ファイアバー
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ファイアバー (Firebar) は、任天堂が発売したコンピュータゲームソフトのシリーズ、マリオシリーズに登場する架空の障害物。
外見
[編集]火の玉が一列に繋がった姿をしている(この火の玉はマリオが出すファイアボールと同じ外見である場合が多い)。ブロック(ステージによっては普通の床)に張り付いて、一定の範囲内を旋回し、行く手を阻む。
障害物であり、作品によりデザインや大きさ・形状などに様々なバリエーションがある。火の玉の部分は無敵マリオなどの状態ですり抜けられるものの、基本的にはどんな手段を講じても破壊・消滅させることはできない。
バリエーション
[編集]- 通常タイプ
- 反時計回り又は時計回りに回る。『スーパーマリオブラザーズ』ではワールド1-4から登場。『スーパーマリオブラザーズ』では城ステージや水中にしか登場しなかったが、『スーパーマリオブラザーズ2』では通常のステージにも登場するようになった。
- 速いタイプ
- 通常タイプよりも速く回る。『スーパーマリオブラザーズ』では時計回りのタイプが5-4と2周目以降の2-4の終盤に登場する。続編の『スーパーマリオブラザーズ2』では数が増え、反時計回りのタイプも初登場した(『スーパーマリオブラザーズ』でもアンダーカバーで反時計回りのタイプが登場する)。
- 長いタイプ
- 時計回りのみ。他のファイアバーよりも非常に長く、非常に速い強敵。『スーパーマリオブラザーズ』では5-4と2周目以降の2-4の序盤に登場する。『スーパーマリオブラザーズ2』では城面で何本も登場する他、海でも登場する。
- 動かないタイプ
- 回らないタイプ。アンダーカバーにのみ登場する。このタイプのファイアバーがゴール地点に登場した場合、ゴールしても次の面に進めない。
他の作品での登場
[編集]- スーパーマリオ ヨッシーアイランド
- 立体的なデザインになって登場。火の玉ではなく、燃える炎が横1列に連なった姿をしている。4つ連なったタイプと7つ連なったタイプの2種類ある。
- 動作が過去の作品とは異なっており、地面上にのみ設置され、4連タイプは一番端の炎、7連タイプは中央4つ目の炎を中心軸にして、地面と水平方向に回転する(俯瞰構図で描写されているため時計回りに回転しているようにも見える)。ファイアバーの端が奥か手前の位置になると通過できるため、過去作品より避けやすくなっている。
- また、過去作品のファイアバーと同じ動きをするトラップとして、グルグルバーが登場している。
- マリオストーリー
- フィールド上にトラップとして登場。ヨッシーアイランドと動きは同じで当たるとHPが減る(ただし、何度当たっても0にはならない)。同じ場所で何度もジャンプして避けつづけると回る速度が速くなり、最終的にコインを出して消滅する。
- ペーパーマリオRPG
- マリオストーリーから性質は変わっていないが、新たに水平に移動するタイプが登場した。
- スーパーマリオアドバンス4
- カードe+コースのみに登場。『スーパーマリオブラザーズ』と変わらないが、左右に付いたタイプも登場する。
- マリオカートダブルダッシュ!!
- クッパキャッスルとワルイージスタジアムに巨大なものが登場。
- スーパープリンセスピーチ
- エリア8のクッパ別荘に登場する。火の玉が4つになっていて(『スーパーマリオブラザーズ』は6つ)、その分サイズがやや大きいが基本的には『スーパーマリオブラザーズ』と変わらない。
- マリオカートDS
- ワリオスタジアムに登場。『マリオカートダブルダッシュ!!』と変わらない。
- マリオカート8
- クッパキャッスルとDS ワリオスタジアムに登場。
- New スーパーマリオブラザーズ
- 『スーパーマリオブラザーズ』と変わらないが、『スーパーマリオアドバンス4』と同様、左右に付いたタイプが登場する。
- New スーパーマリオブラザーズ U
- 『スーパーマリオブラザーズ』と変わらないものと、今作初の、巨大の物も登場する。
- ヨッシーアイランドDS
- 前作と違い、通常のタイプに変更された。
- スーパーマリオギャラクシー
- ボスステージに登場。奥行き方向に数本のファイアバーがあり、面状の当たり判定を持つものもある。
- マリオvs.ドンキーコング2
- フロア5に登場。ミニマリオが触れると焼き焦げてしまう。
- スーパーマリオ 3Dランド
- この作品では横に回転する。
- マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック
- ドリームフィギュアスケートでは、障害物として登場する。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
- 打撃アイテムのひとつとして登場。取っ手のついたブロック1個に火の玉5個が一列に繋がっており、剣などと同じように振って攻撃することができる。攻撃を2度当てるごとに火の玉が減ってリーチが短くなるが、火の玉が根本に近いほど威力が大きく、最後一個の火の玉が消えることはない。
類似品
[編集]- グルグル
- 『スーパーマリオワールド』や『New スーパーマリオブラザーズ』に登場。トゲの付いた鉄球。セメントブロックを中心にして円を描くように動く。大きいが動きは遅い。中心軸との間に鎖があるがそれに当たり判定はない。
- グルグルバー
- 『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』に登場。グルグルの強化版。その名の通り、トゲのついた棒の先にトゲのある鉄球が、ブロックやモーター(?)を中心にして、1本ないし2本でクルクル回っている。前述のとおり、棒にトゲがあるためにすりぬけができない。お城や砦に多いが、洞窟や水辺のコースにもあり、場所を選ばなくなった。またお城や砦では、壁裏でゆうれいヘイホー2匹が回している。
- グルグリ
- 『スーパーマリオランド2 6つの金貨』に登場。軸の周りをまわる鉄球。挙動はクッキーと同じ。
- フリゾー/フリコ
- 『スーパーマリオランド2 6つの金貨』に登場。マリオ城内に設置された、とげのついた巨大なボールで、その名のとおり振り子のように動いている。大きさによって名前が異なる。
生命体
[編集]- クッキー
- 『スーパーマリオブラザーズ3』『スーパーマリオランド』に登場するエネルギー生命体。半透明の球体であり、中心となる球体やブロックの周りを回転している。同じ位置に複数出てくることもあり、巴のように回転方向が同一のものや、反対に動くものもある。中心の物体に触れてもダメージ判定は無く、中心の物体と半透明の球体の間を通ることも可能である。半透明の球体は、『スーパーマリオブラザーズ3』では地蔵マリオ状態で踏むことで倒せる。