ヒラニヤークシャ
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この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2016年10月) |
ヒラニヤークシャ(梵: हिरण्याक्ष, Hiranyāksha)は、インド神話に登場するアスラ族の名。名の意味は「金の目を持つもの」という意味である[1]。
カシュヤパ仙とディティの子。ダイティヤ族(「ディティの子」を意味するアスラ族の一派)のひとり。三界を征服したアスラ王ヒラニヤカシプとは兄弟[2]。軍神スカンダに倒されたターラカや、アディティから秘宝のイヤリングを盗んだナラカ(奈落)は彼の息子とされる。また苦行によってシヴァ神からアンダカ(暗黒)を子供として授かった[要出典]。
ヴィシュヌ神の敵対者であり、ヴィシュヌがヴァラーハ(猪)に化身して海中に没した大地を持ち上げるのを邪魔したが、逆に討ち取られた[1][2]。大地を海中に沈めたのはヒラニヤークシャの仕業だとする神話もある[2]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 菅沼晃編 編『インド神話伝説辞典』東京堂出版、1985年3月。ISBN 978-4-490-10191-1。 ※特に注記がなければページ番号は本文以降