経沢香保子
つねざわ かほこ 経沢 香保子 | |
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生誕 |
1973年4月23日(51歳)[1] 千葉県松戸市[1] |
別名 | 2018年現在シングルマザー[4]。 |
出身校 | 慶應義塾大学経済学部 |
職業 | 経営者 |
著名な実績 | トレンダーズやキッズラインの創業。女性起業塾の運営。女性起業家サロンの運営。 |
受賞 | IVS 2015 Spring Launch Pad 優勝、ベストマザー賞 |
経沢 香保子(つねざわ かほこ、1973年〈昭和48年〉4月23日[1] - )は、日本の実業家。2000年にトレンダーズ株式会社を創業し、2012年に当時の女性最年少上場を果たした[5][6]。2018年現在はベビーシッターのマッチングサービスを行うキッズライン社の代表取締役。
来歴
[編集]千葉県松戸市生まれ[1]。桜蔭中学校・高等学校に進学。高校では文化祭やアルバイトに打ち込む[7]。1浪の後、慶應義塾大学経済学部に進学。大学でもアルバイトに打ち込み、仕事好きを再認識する[5]。卒業後、1997年にリクルートに入社。同社時代には新入社員で競う会社の名刺集め競争で関東ナンバーワンになった[8]。その後、創業間もない楽天へ転職。楽天大学などさまざまな新規事業の開発にかかわる[9]。2000年にマーケティングなどを手がけるトレンダーズ株式会社を設立し、代表取締役に就任[6][9]。トレンダーズは女性社員比率が多かったが、経営改善のため2010年頃から営業や役員に男性を引き込み、2011年以降は美容クリニックのクーポンサイトなどの新サービスも立ち上げていく[6][10]。
2012年10月19日にはトレンダーズを東証マザーズに上場。当時の最年少上場女性社長として、経沢はメディアで取り上げられるようになる[5][6]。しかし、2014年5月14日、平成26年3月度決算の開示とともに、代表取締役社長の職を辞し代表取締役会長に就任[2][11]。同年6月26日に開催された定時株主総会において、代表取締役会長も辞任し相談役へ[2][11][12]。後に筆頭株主からも退いた[3]。同年中にベビーシッターマッチングサービス「キッズライン」を運営する株式会社カラーズを設立し、代表取締役に就任[9]。翌年、IVS 2015 Spring Launch Padで優勝[13][14]。サービスと会社名を一致させるため、2016年8月19日に株式会社キッズラインへ社名を変更した[14]。 2015年6月に株式会社ノジマの社外取締役就任、2017年6月にりらいあコミュニケーションズ株式会社の社外取締役に就任した。
受賞
[編集]著書
[編集](単著)
- 『自分の会社をつくるということ』ダイヤモンド社、2005年、ISBN 4478733015。
- 『日記ブログで夢をかなえる』ダイヤモンド社、2006年、ISBN 4478733384。
- 『経沢香保子の夢を叶える読書術』ゴマブックス、2006年、ISBN 4777105334。
- 『ミリオネーゼの起業入門―8ケタ稼ぐ女性に学ぶ起業前にするべきこと』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2006年、ISBN 4887594321。
- 『白いスーツで内定を 「誰も教えてくれなかった」女子大生就職読本』ゴマブックス、2007年、ISBN 978-4777105434。
- 『ブログ・イベントで女性をトリコにするマーケティングのコツ32』ゴマブックス、2007年、ISBN 978-4777106608。
- 『自分らしい人生を創るために大切なこと』ダイヤモンド社、2012年、ISBN 978-4478703519。
- 『自ら上場した会社を辞め、41歳で再び起業したシリアルアントレプレナーの挑戦『ベンチャー魂は消えない』』、Kindle版、ASIN B019WLLO16。
- 『すべての女は、自由である』ダイヤモンド社、2016年、ISBN 978-4478068625。
(共著)
- 『5年後働く自分の姿が見えますか?』、角川書店〈角川oneテーマ21 C-253〉、2013年、ISBN 9784041105474。著者 - 岩瀬大輔、飯田泰之、古市憲寿、駒崎弘樹、経沢香保子、為末大、田端信太郎、加藤嘉一 - NCID BB1350860X参照。
(監修)
- トレンダーズ株式会社 編『夢を実現した わたしの仕事 わたしの方法』ダイヤモンド社 2006年、ISBN 4478733058。
- 女性起業塾 編『ゼロからでも夢がかなう起業の教科書 女性起業家20人に学ぶ「自分らしく成功する生き方」』ゴマブックス、2008年、ISBN 978-4777108374。
(監訳)
- パトリシア・アバディーン『メガトレンド2010 新しい資本主義をつくる7つのトレンド』ゴマブックス、2006年、ISBN 4777104214。
注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 海野政人 (2017年9月11日). “挑戦前夜〜起業家・経沢香保子〜”. SYNAPSE ONLINE MAGAGINE. 2018年5月20日閲覧。
- ^ a b c “代表取締役及び役員の異動に関するお知らせ”. IRニュース. トレンダーズ株式会社 (2014年5月14日) 2018年5月20日閲覧。
- ^ a b “主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ”. IRニュース. トレンダーズ株式会社 (2014年9月1日) 2018年5月20日閲覧。
- ^ “(キミとどたばた)起業家・経沢香保子さん:上 娘助けてくれた恩返しを”. 朝日新聞デジタル (2018年3月10日) 2018年5月20日閲覧。
- ^ a b c 猪瀬聖 (2017年5月9日). “大学受験は全敗 甘え許さぬ桜蔭、育んだ自立心 経沢香保子・キッズライン社長が語る(下)”. College Cafe by NIKKEI. 2018年5月20日閲覧。(原典 - 日経電子版2017年4月3日)
- ^ a b c d 山内哲夫 (2012年10月29日). “「女性最年少上場」で話題のトレンダーズ 経沢香保子社長に聞く”. 東洋経済オンライン. 2018年5月20日閲覧。
- ^ 猪瀬聖 (2017年5月2日). “「仕事は得意かも」桜蔭で落ちこぼれ、はたと気づく 経沢香保子・キッズライン社長が語る(上)” . College Cafe by NIKKEI. 2018年5月20日閲覧。(原典 - 日経電子版2017年3月27日)
- ^ 山本猛嗣 (2012年8月10日). “女性に特化して高収益企業を目指す“カリスマ女性経営者”の挑戦 トレンダーズ社長 経沢香保子”. 起業人. ダイヤモンドオンライン. p.1. 2018年5月20日閲覧。
- ^ a b c “私のプロフィール ー 経沢香保子の生い立ちとこれまで”. キッズライン社長 (2016年10月1日) 株式会社キッズライン. 2018年5月20日閲覧。
- ^ 山本猛嗣 (2012年8月10日). “女性に特化して高収益企業を目指す“カリスマ女性経営者”の挑戦 トレンダーズ社長 経沢香保子”. 起業人. ダイヤモンドオンライン. p.3. 2018年5月20日閲覧。
- ^ a b “トレンダーズ創業者経沢香保子氏が一線を退く、化粧品事業を強化”. 美容経済新聞 (2014年6月9日) 2018年5月20日閲覧。
- ^ “トレンダーズ、創業者の経沢社長が会長に”. 日本経済新聞 (2014年5月14日) 2018年5月20日閲覧。
- ^ a b “日本にベビーシッターの文化を「KIDSLINE(キッズライン)」”. Infinity Ventures Summit. vimeo. 2018年5月20日閲覧。
- ^ a b c “「株式会社キッズライン」へ社名変更した経緯と創業者の想い”. キッズライン社長 (2016年8月19日) 株式会社キッズライン. 2018年5月20日閲覧。
- ^ “第11回ベストマザー賞2018”. 日本マザーズ協会 (2018年5月10日) 2018年5月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- Colors社長 経沢 香保子「人生を味わい尽くすブログ」 - 本人ブログ
- 経沢香保子 (@kahokotsunezawa) - X(旧Twitter)
- 経沢香保子 (@kahokotsunezawa) - Instagram
- 経沢香保子 (kahokotsunezawa) - Facebook
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