プリンセスバード号
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プリンセスバード号(プリンセスバードごう)は兵庫県姫路市と鳥取県鳥取市を結ぶ高速バスである。
愛称は、姫路市の「姫」(英:Princess)と鳥取市の「鳥」(英:Bird)に由来するものである[1]。
概説
[編集]この区間には1950年に神姫合同自動車(現:神姫バス)・日ノ丸自動車の2社が特急バスを運行開始しており、当初は高速道路が路線になく、全線一般道での運行だった[2]。そればかりではなく、一般の路線バス同様、どの停留所間も乗降が自由であった。その後、1991年に福崎 - 佐用間を中国自動車道経由とする高速バスとなったが、智頭急行の開業等により1997年に日ノ丸自動車が撤退し、その後は神姫バスのみで運行していたものの、2001年に運行を終了していた[2]。
しかし、鳥取自動車道が一部を除きほぼ全線開通したことから、2010年3月29日より「プリンセスバード号」の愛称で復活したものである[2]。
1日2往復運行。席は全席自由席(予約不要)。楽天トラベルでも事前購入ができる。
歴史
[編集]- 2010年3月29日:鳥取自動車道佐用JCT - 大原IC間、河原IC - 鳥取IC間の開通(開通自体は2010年3月28日)に伴い、神姫バス・日ノ丸自動車の2社により1日4往復で運行開始[2]。
- 2010年10月1日:姫路市内の運行経路を兵庫県道62号姫路港線 - 姫路市役所前 - 駅南大路 - 姫路南ランプ - 姫路バイパス - 播但連絡道路経由から姫路城大手門前 - 国道312号 - 砥堀ランプ経由に変更。これに伴い、「姫路市役所前」バス停廃止、「姫路城大手門前」バス停新設。
- 2013年4月1日:鳥取自動車道大原IC - 西粟倉IC間の開通(開通自体は2013年3月23日)に伴い、「大原」バス停を美作共同バスの「大原病院前」バス停から鳥取自動車道の「大原インター」に移動・名称変更、「西粟倉」バス停を鳥取自動車道の西粟倉バスストップに移動。また、鳥取市内の運行経路を鳥取IC - 国道29号経由から鳥取南IC - 国道53号経由に変更し、鳥取側を鳥取大学前まで延長(ただし、下り(鳥取行)にて日ノ丸本社前時点で乗客がいない場合は運行を打ち切る。)[3]。
- 2021年10月1日:1日3往復に減便。
- 2023年10月1日:1日2往復に減便。神姫バスが運行を休止し撤退。日ノ丸自動車の単独運行となる。
運行概要
[編集]運行経路
[編集]太字は乗降扱い停留所。
- 姫路駅(北口) - 姫路城大手門前 - (国道312号 - 砥堀ランプ - 播但連絡道路 - 中国自動車道) - 夢前 - 山崎IC - (中国自動車道 - 鳥取自動車道) - 佐用平福 - 大原IC - 西粟倉 - 智頭福原 - 用瀬PA - 河原IC - (鳥取自動車道 - 鳥取南IC - 国道53号) - 鳥取駅(バスターミナル) - 日ノ丸本社前 - 鳥取大学前
運行事業者
[編集]- 日ノ丸自動車(鳥取営業部:2往復)
過去の運行事業者
[編集]使用車両
[編集]- 4列シート
- トイレ(設置されていない場合あり)
- 神姫バスの車両は姫路駅 - 大阪空港線および姫路駅 - 関西空港線と共用のため、PiTaPa・ICOCAのICカード対応機器(NicoPaは使用できない)が搭載されているが、当路線では使用できなかったため、ICカード対応機器を使用停止扱いとして運行していた。
特記事項
[編集]参考文献
[編集]脚注
[編集]- ^ ““姫鳥”高速バス復活 鳥取自動車道開通に合わせ”. 日本海新聞 (2010年3月30日). 2010年4月24日閲覧。
- ^ a b c d 鈴木文彦「Bus CORNER」『鉄道ジャーナル』第44巻第10号、鉄道ジャーナル社、2010年10月号、155頁。
- ^ a b c “高速バス 姫路-鳥取線|神姫高速バス情報サイト”. 神姫バス (2018年4月3日). 2018年12月8日閲覧。
関連項目
[編集]姫路市企業局交通事業部 - 姫路モノレールを当路線のように鳥取まで延伸する構想が存在した。