プーシチノ
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座標: 北緯54度50分 東経37度37分 / 北緯54.833度 東経37.617度
プーシチノ(ロシア語: Пу́щино, 英語: Pushchino)は、ロシアのモスクワ州にある都市。人口は1万9578人(2021年)[1]。首都モスクワから南へ120km、オカ川の右岸に建ち対岸はプリオクスコ=テラスニイ自然生態系保護区になっている。
週末にはオカ川へモスクワから休暇に訪れる人も多く、周囲には退職して年金生活を送る人々の家も点在する。空気も澄み治安も良いため、この地に家を建てる人も多い。
研究所
[編集]プーシチノは微生物学、分子生物学、生物物理学などの研究に特化した学術都市(科学都市、ナウコグラード、нау́когра́д, Naukograd)であり、以下のような研究所がある。
- RAS Institute of Protein Research(タンパク質研究所)
- Pushchino Radioastronomy Observatory(プーシチノ電波天文学観測所)
- Institute of Mathematical Problems of Biology(生物学数理問題研究所)
- Institute of Cell Biophysics(細胞生物物理学研究所)
- Institute of Biochemistry and Physiology of Microorganisms(微生物生化学生理学研究所)
- Institute of Theoretical and Experimental Biophysics(理論・実験生物物理学研究所)
- Institute of Basic Biological Problems(基礎生物学問題研究所)
- Pushchino State University and a branch of Moscow State University(プーシチノ国立大学、およびモスクワ大学支所)
歴史
[編集]プーシチノは16世紀以来の歴史があり、1500年ごろにプーシチン家に褒章として所領が与えられて以来、プーシチン家の土地であった。
1956年、ソビエト科学アカデミーは科学研究都市の建設用地にプーシチノを選び、1964年には電波天文台が成立した。1966年に市となった。
脚注
[編集]- ^ “city population”. 17 May 2023閲覧。