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ビビアーノ・フェルナンデス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビビアーノ・フェルナンデス
基本情報
本名 ビビアーノ・フェルナンジス・ダ・シウヴァ・ネト
(Bibiano Fernandes da Silva Neto)
通称 ザ・フラッシュ (The Flash)
密林の関節カーニバル
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
カナダの旗 カナダ
生年月日 (1980-03-30) 1980年3月30日(44歳)
出身地 ブラジルの旗 ブラジル
アマゾナス州マナウス
居住 カナダの旗 カナダ
ブリティッシュコロンビア州バンクーバー
所属 グレイシー・バッハ柔術
→レボリューション・ファイトチーム
→ファイトチーム・ビビアーノ
身長 170cm
体重 61kg
階級 フェザー級バンタム級
バックボーン ブラジリアン柔術
テーマ曲 Numb / Encore
リンキン・パーク
テンプレートを表示
獲得メダル
ブラジルの旗 ブラジル
ブラジリアン柔術
世界柔術選手権
2003 リオデジャネイロ 64kg級
2004 リオデジャネイロ 64kg級
2005 リオデジャネイロ 64kg級
2006 リオデジャネイロ 64kg級

ビビアーノ・フェルナンデスBibiano Fernandes1980年3月30日 - )は、ブラジル男性柔術家総合格闘家アマゾナス州マナウス出身。ファイトチーム・ビビアーノ所属。ブラジリアン柔術黒帯。元ONE世界バンタム級王者。元DREAMバンタム級王者。元DREAMフェザー級王者。

極めの速さから「ザ・フラッシュ」の異名を持つ。スピーディーな動きで相手を翻弄し、一瞬の隙を突いて関節技を極める[1]

来歴

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13歳からブラジリアン柔術を始めて、世界柔術選手権、ブラジル選手権での優勝など数々の柔術大会で実績を残す。

2003年11月1日、日本で開催されたプロ柔術「DESAFIO」でアギナルド・タバ・マサオと対戦し、開始24秒三角絞めで一本勝ち[2]

2004年7月29日、ブラジル・サンパウロで開催されたプロ柔術「DESAFIO 2」で渡辺孝と対戦し、6-4のポイント勝ち[3]

2004年10月23日、Jungle Fight 3で総合格闘技デビュー。ルイス・フィゴラにチョークスリーパーで一本勝ち。

2005年4月、プロ柔術 Gi-06で行われたGiペナ級ワールドカップトーナメントに出場。準決勝で小室宏二、決勝で植松直哉に勝利し、優勝を果たした。

2005年10月19日、カリフォルニア州で行われたヒクソン・グレイシー主催のブドーチャレンジ60kg未満級に参戦。1回戦でエドワード・サンチェスに三角絞めで一本勝ちし、決勝でも勝村周一朗三角絞めで一本勝ちし、優勝。

2006年10月28日、KOTC世界バンタム級(-66kg)タイトルマッチでユライア・フェイバーと対戦。バックマウントを奪うなど有利に試合を進めたが、フェイバーの肘打ちで額をカットし、ドクターストップでTKO負けを喫し王座獲得に失敗した。

2007年9月17日、初参戦となったHERO'S山本"KID"徳郁と対戦し、腕ひしぎ十字固めを極めかけるなどしたが、判定負け。

DREAM

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2009年3月8日、DREAM初参戦となったDREAM.7のフェザー級(-63kg)グランプリ1回戦で大塚隆史と対戦し、判定勝ちを収めた。

2009年5月26日、DREAM.9のフェザー級グランプリ2回戦で今成正和と対戦し、判定勝ちを収めた。

2009年10月6日、DREAM.11のフェザー級グランプリ準決勝でジョー・ウォーレンと対戦し、開始42秒腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。続く決勝では高谷裕之に判定勝ちを収め優勝を果たし、初代DREAMフェザー級王座に認定された。

2010年3月22日、DREAM.13のフェザー級タイトルマッチでヨアキム・ハンセンと対戦。主に打撃の攻防となり、一進一退だったが2-1の判定勝ちを収め王座の初防衛に成功した。

2010年12月31日、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2010〜で行なわれたDREAMフェザー級王座の2度目の防衛戦で高谷裕之の挑戦を受け、0-3の判定負けで王座から陥落した[4]。連勝が7で止まった。

2011年9月24日、DREAM.17のバンタム級世界トーナメント1回戦でDEEPバンタム級王者の大塚隆史と対戦し、チョークスリーパーで一本勝ちを収めた。

2011年12月31日、元気ですか!! 大晦日!! 2011のDREAMバンタム級世界トーナメント準決勝でホドルフォ・マルケス・ディニスに3-0の判定勝ち。決勝ではアントニオ・バヌエロスをパウンドでTKO勝ちを収め優勝を果たし、2階級制覇となる初代DREAMバンタム級王座に認定された。

ONE Championship

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UFCより、地元カナダで開催されるUFC 149でローラン・デロームと対戦予定と発表があったが、後日ビビアーノ本人が自身のFacebookでこれを否定。その後ズッファ社長のダナ・ホワイトもビビアーノと契約を交わしていない事を認める発言をした。その後、東南アジアを中心に活躍するONE FCと契約を交わした事が発表された[5]

2012年8月31日、ONE FC初参戦となったONE FC 5グスタヴォ・ファルシローリ英語版と対戦し、判定勝ち。

2012年12月31日、DREAM.18 & GLORY 4に出場し63kg契約で前田吉朗と対戦。流れるような寝技の展開の中で三角絞めを極め、一本勝ち。

ONE世界王座獲得

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2013年5月31日、ONE FC 9: Rise to PowerのONE世界バンタム級暫定王座決定戦で岡嵜康悦と対戦し、判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2013年10月18日、ONE FC 11: Total DominationのONE世界バンタム級王座統一戦で正規王者キム・スーチョルと対戦し、判定勝ちを収め王座統一に成功した。

2014年5月2日、ONE FC 15: Rise of HeroesのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者の上田将勝と対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座の初防衛に成功した。

2014年12月5日、ONE FC 23: Warrior's WayのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のキム・デファンと対戦し、リアネイキドチョークで一本勝ちを収め2度目の王座防衛に成功した。

2015年7月18日、ONE Championship 29: Kingdom of WarriorsのONE世界バンタム級タイトルマッチでCWFCバンタム級王者のトニ・タウルと対戦し、パンチでKO勝ちを収め3度目の王座防衛に成功した。

2016年1月23日、ONE Championship 37: Dynasty of ChampionsのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のケビン・ベリンゴン英語版と対戦し、キムラロックで一本勝ちを収め4度目の王座防衛に成功した。

2016年12月2日、ONE Championship 50: Age of DominationのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のリース・マクラーレンと対戦し、2−1の判定勝ちを収め5度目の王座防衛に成功した。

2017年8月5日、ONE Championship 57: Kings & ConquerorsのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のアンドリュー・レオーネと対戦し、リアネイキドチョークで一本勝ちを収め6度目の王座防衛に成功した。

2018年3月24日、ONE Championship: Iron WillのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のマーティン・ニューイェンイタリア語版と対戦し、2−1の判定勝ちを収め7度目の王座防衛に成功した。

2018年11月9日、ONE Championship: Heart of the LionのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のケビン・ベリンゴンと対戦し、1-2の判定負けを喫し王座陥落した。8年ぶりの敗戦となった。

2019年3月31日、ONE Championship: A New EraのONE世界バンタム級タイトルマッチで王者のケビン・ベリンゴンに挑戦し、反則の後頭部への肘打ちを受けてダメージで試合を続行することができなくなり、反則勝ちを収め王座の獲得に成功した。

2019年10月13日、ONE Championship: Century Part 2のONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のケビン・ベリンゴンと対戦し、リアネイキドチョークで一本勝ちを収め王座の初防衛に成功した。

世界王座陥落

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2022年3月11日、ONE Championship: Lights OutのONE世界バンタム級タイトルマッチでバンタム級ランキング1位の挑戦者ジョン・リネカーと対戦し、左フックで2RKO負け。王座から陥落した。

2022年11月19日、ONE on Prime Video 4にてマーク・ステファン・ロマンと対戦し、判定負け。

人物・エピソード

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戦績

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総合格闘技

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総合格闘技 戦績
30 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
24 2 9 12 1 0 0
6 2 0 4 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× マーク・ステファン・ロマン 5分3R終了 判定0-3 ONE on Prime Video 4: Abbasov vs. Lee 2022年11月19日
× ジョン・リネカー 2R 3:40 KO(左フック) ONE Championship: Lights Out
【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】
2022年3月11日
ケビン・ベリンゴン英語版 2R 2:16 リアネイキドチョーク ONE Championship: Century Part 2
【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】
2019年10月13日
ケビン・ベリンゴン英語版 3R 3:40 失格(後頭部への肘打ち) ONE Championship: A New Era
【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】
2019年3月31日
× ケビン・ベリンゴン英語版 5分5R終了 判定1−2 ONE Championship: Heart of the Lion
【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】
2018年11月9日
マーティン・ニューイェンイタリア語版 5分5R終了 判定2−1 ONE Championship: Iron Will
【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】
2018年3月24日
アンドリュー・レオーネ 1R 1:47 リアネイキドチョーク ONE Championship 57: Kings & Conquerors
【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】
2017年8月5日
リース・マクラーレン 5分5R終了 判定2−1 ONE Championship 50: Age of Domination
【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】
2016年12月2日
ケビン・ベリンゴン英語版 1R 4:04 キムラロック ONE Championship 37: Dynasty of Champions
【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】
2016年1月23日
トニ・タウル 3R 1:02 KO(パンチ) ONE Championship 29: Kingdom of Warriors
【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】
2015年7月18日
キム・デファン 2R 1:16 リアネイキドチョーク ONE FC 23: Warrior's Way
【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】
2014年12月5日
上田将勝 5分5R終了 判定3-0 ONE FC 15: Rise of Heroes
【ONE 世界バンタム級タイトルマッチ】
2014年5月2日
キム・スーチョル 5分5R終了 判定3-0 ONE FC 11: Total Domination
【ONE世界バンタム級王座統一戦】
2013年10月18日
岡嵜康悦 5分5R終了 判定3-0 ONE FC 9: Rise to Power
【ONE世界バンタム級暫定王座決定戦】
2013年5月31日
前田吉朗 1R 1:46 三角絞め DREAM.18 & GLORY 4 〜大晦日 SPECIAL 2012〜 2012年12月31日
グスタヴォ・ファルシローリ英語版 5分3R終了 判定3-0 ONE FC 5: Pride of a Nation 2012年8月31日
アントニオ・バヌエロス 1R 1:11 TKO(右フック→パウンド) 元気ですか!! 大晦日!! 2011
【バンタム級世界トーナメント 決勝】
2011年12月31日
ホドルフォ・マルケス・ディニス 5分2R終了 判定3-0 元気ですか!! 大晦日!! 2011
【バンタム級世界トーナメント 準決勝】
2011年12月31日
大塚隆史 1R 0:41 チョークスリーパー DREAM.17
【バンタム級世界トーナメント 1回戦】
2011年9月24日
× 高谷裕之 3R(10分/5分/5分)終了 判定0-3 Dynamite!! 〜勇気のチカラ2010〜
【DREAMフェザー級タイトルマッチ】
2010年12月31日
ヨアキム・ハンセン 2R(10分/5分)終了 判定2-1 DREAM.13
【DREAMフェザー級タイトルマッチ】
2010年3月22日
高谷裕之 2R(10分/5分)終了 判定2-1 DREAM.11 フェザー級グランプリ2009 決勝戦
【フェザー級グランプリ 決勝】
2009年10月6日
ジョー・ウォーレン 1R 0:42 腕ひしぎ十字固め DREAM.11 フェザー級グランプリ2009 決勝戦
【フェザー級グランプリ 準決勝】
2009年10月6日
今成正和 2R(10分/5分)終了 判定3-0 DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND
【フェザー級グランプリ 2回戦】
2009年5月26日
大塚隆史 2R(10分/5分)終了 判定3-0 DREAM.7 フェザー級グランプリ2009 開幕戦
【フェザー級グランプリ 1回戦】
2009年3月8日
レン・タム 1R 0:58 三角絞め Raw Combat: Redemption
【Raw Combatフェザー級王座決定戦】
2008年10月25日
フアン・バッハンテス 5分3R終了 判定3-0 Raw Combat: Resurrection 2008年6月20日
× 山本"KID"徳郁 5分3R終了 判定0-3 HERO'S 2007 ミドル級世界王者決定トーナメント決勝戦 2007年9月17日
× ユライア・フェイバー 1R 4:16 TKO(ドクターストップ) KOTC: All Stars
【KOTC世界バンタム級タイトルマッチ】
2006年10月28日
ルイス・フィゴラ 1R 0:31 チョークスリーパー Jungle Fight 3 2004年10月23日

柔術

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
勝村周一朗 1R 三角絞め ブドーチャレンジ
【60kg未満級 決勝】
2006年5月26日
エドワード・サンチェス 2R 三角絞め ブドーチャレンジ
【60kg未満級 1回戦】
2006年5月26日
植松直哉 10分終了 ポイント5-0/アドバンテージ1-0 プロ柔術 Gi-06
【Giペナ級ワールドカップトーナメント 決勝】
2005年4月10日
小室宏二 9:02 反則 プロ柔術 Gi-06
【Giペナ級ワールドカップトーナメント 準決勝】
2005年4月10日
福住慎祐 10分終了 ポイント19-0/アドバンテージ1-0 プロ柔術 Gi-06
【Giペナ級ワールドカップトーナメント 2回戦】
2005年4月9日
廣瀬貴行 6:55 送り襟絞め プロ柔術 Gi-06
【Giペナ級ワールドカップトーナメント 1回戦】
2005年4月9日

獲得タイトル

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  • 世界柔術選手権 黒帯プルーマ級 優勝(2003年)
  • 世界柔術選手権 黒帯プルーマ級 準優勝(2004年)
  • 世界柔術選手権 黒帯プルーマ級 優勝(2005年)
  • 世界柔術選手権 黒帯プルーマ級 優勝(2006年)
  • プロ柔術 Gi-06 Giペナ級ワールドカップトーナメント 優勝(2005年)
  • ブドーチャレンジ 60kg未満級 優勝(2005年)
  • Raw Combatフェザー級王座(2008年)
  • DREAMフェザー級グランプリ2009 優勝(2009年)
  • 初代DREAMフェザー級王座(2009年)
  • DREAMバンタム級世界トーナメント 優勝(2011年)
  • 初代DREAMバンタム級王座(2011年)
  • ONE FC世界バンタム級暫定王座(2013年)
  • 第2代ONE世界バンタム級王座(2013年)
  • 第4代ONE世界バンタム級王座(2019年)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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前優勝者
N/A
DREAMフェザー級グランプリ2009優勝
2009年10月6日
次優勝者
N/A
前王者
王座新設
初代DREAMフェザー級王者

2009年10月6日 - 2010年12月31日

次王者
高谷裕之
前王者
王座新設
初代DREAMバンタム級王者

2011年12月31日 - 現在

次王者
N/A
暫定王座決定戦 対戦者
岡嵜康悦
ONE世界バンタム級暫定王者
2013年5月31日 - 2013年10月18日
次暫定王者
王座統一戦により消滅
前王者
キム・スーチョル
第2代ONE世界バンタム級王者

2013年10月18日 - 2018年11月9日

次王者
ケビン・ベリンゴン
前王者
ケビン・ベリンゴン
第4代ONE世界バンタム級王者

2019年3月31日 - 2021年3月11日

次王者
ジョン・リネカー