フルノシステムズ
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒130-0026 東京都墨田区両国3-25-5 JEI両国ビル |
設立 | 1984年10月3日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 3010601024583 |
代表者 | 中谷 聡志 |
資本金 | 9,000万円 |
従業員数 | 140名(2022年4月1日現在) |
主要株主 | 古野電気株式会社 |
外部リンク | https://www.furunosystems.co.jp/ |
株式会社フルノシステムズ(英: FURUNO SYSTEMS Co.,Ltd.)は、主に無線LANのアクセスポイントとハンディターミナル、関連のソフトウェア・アクセサリなどを開発・発売するメーカー。1984年10月に古野電気株式会社の新規事業の一環として、情報端末機器およびシステムの企画・開発・販売を目的に設立[1]され、現在に至る。
概要
[編集]日本初の無線ハンディターミナルを開発して以来、ワイヤレス一筋で製品の開発を行っている。現在の主要な事業は無線ハンディターミナル事業と無線LAN事業の2種類[2]。
無線ハンディターミナルの導入実績は、物流業界をはじめ、卸業、流通業、製造業、病院、自治体など5000サイト以上[2]。商品データをリアルタイムに無線でやりとりし、モノの情報化や業務支援を実現する無線ハンディターミナルやミドルウェアを提供している。
無線LAN事業では、アクセスポイントと無線ネットワーク管理システムを通じ、高速、省エネ、高セキュリティの業務用無線LANの導入をサポート。対象は学校、自治体、病院、商業施設、倉庫、企業、イベント会場などで、特にICT教育を支えるITインフラの構築に力を入れており、全国47都道府県の教育委員会で導入されている[3]。
自社イベントとして無線LANに関するビジネスセミナー「Wireless Navi(ワイヤレスナビ=通称ワイナビ)」[4]を10年以上開催する実績を持つ。
沿革
[編集]- 1984年(昭和59年) - 船舶用電子機器メーカーの古野電気から独立して創業。
- 1986年(昭和61年) - ハンディターミナル「PI-55リブラ」発売。読み取ったデータを内部に蓄積できるよう、ハガキサイズながら、業務用PCの4~5倍のメモリ容量を搭載。
- 1996年(平成8年) - 日本初の無線ハンディターミナル「PI-82SS」発売。無線LAN内蔵による落下時の衝撃やバッテリー消費などの課題を克服したモデル。
- 1999年(平成11年) - ハンディターミナル「PI-11000」発売。
- 2000年(平成12年) - 古野電気と事業統合。古野電気のハードウェア開発部隊がフルノシステムズのハンディターミナル事業に合流。アクセスポイントの自社開発も開始。
- 2001年(平成13年) - 「finpad」ブランド初のモデル「finpad 200i」発売。顧客のプログラム開発負担を軽減するミドルウェア「MORS(モールス) Enterprise」発売。
- 2004年(平成16年) - 会社創立20周年。通信ミドルウェア「MORS Evolution」発売。
- 2006年(平成18年) - 「アクセスポイントACERA(アセラ)」の単体発売開始。アクセスポイントの集中管理を可能にするソフトウェア「無線ネットワーク管理システムUNIFAS(ユニファス)」発売。
- 2011年(平成23年) - いつでもどこでも無線LAN環境をレンタルで提供する、国内初の「無線LANケータリングサービス」を開始[7]。ソフトウェア「WARP Compact」発売。
- 2012年(平成24年) - ネット回線がなくても無線LANでスマホにコンテンツを配信できるプラットフォーム「エアサイネージ」を開発[8]。ビジネス変革を推進するネットワーク&ロジスティクスをテーマにしたセミナー&展示会「Wireless Navi」を初開催[9]。ハンディターミナル「finpad smart / finpad smart 2D」、ソフトウェア「Fstart EasyTool」「Fstart 5250」発売。
- 2013年(平成25年) - ソフトウェア「クラウド無線LAN対応UNIFAS」発売。
- 2017年(平成29年) - 802.11ac Wave2対応の無線LANアクセスポイント「ACERA 1110」、タブレットのカメラ映像などを各教室にライブ配信できる「一斉放送システム」[10]、災害時にワンタッチでWi-Fi環境を切り替え可能な「防災Wi-Fiソリューション」[11]発売。
- 2018年(平成30年) -「エアサイネージ2」発売。
- 2019年(平成31年/令和元年) - 会社創立35周年。4K動画再生に対応した「ACERA 1150w」、iPadの画面を大型モニターに投影できる「ACERA 1150i」という2種類の動画対応アクセスポイントを発売。マネージド・スイッチ「ACERA 9010-08/24」発売。
- 2020年(令和2年) - クラウドWi-Fiサービス「ACERA Connect」の提供開始[12]。
- 2022年(令和4年) - Wi-Fiの新規格 「IEEE802.11ah」 認可に伴う国内初の技術基準適合証明を取得[14]。新規格搭載のIoTゲートウェイ対応11ahアクセスポイント「ACERA 330」を開発。
主な製品・サービス
[編集]無線LAN製品(ACERAシリーズ)
[編集]- アクセスポイント
- マネージド・スイッチ
クラウドWi-Fiサービス
[編集]- ACERA Connect
無線ネットワーク管理システム
[編集]- UNIFAS
- UNIFASクラウド
Wi-Fiソリューション
[編集]- 新・一斉放送システム
- UNIFAS × Soliton OneGate New
- 防災Wi-Fiソリューション
- エアサイネージ2
- リゾート&ホテル×無線LAN
- 無線LANケータリングサービス
ハンディターミナル
[編集]- 無線モデル(finpadシリーズ)
- 有線モデル(PIシリーズ)
事業所
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “フルノグループとは | 業務用wifi(無線lan)のフルノシステムズ”. フルノシステムズ ウェブサイト. 2023年4月21日閲覧。
- ^ a b “会社概要・事業紹介 | 業務用wifi(無線lan)のフルノシステムズ”. フルノシステムズ ウェブサイト. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “会社概要・事業紹介 | 業務用wifi(無線lan)のフルノシステムズ”. フルノシステムズ ウェブサイト. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “フルノシステムズのWireless Naviにて表彰されました!|インフォメーション|株式会社コムリンクス”. 株式会社コムリンクス. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “フルノシステムズの原点、歴史 | 業務用wifi(無線lan)のフルノシステムズ”. フルノシステムズ ウェブサイト. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “歴史・沿革 | 業務用wifi(無線lan)のフルノシステムズ”. フルノシステムズ ウェブサイト. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “【フルノシステムズ】国内初の『無線LANケータリングサービス』を開始。イベント会場、ホテルなど、いつでも、どこでも、無線LAN環境をレンタルで提供。”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “フルノシステムズ、「AirSignage TM」(エアサイネージ)を開発。ネット不要で、無線LANでスマホにコンテンツ配信を実現する新感覚プラットフォームが誕生。”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “フルノシステムズ『Wireless Navi 2012』スタート!教育機関における無線LANのつくり方や 物流改善のコツがつかめる、ネットワーク&ロジスティクスセミナーを開催。”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “無線LANのフルノシステムズ、教育ICT活用に最適な学校向け「一斉放送システム」販売開始。”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “無線LANのフルノシステムズ、災害時にはワンタッチでWi-Fi環境を切替えることができる「防災Wi-Fiソリューション」販売開始。”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “フルノシステムズ、クラウドWi-Fiサービス「ACERA Connect」の提供を開始”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “SaaS型無線ネットワーク管理システム「UNIFASクラウド」の提供を開始”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “フルノシステムズ、Wi-Fiの新規格 「IEEE802.11ah」 認可に伴う国内初の技術基準適合証明を取得、製品開発を本格始動”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年4月21日閲覧。