フランシス・ベリー
フランシス・ベリー | |
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基本情報 | |
国籍 | アイルランド |
生年月日 | 1981年1月2日(43歳) |
身長 | 173cm[1] |
体重 | 55kg[1] |
血液型 | B型 |
騎手情報 | |
初免許年 | 1996年 |
騎手引退日 | 2019年 |
フランシス・マーティン・ベリー[2](Francis Martin Berry[3]、1981年1月2日 - )は、アイルランドの元騎手。
日本での騎乗当初は「フラン・ベリー」と報道されていた場合もあったが、その後は現在の「フランシス・ベリー」に統一されている。
来歴
[編集]1996年、アイルランド騎手免許を取得。
2008年、85勝を挙げ、アイルランドリーディング2位となる。
2009年11月、アーガー・ハーン4世、ジョン・オックス厩舎の主戦騎手となる[4]。同年は73勝を挙げ、リーディング3位。
2010年8月7日、シャーガーカップにアイルランド代表の一員として出場。最多ポイントを獲得しチームを優勝へと導いた[5]。9月11日、パスフォーク(Pathfork)でヴィンセント・オブライエンナショナルステークスを勝ち、G1初制覇。11月、アーガー・ハーン4世、ジョン・オックス厩舎との主戦騎手契約が解除される。両者は新たにジョニー・ムルタと契約を結んだ[4]。同年は88勝を挙げ、リーディング2位。
またこの年、12月18日から12月31日までの期間で、初めて日本中央競馬会(JRA)の短期騎手免許を取得。日本での重賞初騎乗となった12月19日の朝日杯フューチュリティステークスでは、4番人気のリアルインパクトに騎乗し、2着に入った。12月25日、中山競馬第8競走をサイオンで勝ち、日本での初勝利を挙げた。
2011年、1月5日から2月4日までの期間でJRAの短期騎手免許を取得し、前年末から引き続き日本で騎乗した。その後、2月5日から3月4日までの期間、10月29日から11月27日までの期間で再度短期騎手免許を取得。しかし11月20日の東京競馬第12競走で、馬場入場後に騎乗馬から振り落とされ負傷。右足関節脱臼骨折と診断された[6]。アイルランドでは50勝を挙げ、リーディング4位だった。
2012年、アイルランドで41勝を挙げ、リーディング8位となる。
2013年、1月5日から2月25日までの期間で、JRAの短期騎手免許を取得[7]。1月20日、アメリカジョッキークラブカップをダノンバラードで勝ち、日本の重賞を初制覇。しかしこの際、最後の直線コースで内側に斜行し、トランスワープとゲシュタルトの進路を妨害したことについて、1月26日から2月10日まで実効6日間の騎乗停止処分を受けた[8]。翌1月21日には、京成杯[注釈 1]をフェイムゲームで勝ち、2日連続の重賞制覇を果たした。アイルランドでは42勝を挙げ、リーディング7位だった。
2014年、1月5日から2月23日までの期間で、JRAの短期騎手免許を取得した[10]。
2016年シーズンよりイギリスのラルフ・ベケット調教師の管理馬に騎乗する。これに伴い、アイルランドからイギリス・ハンプシャー州に移住する[11]。
2019年1月、落馬事故により脊椎を損傷。その後リハビリを続けていたが復帰はかなわず、2019年4月1日に騎手生活の引退を発表した[12]。
主な騎乗馬
[編集]- パスフォーク / Pathfork(2010年ヴィンセント・オブライエンナショナルステークス)
- オーシャンブルー(2014年中山金杯)
- ダークシャドウ(2011年天皇賞(秋)2着)
- ダノンバラード(2013年アメリカジョッキークラブカップ)
- フェイムゲーム(2013年京成杯)
- リアルインパクト(2010年朝日杯フューチュリティステークス2着)
- ゴールスキー(2014年根岸ステークス)
- ラブリーデイ(2015年中山金杯)
- サンダリングブルー(2018年ヨークステークス)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 現代外国人名録2016. “フランシス ベリーとは”. コトバンク. 2022年5月16日閲覧。
- ^ “フランシス・ベリー騎手、落馬事故による重傷で引退(アイルランド)[その他]”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2019年4月4日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ “Fran Berry forced to retire on medical grounds after Wolverhampton horror fall | Horse Racing News | Racing Post”. www.racingpost.com (2019年4月1日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ a b “Johnny Murtagh signs up to ride Aga Khan's horses trained in Ireland” 2011年1月22日閲覧。
- ^ “【シャーガーC】アイルランドが優勝”. 競馬 - SANSPO.COM 2011年1月22日閲覧。
- ^ “ベリー騎手が右足骨折 JCジャガーメイルは四位騎手に乗り替わり”. 競馬・公営 - ZAKZAK 2011年11月21日閲覧。
- ^ “4名の騎手に短期騎手免許を交付”. JRA 日本中央競馬会 (2013年1月3日). 2013年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月13日閲覧。
- ^ “F・ベリー騎手 騎乗停止”. ラジオNIKKEI 競馬実況web. (2013年1月29日) 2013年1月20日閲覧。
- ^ “【京成杯】ベリー騎乗のフェイムゲームがV”. デイリースポーツ. (2013年1月21日). オリジナルの2013年1月21日時点におけるアーカイブ。 2013年1月21日閲覧。
- ^ “外国人3騎手に短期騎手免許交付”. JRA 日本中央競馬会 (2014年1月3日). 2014年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月6日閲覧。
- ^ “ベリー騎手、アイルランドからイギリスに拠点を移す(アイルランド・イギリス)”. ジャパンスタッドブックインターナショナル (2016年3月10日). 2016年8月5日閲覧。
- ^ “【沢田康文の欧州リポート】フランシス・ベリー騎手引退”. サンスポZBAT!競馬. (2019年4月11日) 2019年5月11日閲覧。
外部リンク
[編集]- フランシス・ベリー (@Franmberry) - X(旧Twitter)