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フェリーなにわ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェリーなにわ
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 大阪高知特急フェリー
運用者 大阪高知特急フェリー
建造所 幸陽船渠(第603番船)
姉妹船 フェリーかつら
航行区域 沿海
信号符字 JRWM[1]
IMO番号 7203637
改名 VIGNESSWARA(1990–1995)
DIGNITY(1995-1998)
IGNIS(1998–1999)
IONIS(1999-2014)
HORIZON(2014-)
経歴
起工 1971年6月
進水 1971年8月
竣工 1971年12月
就航 1971年12月
運航終了 1990年
現況 地中海で運航中
要目
総トン数 4,714.52 トン[1]
全長 120.80 m[1]
登録長 114.83 m[1]
垂線間長 112.00 m[1]
20.40 m
型幅 20.40 m[1]
型深さ 6.80 m[1]
喫水 3.957 m[1]
満載喫水 4.97 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 新潟鉄工 6MMG31EZ 4基[1]
推進器 2軸
出力 8,000 PS
最大速力 19.27ノット[1]
航海速力 17.28ノット[1]
航続距離 2,700海里[1]
旅客定員 818名[1]
乗組員 28名[1]
車両搭載数 8トントラック60台、乗用車80台
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フェリーなにわは、大阪高知特急フェリーが運航していたフェリー

概要

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大阪高知フェリーのフェリー化第二船として幸陽船渠で建造され、1971年12月に就航し、在来客船を置き換えた[2]1972年8月、大阪高知フェリーは土佐特急フェリーと合併して大阪高知特急フェリーが発足、フェリーかつらとともに同社に継承される。

1990年ニューとさの就航により引退した。

その後、海外売船され、パナマのGreenseas Shipping Co. Ltd.でVIGNESSWARAとなった。 1995年ジャマイカのSunbeam Navigationに売却され、DIGNITYとなった。 1996年、Tyme Navigationに売却された後、European Seawaysに傭船され、ブリンディジ - イグメニツァ - チェシュメ航路で運航された。

1998年リビアGNMTC英語版に傭船され、マルタバレッタとリビアを結ぶ航路で運航された。 1998年パナマのRoussan Shippingに売却され、IGNISとなった。 1999年、 Ionisus Maritimeに売却され、IONISとなり、European Seawaysに傭船されブリンディジ - ケルキラ - イグメニツァ航路で運航された。 2001年、Ventouris Ferriesに傭船され、バーリ - ドゥラス航路で運航された。

その後、HORIZONとなり、イグメニツァ - ケルキラ - バーリ航路、ケファロニア - ザキントス航路で夏期に運航されている。

就航航路

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大阪高知特急フェリー(1971年 - 1990年)

フェリーかつらと本船の2隻で通常は夜行便1往復を運航した。繁忙期は臨時便として昼行便1往復が追加運航された。

設計

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船体は4層構造で、上部からA - Dデッキと呼称されており、Aデッキは操舵室および乗組員区画、Bデッキは旅客区画および乗組員区画、Cデッキは前方が旅客区画、後方が乗用車搭載区画、Dデッキが大型車搭載区画となっていた。DデッキとCデッキは、左舷側に設置されたスロープで連絡されていた。船橋は船体幅の3分の1程度の幅しかなく、大型のフェリーとしては幅が狭いのが外観上の特徴であった。

船内

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船室

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  • 特等室(4名×2室)
  • 一等室(68名)
  • 特二等室(200名)
  • 二等室(442名)
  • ドライバー室(106名)

設備

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  • 案内所
  • 上等級用ラウンジ
  • 売店
  • 自動販売機
  • 浴室

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 日本船舶明細書 1983 (日本海運集会所 1982)
  2. ^ 『旅客船 : 機関誌』(94),日本旅客船協会,1972-02. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2810977 (参照 2023-04-12)

外部リンク

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