フィタントリオール
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フィタントリオール | |
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3,7,11,15-Tetramethylhexadecane-1,2,3-triol | |
別称 C20-トリオール, テトラメチルトリヒドロキシヘキサデカン, 3,7,11,15,-テトラメチル-1,2,3,-トリヒドロキシヘキサデカン, curasan | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 74563-64-7 |
PubChem | 3018525 |
UNII | 8LVI07A72W |
EC番号 | 277-923-2 |
ChEBI | |
バイルシュタイン | 1866094 |
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特性 | |
化学式 | C20H42O3 |
モル質量 | 330.55 g mol−1 |
外観 | 淡黄色または無色の粘性液体 |
匂い | 甘い |
密度 | 0.905 g/ml |
融点 |
5-10 °C, 268 K, 19 °F |
沸点 |
145 °C (1.45 ×10−5 psi) |
水への溶解度 | 可溶 |
他の溶媒への溶解度 | エタノール、プロピレングリコールに可溶 |
危険性 | |
GHSピクトグラム | |
GHSシグナルワード | 警告(WARNING) |
Hフレーズ | H315, H317, H413 |
Pフレーズ | P261, P264, P272, P273, P280, P302+352, P321, P332+313, P333+313, P362, P363, P501 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
フィタントリオール(英: Phytantriol、化学式C20H42O3)は化粧品などに用いられる脂肪族アルコールである[1]。室温で無色から淡黄色の液体で、甘い香りを持つ[1]。
調製
[編集]フィタントリオールはイソフィトールをギ酸で酸化し、生成物を無機塩基で加水分解して単離することで調製される[1]。
利用
[編集]化粧品の成分として使用されており、皮膚や毛髪の保湿性を高めビタミンやアミノ酸の浸透を助ける働きがある[2]。
毒性
[編集]ラットとマウスでの経口半数致死量値LD50は5,000mg/kg以上である[1]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “Final Report on the Safety Assessment of Phytantriol1” (英語). International Journal of Toxicology 26 (1_suppl): 107–114. (2007-01). doi:10.1080/10915810601163947. ISSN 1091-5818 .
- ^ Barauskas, Justas; Landh, Tomas (2003-11-01). “Phase Behavior of the Phytantriol/Water System” (英語). Langmuir 19 (23): 9562–9565. doi:10.1021/la0350812. ISSN 0743-7463 .