のキャンパス殺人」(Devil in Ambush、C・B・ジルフォード)
「ホリス教授の優雅な生涯」(丸本聰明訳)の別題で、別冊宝石 1963/11に掲載
「ある記事」(高橋泰邦訳)の別題で、ヒッチコック・マガジン 1962/9 No.38に掲載
「新聞広告」(大井良純訳)の別題で、ミステリマガジン 1986/9に掲載

◆『蝿人間』(※The Human Fly) 1976.7

「桃の収穫の季節」(山本俊子訳)の別題で、ミステリマガジン 1984/5 No.337に掲載
  • 「著作権」(Curtain Speech、エド・ラッシー)
「天才の夢」(丸本聰明訳)の別題で、ヒッチコック・マガジン 1962/4 No.33に掲載
「ようこそお越しを」(野木愼二訳)の別題で、ヒッチコック・マガジン 1960/12 No.17に掲載
  • 「警官に手を出すな」(Cop Killer、ジェームズ・ホールディング)
「巡査殺し」(森郁夫訳)の別題で、ヒッチコック・マガジン 1963/1 No.42に掲載

出典

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  1. ^ 『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション 戦後翻訳ミステリ叢書探訪』(川出正樹東京創元社) 2023.12 p.244