フライドバイ
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設立 | 2008年3月19日 | |||
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運航開始 | 2009年6月1日 | |||
拠点空港 | ドバイ国際空港 | |||
親会社 | ドバイ政府 | |||
保有機材数 | 83機 [1] | |||
就航地 | 52カ国 120都市以上[2] | |||
スローガン | Get Going | |||
本拠地 | アラブ首長国連邦 ドバイ | |||
代表者 |
Ahmed bin Saeed Al Maktoum(社長) Ghaith Al Ghaith (CEO) Mick Hills (COO) | |||
従業員数 | 4,720人(2023年2月) [3] | |||
外部リンク | http://www.flydubai.com/ |
フライドバイ(英語:flydubai、アラビア語:فلاي دبي)はアラブ首長国連邦のドバイに本拠地を置く格安航空会社である。本社をドバイ国際空港第2ターミナルをベースに運航されている。2023年10月現在で中東、アフリカ、東南アジア、ヨーロッパなど100都市以上へ就航している。[4]
沿革
[編集]2008年4月19日に設立。エミレーツ航空は親会社ではないものの、ドバイ政府を大株主とする点で共通しており、設立にあたっては大きな支援を得ている。翌年の6月1日にドバイ〜アンマン・ベイルート間で運行を始めた。[5]
2013年10月8日 ビジネスクラス装備の機材で、ビジネスクラスサービスを提供する便の運航を開始、ビジネスクラス旅客は優先搭乗、出入国の優先レーンが使用可能。737-800に12席が装備されており、シートは42インチ、モニターはタッチスクリーン式の12.1インチが装備されている。[6]
2014年7月6日 ビジネスクラスを同社機材に装備していることを受け、ドバイ国際空港ターミナル2にビジネスクラス向け24時間営業のラウンジが開設された。[7]
2017年7月17日 姉妹会社のエミレーツ航空とパートナーシップ協定を結ぶ。これにより両社により200都市以上への就航となる。[8]
2017年7月31日 中東の航空会社には初、ボーイング737MAX (登録番号A6-MAX)が導入された。 [9]
2017年11月15日 ドバイ航空ショーにて総額270億ドルを総じて737 MAXを計225機注文(175機発注しかつ50機の購入権設定)[10]
2023年新ビジネス「ビジネス・スイート」を11月導入 Safran Seatsが設計し、JPA Designがデザインした単通路機用シートで、全席が通路に面し、スライドドアを設けている。17インチの4Kタッチスクリーンモニターを設置し、Bluetooth接続にも対応する。同シート製品のボーイング機への設置は初めて [11]
2023年ビジネストラベラー中東アワードにおいて中東のベストLCCに選ばれる[12]
2023年11月13日 ドバイ航空ショーにて総額110億米ドル(約1兆6692億円)を総じてボーイング787-9を30機購入することで合意[13]
就航都市
[編集]2023年現在ドバイを拠点に下記の都市に就航している。
アジア
- タイ - バンコク、パタヤ、クラビ
- マレーシア - ランカウイ、ペナン
- インド - ムンバイ、チェンナイ、デリー、コーチ他
- スリランカ - コロンボ、ハンバントタ
- ネパール - カトマンズ
- パキスタン -カラチ、ファイサラバード、クエッタ他
- トルクメニスタン - アシガバート
- タジキスタン - ドゥシャンベ
- バングラデシュ - チッタゴン、ダッカ
- モルディブ - マレ
- カザフスタン - アルマトイ、ヌルスルタン
- キルギス - ビシュケク
中東
アフリカ
- エジプト - カイロ、アレクサンドリア
- スーダン - ハルツーム、ポートスーダン
- ウガンダ - エンテベ
- ジブチ - ジブチ
- ケニア - モンバサ
- タンザニア - ダルエスサラーム、ザンジバル、キリンマンジェロ
- ソマリア - モガディシュ、 ハルゲイサ
- エチオピア - アディスアベバ
- エリトリア - アスマラ
- ジブチ - ジブチ
- 南スーダン - シュバ
ヨーロッパ
- フィンランド - ヘルシンキ
- スロベニア - リュブリャナ
- ベラルーシ - ミンスク
- イタリア - カタニア、ナポリ、ピサ、ミラノ
- ポーランド - ワルシャワ、クラクフ、ポズナン
- オーストリア - ザルツブルク
- クロアチア - ドゥブロヴニク、ザグレブ
- ロシア - サマラ、エカテリンブルク、モスクワ、ロストフナドヌー、ノボシビルスク、セントピーターズバーグ、ヴォルゴグラード
- トルコ - イスタンブール、アンカラ
- ギリシャ - コルフ、ミコノス、サントリニ
- チェコ - プラハ
- 北マケドニア - スコピエ
- ウクライナ - キエフ、ドネツィク、ハルキウ (ロシア侵略により運休中)
- スロバキア - ブラチスラバ
- セルビア - ベオグラード
- ルーマニア - ブカレスト
- ブルガリア - ソフィア
- ボスニア・ヘルツェゴビナ - サラエボ
- アルバニア - ティラナ
- アゼルバイジャン - バクー
- アルメニア - エレバン
- ジョージア - トビリシ バトゥミ
以上57カ国 100都市以上[14]
機材
[編集]- ボーイング737-800 (189席)(174席):29機[1]
- ボーイング737MAX8:51機 新機種となる737 MAXは225機発注済み 50機以上は胴体長が最長となる開発中の737 MAX 10となる見込み。そのほかは標準型の737 MAX 8と長胴型の737 MAX 9となる[15][16]。
- ボーイング737MAX9:3機
- ボーイング787-9:30機発注済み (2026年より受領予定)
事故
[編集]2016年3月19日午前3時50分頃(ロシア第2標準時、UTC+3)、ドバイ国際空港からロシアのロストフ・ナ・ドヌにあるロストフ・ナ・ドヌ空港に向かっていたフライドバイ981便(ボーイング737-800、A6-FDN)が、悪天候の中で着陸しようとしたところで墜落した[17]。乗員7人、乗客55名が死亡した[18]。現在もなお事故原因を調査中である。
脚注
[編集]- ^ a b FlyDubai fleet details - Airfleets.net
- ^ Company information - flydubai
- ^ “Flydubai 2014 profits jump 19%”. Emites 24/7 2015年6月10日閲覧。
- ^ https://www.flydubai.com/en/destinations/
- ^ Company history - flydubai
- ^ “LCCのフライドバイ、ビジネスクラスサービスの提供スタート”. FlyTeam. (2013年10月9日)
- ^ https://www.flydubai.com/en/flying-with-us/business-class/business-class-lounge
- ^ “Emirates and flydubai join forces, announce extensive partnership agreement” (英語). Emirates. (2017年7月17日)
- ^ “フライドバイ、737 MAX 8受領 中東初”. Aviation Wire. (2017年8月1日)
- ^ https://news.flydubai.com/#
- ^ https://www.traicy.com/posts/20230506268388//#
- ^ https://www.breakingtravelnews.com/news/article/flydubai-receives-award-at-the-2023-business-traveller-middle-east-awards//#
- ^ “フライドバイ、787-9を30機導入へ 初の双通路機、26年に初号機”. Aviation Wire. 2023年11月14日閲覧。
- ^ https://news.flydubai.com/flydubai-announces-new-seasonal-routes-for-summer-2018#
- ^ “Boeing Delivers First 737 MAX 8 to flydubai”. MediaRoom. 2022年9月17日閲覧。
- ^ “フライドバイ、737 MAXを225機発注へ 総額270億ドル”. Aviation Wire. 2022年9月17日閲覧。
- ^ Playback of FlyDubai flight FZ981 / FDB981 - Flightradar24
- ^ ロシア南部で旅客機墜落 着陸に失敗 - NHK 2016年3月19日