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ベストマザー賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベストマザー賞
受賞対象母親たちの憧れや目標となる人
日本の旗 日本
主催日本マザーズ協会
報酬花束、トロフィー
初回2007年
最新回2024年
最新受賞者丸山桂里奈
peco
優木まおみ
川田裕美
BENI
公式サイト日本マザーズ協会 公式サイト

ベストマザー賞(ベストマザーしょう)は、一般社団法人日本マザーズ協会が主催運営する賞であり、2008年より開催されている。

概要

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「ママたちの憧れや目標となるベストマザー」[1]、子育て支援、母親支援の啓発活動の一環として開催される[2]野田聖子を会長とする内閣府認証NPO法人・ひまわりの会を主催とした日本マザーズ・デイ委員会(のちに日本マザーズ協会へ改称)から、2008年2月19日、第1回ベストマザー賞が催され[3]、以来毎年同賞贈賞式が執り行われている(2020年は休止)。第3回(2010年)までは、個人賞のほかに団体企業も表彰されていた。

投票

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投票は、一般社団法人日本マザーズ協会[注釈 1][4] が主催する子育て応援・ママ応援のイベント・様々な参加イベントにて投票活動を実施している。その他協会公式サイト、連携・消費者団体全国健康保険組合より配布する育児専門誌会員へのアンケート、SNS、子育てウェブサイト、ネットリサーチ など、多数の入口にて行われる。またそれら各種投票を分類集計し、その得票結果のみで選出表彰する。全ての票は、自然想起による全国の母親からの投票である[2]

批判・不祥事

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2014年、日本マザーズ協会会長が妻を殴打し骨折させた容疑で逮捕[5]。懲役2年、執行猶予4年の判決が言い渡され、会長職を退いた[6]

また過去の受賞者のなかには、芸能人政治家などの著名人が多いことから、不倫不祥事などのスキャンダルにてマスメディアを通じ世間をざわつかせることも度々起こり、その度に「ベストマザーとしてあるまじき行動である」などと同賞受賞の栄光を不名誉に吊るし上られることがある。その他、受賞後に離婚する母親も少なくない[注釈 2] ことから、「受賞すると不吉なことが起こる」との噂も囁かれ、インターネット上では「ベストマザーの呪い」というジンクスも生まれ、週刊誌がネタで取り上げることがある[7]。これに対して、自身も受賞経験のある三浦瑠麗は、「離婚したらベストマザーじゃなくなるの?逆にシングルマザーで一生懸命子どもを育てたら、ベストマザーじゃないですか。なぜ身持ちがいいことがベストマザーの条件なのかが意味が分からない」と反論している[8]

さらに、「(世間が客観的なイメージとして捉える)ベストマザーと、実際に子供にとって良き母親であるかどうかは異なる」[7][9] との意見や、「父親も積極的に家事・子育てへ参画することが当然とされる時代に、『ベストマザー』の概念そのものがもはや時代遅れなのではないか?」などの批判も寄せられる[7]

受賞者

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第1回(2008年)
第2回(2009年)
第3回(2010年)
第4回(2011年)
第5回(2012年)
第6回(2013年)
第7回(2014年)
第8回(2015年)[10]
第9回(2016年)[11]
第10回(2017年)[12]
第11回(2018年)[13]
第12回(2019年)[14]
第13回(2021年)[15]
第14回(2022年)[16]
第15回(2023年)[17]
第16回(2024年)[18]

受賞団体・企業

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第1回(2008年)
第2回(2009年)
第3回(2010年)

脚注

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注釈

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  1. ^ 2023年現在、同協会特別顧問には蓮舫、「子育て応援・ママ応援大使」には杉山愛友利新が選出されている。連携団体は、692の企業・団体を会員とする生団連(国民生活産業・消費者団体連合会)である。
  2. ^ これに対し家族問題評論家の池内ひろ美は、「芸能界の方は仕事ができて、ある意味“稼ぐ力”があるから、離婚も決断できるし、自分の本当にやりたい道を選べるのも事実です。」と述べている。

出典

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  1. ^ ベストマザー賞”. 日本マザーズ協会. 2017年5月12日閲覧。
  2. ^ a b ベストマザー賞2023”. 日本マザーズ協会. 2023年7月8日閲覧。
  3. ^ トヨタ、資生堂、ニチレイフーズを幹事企業として第1回ベストマザー賞開催”. 日本ベスト・マザーズデイ委員会 (2008年2月19日). 2023年7月3日閲覧。
  4. ^ 日本マザーズ協会について”. 日本マザーズ協会. 2023年7月8日閲覧。
  5. ^ “ベストマザー賞主催者、妻を殴り逮捕”. デイリースポーツ. (2014年1月21日). https://www.daily.co.jp/gossip/2014/01/21/0006651519.shtml 2023年7月3日閲覧。 
  6. ^ ベストマザー賞を創設した人の裁判結果。”. 中隆志 (2014年4月7日). 2023年7月3日閲覧。
  7. ^ a b c 広末涼子、篠田麻里子、三浦瑠麗…「ベストマザー賞」の是非 受賞者は“お騒がせ”ばかり”. 日刊ゲンダイデジタル (2023年6月15日). 2023年7月3日閲覧。
  8. ^ 【三浦瑠麗vs「三浦瑠麗」】衝撃の結末…子育てとは?「反中」とは?【軽井沢で…】ReHacQ−リハック−【公式】2023年7月8日配信
  9. ^ 有吉弘行、ベストマザー賞に持論 歴代受賞者を調べると「“アレ?”って首をかしげることも」”. スポーツニッポン (2023年5月14日). 2023年7月3日閲覧。
  10. ^ 「ベストマザー賞」に永作さん、高島さんら5人 - 読売新聞2015年5月7日
  11. ^ 第9回ベストマザー賞2016|ベストマザー賞”. 日本マザーズ協会. 2017年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月6日閲覧。
  12. ^ 『ベストマザー賞2017』木村佳乃、佐田真由美らが受賞”. ORICON. 2023年6月15日閲覧。
  13. ^ 「第11回ベストマザー賞2018」授章式に出席した和田明日香、杉山愛、安倍なつみ、大島美幸、経沢香保子氏”. スポニチ. 2023年6月15日閲覧。
  14. ^ “梨花、ベストマザー賞で明かした息子の言葉「僕たち1つだったんだね」”. マイナビニュース. (2019年5月10日). https://news.mynavi.jp/article/20190510-821430/ 2019年7月2日閲覧。 
  15. ^ 第13回ベストマザー賞2021”. 日本マザーズ協会. 2021年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月7日閲覧。
  16. ^ 第14回ベストマザー賞2022”. 日本マザーズ協会. 2022年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月25日閲覧。
  17. ^ 第15回ベストマザー賞2023”. 日本マザーズ協会. 2023年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月7日閲覧。
  18. ^ 第16回ベストマザー賞2024」日本マザーズ協会。2024年5月9日閲覧

関連項目

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外部リンク

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