フェリーなにわ
フェリーなにわ | |
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基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | 日本 |
所有者 | 大阪高知特急フェリー |
運用者 | 大阪高知特急フェリー |
建造所 | 幸陽船渠(第603番船) |
姉妹船 | フェリーかつら |
航行区域 | 沿海 |
信号符字 | JRWM[1] |
IMO番号 | 7203637 |
改名 |
VIGNESSWARA(1990–1995) DIGNITY(1995-1998) IGNIS(1998–1999) IONIS(1999-2014) HORIZON(2014-) |
経歴 | |
起工 | 1971年6月 |
進水 | 1971年8月 |
竣工 | 1971年12月 |
就航 | 1971年12月 |
運航終了 | 1990年 |
現況 | 地中海で運航中 |
要目 | |
総トン数 | 4,714.52 トン[1] |
全長 | 120.80 m[1] |
登録長 | 114.83 m[1] |
垂線間長 | 112.00 m[1] |
幅 | 20.40 m |
型幅 | 20.40 m[1] |
型深さ | 6.80 m[1] |
喫水 | 3.957 m[1] |
満載喫水 | 4.97 m[1] |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 | 新潟鉄工 6MMG31EZ 4基[1] |
推進器 | 2軸 |
出力 | 8,000 PS |
最大速力 | 19.27ノット[1] |
航海速力 | 17.28ノット[1] |
航続距離 | 2,700海里[1] |
旅客定員 | 818名[1] |
乗組員 | 28名[1] |
車両搭載数 | 8トントラック60台、乗用車80台 |
フェリーなにわは、大阪高知特急フェリーが運航していたフェリー。
概要
[編集]大阪高知フェリーのフェリー化第二船として幸陽船渠で建造され、1971年12月に就航し、在来客船を置き換えた[2]。 1972年8月、大阪高知フェリーは土佐特急フェリーと合併して大阪高知特急フェリーが発足、フェリーかつらとともに同社に継承される。
その後、海外売船され、パナマのGreenseas Shipping Co. Ltd.でVIGNESSWARAとなった。 1995年、ジャマイカのSunbeam Navigationに売却され、DIGNITYとなった。 1996年、Tyme Navigationに売却された後、European Seawaysに傭船され、ブリンディジ - イグメニツァ - チェシュメ航路で運航された。
1998年、リビアのGNMTCに傭船され、マルタのバレッタとリビアを結ぶ航路で運航された。 1998年、パナマのRoussan Shippingに売却され、IGNISとなった。 1999年、 Ionisus Maritimeに売却され、IONISとなり、European Seawaysに傭船されブリンディジ - ケルキラ - イグメニツァ航路で運航された。 2001年、Ventouris Ferriesに傭船され、バーリ - ドゥラス航路で運航された。
その後、HORIZONとなり、イグメニツァ - ケルキラ - バーリ航路、ケファロニア - ザキントス航路で夏期に運航されている。
就航航路
[編集]大阪高知特急フェリー(1971年 - 1990年)
- フェリーかつらと本船の2隻で通常は夜行便1往復を運航した。繁忙期は臨時便として昼行便1往復が追加運航された。
設計
[編集]船体は4層構造で、上部からA - Dデッキと呼称されており、Aデッキは操舵室および乗組員区画、Bデッキは旅客区画および乗組員区画、Cデッキは前方が旅客区画、後方が乗用車搭載区画、Dデッキが大型車搭載区画となっていた。DデッキとCデッキは、左舷側に設置されたスロープで連絡されていた。船橋は船体幅の3分の1程度の幅しかなく、大型のフェリーとしては幅が狭いのが外観上の特徴であった。
船内
[編集]船室
[編集]- 特等室(4名×2室)
- 一等室(68名)
- 特二等室(200名)
- 二等室(442名)
- ドライバー室(106名)
設備
[編集]- 案内所
- 上等級用ラウンジ
- 売店
- 自動販売機
- 浴室
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 船のウェブサイト - ギリシャの旧日本船
- MarineTraffic.com - HORIZON - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示