ヒロ寺平
ひろ てらだいら ヒロ 寺平 | |
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本名 | 寺平 博次 |
生年月日 | 1951年11月27日(73歳) |
出生地 | 大阪府大阪市南区(現:中央区) |
職業 | ディスクジョッキー |
活動期間 | 1985年 - 現在 |
事務所 | PUMPKIN |
主な作品 | |
『HIRO T'S MORNING JAM』 『HIRO T'S AMUSIC MORNING』 |
ヒロ寺平(ひろ てらだいら、1951年〈昭和26年〉11月27日[1] - )は、大阪府大阪市中央区(旧:南区)出身のラジオDJ。本名は寺平 博次(てらだいら ひろつぐ)。自身の個人事務所であるPUMPKINに所属し、2019年9月までFM802と専属契約を結んでいた。通称、「ヒロさん」「Hiro-T(ひろ・てぃー)」。
来歴
[編集]大阪府立高津高等学校を経て、関西学院大学商学部卒業後の1973年にカナダへ留学。カナダからの帰国後、楽器を主とした音楽関連機材を取り扱う会社を設立すると共に、関西地区のライブハウスで音楽家、MCとしてステージに立つ。留学経験を活かしてビッグステップ(大阪・心斎橋)内に英会話スクール「PUMPKIN(所属事務所と同名)」を開いていた(1984年-1999年)[2]。
1985年にラジオ関西の『Seiden Sound Jockey』(星電社一社提供番組)でDJとしてデビュー。一方で毎日放送では、毎年秋口の深夜に関西ローカルで放送されている関西学生アメフトリーグのダイジェスト番組で司会も務めた。
1989年6月1日に開局したFM802では、開局第一声を担当した[3][4]。また、毎週金曜日の13時間の生放送『FRIDAY AMUSIC ISLANDS』をレギュラーで担当。FM802の看板DJとして人気を博す。
11年間もの間、毎週金曜日に13時間生放送という番組を担当した他、1月1日が金曜日のときは、午前3時から16時間生放送という長時間放送を担当したこともある。また2008年の大晦日には、『FM802 STILL20 KICK OFF SPECIAL NEW YEAR CELEBRATION』(2008年12月31日21時-2009年1月1日3時、DJ:ヒロ寺平・尾上さとこ)→『Still 20 Still RockN' Roll』(2009年1月1日3時-6時、DJ:ヒロ寺平・鈴木理恵・飯室大吾・鬼頭由芽・タケモトコウジ、以上はいずれも生放送の特別番組)→『HIRO T'S MORNING JAM』へ立て続けに出演。「生放送番組への14時間連続出演」という記録を樹立した。
2013年3月28日で14年半続いた『HIRO T'S MORNING JAM』を降板。同年4月1日より、FM802との専属契約を継続したまま、同局が運営するFM COCOLOの新番組『HIRO T'S AMUSIC MORNING』のDJとなる[5]。FM COCOLOへの異動は2年前から話し合いが進められており、2010年4月以降、FM802がFM COCOLOの番組制作に深く携わり、2012年4月からは「1局2波」運営となった上で、16歳-34歳をターゲットとした番組作りのFM802と40歳以上をターゲットとするFM COCOLOとの双方のステーションカラーを明確に打ち出すために「必然」に変化した出来事であると語っている[要出典]。
2019年6月3日放送の『HIRO T'S AMUSIC MORNING』で、同年9月30日限りでラジオDJから引退することを発表[6]、ラジオDJとしての活動に終止符を打った。但し、DJからの引退後も、テレビ・ラジオ番組への単発出演、YouTube動画制作など、メディアでの活動自体は続けている。
なお、DJを引退する直前の2019年9月21日には、プロ野球阪神タイガース対広島東洋カープ戦(阪神甲子園球場)で始球式を務めた。阪神ファンだったことや、テレビ中継の担当局が当時不定期で『ちちんぷいぷい』などに出演していた毎日放送だったことによる[7]。
人物
[編集]大阪在住であり、普段から大阪市内を移動する際は、主に自転車を利用している[8]。
幼少期に、壽屋(現在のサントリー)から販売されていた濃縮果汁「トリスコンク」のイメージキャラクターに起用されたことがある。自身が出演したテレビCMは、過去に壽屋がスポンサーに付いていた「ローハイド」(テレビ朝日=当時:日本教育テレビ)で放映されたほか、主演のクリント・イーストウッドとも対面している[9]。
妻との馴れ初めは、飛行機でたまたま隣に座った事が切っ掛け。息子、娘がいる[10]。
長年にわたり、携帯電話を持つことに抵抗し、TwitterやFacebookを更新する際は、押尾コータローよりプレゼントされたiPadのWi-Fiモデルを主に使用していた。しかし葛藤の末、iPhone 5sを購入。2014年3月に自身のメールマガジン[11]で公表した。
音楽作品
[編集]1996年に福冨英明とのコラボレーションでFRIDAY AMUSIC ISLANDSテーマ曲・Act Against AIDSキャンペーンソングの『lovin' you』をシングルCDとして発売。同曲はOSAKAN HOT 100で61週連続トップ100ランクインの邦楽(J-POP)最長記録を樹立[10](当時)。
受賞歴
[編集]- 1994年 中国広東国際音楽博覧会 世界No.1 DJ賞(本人があずかり知らぬうちに受賞)
- 1995年 日本民間放送連盟賞 近畿地区 生ワイド番組部門最優秀賞 2011年優秀賞
- 第32回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞
- 2009年 第19回関西ディレクター大賞 特別賞
出演番組
[編集]過去
[編集]ラジオ
[編集]- FM802
- FRIDAY AMUSIC ISLANDS(金曜6時 - 19時、1989年6月2日 - 1999年)ギネスブックにも掲載された番組
- OSAKAN HOT 100 2代目DJ(日曜12時 - 16時 、1991年 - 2001年)
- HIRO T'S MORNING JAM(月~木曜6時 - 11時、1999年10月 - 2013年3月28日)
- HIRO T'S FRIDAY MORNING JAM(金曜6時 - 11時 1999年9月 - 2012年3月)
- FM COCOLO
- HIRO T'S AMUSIC MORNING(月~木曜6時 - 11時、2013年4月1日 - 2019年9月30日)
- WONDERFUL MUSIC STATION radio papa(水・木曜13時30分 - 16時15分)[1]
- Seiden Sound Jockey(土曜24時 - 25時)
- 缶・かん・ポップス・フリーク(日曜13時 - 15時)[1]
- ヒッツ&ポップス(日曜11時 - 11時30分)[1]
- ワールドポップス'86→'87(金曜21時15分 - 55分)[1]
- ジョイフルポップ(1987年4月 - 1989年3月)
- ヒロTのポストカードミュージック(15時50分~18時、2024年9月16日)
- 上沼恵美子のオールナイトニッポンGOLD(水曜22時 - 23時55分、2015年2月18日)
- おめでとう!道上洋三とヒロ寺平です~新春Super Session~(2020年1月1日)※ラジオDJからの引退を機に、『おはようパーソナリティ道上洋三です』(FM802→FM COCOLOのDJ時代に担当していた『OSAKAN HOT 100』以外の番組と放送曜日・時間が重複)のパーソナリティである道上洋三と初めて共演。
テレビ
[編集]- あほやねん!すきやねん!(NHK総合、- 2011年3月)
- 番組内コーナー『Music Ranking』に出演。FM802のスタジオで収録していた。
- ミュージック・ポートレイト(NHK Eテレ)
- West20(読売テレビ、1995年 - 1999年10月)
- ファンキートマト(TVK)※TVK制作の番組では、『SONY MUSIC TV』の特別プログラムに出演したり、『SONY MUSIC ACCESS』の選曲を担当したりもしていた。
- 住みたい街ランキング2016[12](テレビ大阪) - ナレーター
- ちちんぷいぷい木曜日→金曜日(毎日放送)※パネラーとして月1 - 2回のペースで出演。ラジオDJからの引退後も、充電期間をはさんで、2019年11月14日放送分から出演を再開している。2020年4月から、出演曜日を金曜日に変更。2021年3月12日の最終回では、放送期間が21年半にわたった番組の「グランドフィナーレ」にスタジオパネラーとして立ち会った。
- MBS SONG TOWN(毎日放送) - 不定期ゲスト
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 『DJ名鑑 1987』三才ブックス、1987年2月15日、130頁。
- ^ “ヒロ寺平『Yummy Info !』”. ヒロ寺平オフィシャルブログ「悠遊素適」Powered by Ameba. 2023年11月22日閲覧。
- ^ 「グレン・フライ/The Heat Is On」の替え歌・「The Switch Is ON」をバックにアナウンスした。
- ^ FM STATION 1989年6月22日号 p.35 - 36
- ^ ヒロ寺平“引っ越し”FM802からFM COCOLOへ(『スポーツニッポン』大阪本社発行版2013年3月5日付記事)を参照。
- ^ “関西の大御所ラジオDJ ヒロ寺平が引退発表「9月30日を持ってリタイアです」”. デイリースポーツ online (デイリースポーツ). (2019年6月3日) 2019年6月3日閲覧。
- ^ 毎日放送から映像の提供を受け、実況を独自に差し替えて放送したビジター側地元局の中国放送(RCC)では、特に始球式の概要に触れず、広島のチーム状態について話していた。なお、広島県では他局も含めて寺平の出演番組がほとんど放送されていなかった。
- ^ 「おそとは、いたずら心を満たしてくれる。」ヒロ寺平
- ^ “HIRO T'S DIARY”. www.kabocha.co.jp. 2023年11月22日閲覧。
- ^ a b FMステーション 1997年9月16日号 p.23
- ^ Co.,ltd, FM802. “|ピックアップ|FM802”. FM802. 2023年11月22日閲覧。
- ^ [1]
外部リンク
[編集]- PUNPKIN'S Web(自身の個人事務所ならびに公式サイト)
- ヒロ寺平オフィシャルブログ「悠遊素適」 - Ameba Blog
- ヒロ寺平 (@HiroTeradaira) - X(旧Twitter)
- ヒロ寺平 (@hiroteradaira) - Instagram
- ヒロ寺平 - YouTubeチャンネル