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プリンスリーギフト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プリンスリーギフト
欧字表記 Princely Gift
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1951年
死没 1973年
Nasrullah
Blue Gem
母の父 Blue Peter
生国 イギリス
生産者 Alfer Allnatt
馬主 Victor Sassoon
調教師 Noel Murless
競走成績
生涯成績 23戦9勝
獲得賞金 £6673
勝ち鞍 1954年 チャレンジステークス
1955年 ハンガーフォードステークス
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プリンスリーギフトPrincely Gift1951年 - 1973年)はイギリス競走馬種牡馬鹿毛サラブレッド

大種牡馬ナスルーラとイギリスで3勝したブルージェムの間に生まれ、競走馬としては1953年から1956年に23戦して9勝。勝ち鞍はクリアウエルステークス、モールトンステークス、チャレンジステークスハンガーフォードステークス、ポートランドハンデキャップなど。ほかにジュライステークス2着などがある。総獲得賞金は6,673ポンドであった。

1956年に引退し種牡馬入りすると、ナスルーラの後継種牡馬の一頭となった。1966年にはイギリスの2歳種牡馬ランキング3位、翌1967年には2位に付ける。産駒の傾向として、フロリバンダ、ファバージ、キングストループ、サンプリンス、ソーブレスドなど早熟で短距離が得意な馬を輩出した。

プリンスリーギフトの仔は、テスコボーイファバージバーバーらが日本に輸出された。これらの成功を受け日本のサラブレッド生産界は、プリンスリーギフト産駒、さらにはラインゴールドボイズィーボーイなどプリンスリーギフトの孫世代にあたる種牡馬まで次々に輸入した。その数は20頭以上にのぼる。その結果、日本では一時的にプリンスリーギフトの血を持つ馬が増加したが、日本以外の国では、プリンスリーギフトの血を持つ馬は希少となった。

プリンスリーギフト系の父系子孫としてはテスコボーイ系のものが比較的発展し、トウショウボーイ - ミスターシービー - ヤマニングローバルのラインが2000年代初頭まで、またエアジハードサクラバクシンオーなどのサクラユタカオーを経たものは現在でも残っている。

血統表

[編集]
プリンスリーギフト血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ナスルーラ系
[§ 2]

Nasrullah
1940 鹿毛
父の父
Nearco
1935 黒鹿毛
Pharos Phalaris
Scapa Flow
Nogara Havresac
Catnip
父の母
Mumtaz Begum
1932 鹿毛
Blenheim Blandford
Malva
Mumtaz Mahal The Tetrarch
Lady Josephine

Blue Gem
1943 鹿毛
Blue Peter
1936 栗毛
Fairway Phalaris
Scapa Flow
Fancy Free Stefan the Great
Celiba
母の母
Sparkle
1935 栗毛
Blandford Swynford
Blanche
Gleam Galloper Light
Eagerford
母系(F-No.) (FN:13号族(13-a)) [§ 3]
5代内の近親交配 Pharos (Fairway) 3×3=25% Blandford4×3=18.75% The Tetrarch4×5=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [1]
  2. ^ [2]
  3. ^ [1]
  4. ^ [2]


出典

[編集]
  1. ^ a b 血統情報:5代血統表|Princely Gift(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年1月28日閲覧。
  2. ^ a b 5代血統表”. netkeiba.com. 2023年1月28日閲覧。

外部リンク

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