ベン・ウィショー
ベン・ウィショー Ben Whishaw | |||||||||||||
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2018年 | |||||||||||||
生年月日 | 1980年10月14日(44歳) | ||||||||||||
出生地 | イングランド・ ベッドフォードシャー州 | ||||||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||||||
身長 | 175cm | ||||||||||||
活動期間 | 1999年 - | ||||||||||||
配偶者 | マーク・ブラッドショウ | ||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||
映画 『パフューム ある人殺しの物語』 『アイム・ノット・ゼア』 『情愛と友情』 『ブライト・スター いちばん美しい恋の詩』 『007』シリーズ 『クラウド アトラス』 『パディントン』シリーズ 『ロブスター』 『未来を花束にして』 『リリーのすべて』 『メリー・ポピンズ リターンズ』 『リトル・ジョー』 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 テレビドラマ 『THE HOUR 裏切りのニュース』 『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』 『英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件』 『FARGO/ファーゴ : カンザスシティ』 | |||||||||||||
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ベン・ウィショー(Ben Whishaw, 1980年10月14日 - )は、イギリスの俳優。
経歴
[編集]イングランド・ベッドフォードシャー州出身。双子の兄弟ジェームズがいる。英国王立演劇アカデミーを卒業。卒業後は舞台・映画・テレビ映画と様々な作品に出演。2005年公開の『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』でザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズを演じた。
トレヴァー・ナン演出の舞台『ハムレット』のタイトルロールを演じて批評家から絶賛され、この舞台を見た監督のトム・ティクヴァ、プロデューサーのベルント・アイヒンガーの目に留まり、映画『パフューム ある人殺しの物語』の主演に抜擢された。その後『007 スカイフォール』にて、ジェームズ・ボンドを支えるQ役に起用された[1]。
2013年3月より、ジュディ・デンチが出演するジョン・ローガンの舞台に出演が決まっている[2]。
2018年のテレビドラマ『英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件』での演技により、第76回ゴールデングローブ賞ドラマ部門助演男優賞及び第71回プライムタイム・エミー賞助演男優賞を受賞した。
私生活
[編集]ウィショーは数年間、自分の人生についての質問に答えることを拒否していた[3]。彼は2011年に雑誌「アウト」とのインタビューで次のように語っている。「俳優として、プライバシー、どんなことをしているにせよ、セクシャリティの神秘性に対する完全な権利を持っている。公の場に出ているからといってなぜそれを公然と語る必要があるのか分からない。なぜ、俳優がセレブリティになってしまうのか分からない。」[4]。
2012年8月にオーストラリアの作曲家マーク・ブラッドショウと市民パートナーシップを結んだ[5][6][7]。
フィルモグラフィ
[編集]映画
[編集]※主演は太字表記。
年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹き替え |
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1999 | ザ・トレンチ(塹壕) The Trench |
Pte. James Deamis | ||
2004 | Jの悲劇 Enduring Love |
スパッド | ||
レイヤー・ケーキ Layer Cake |
シドニー | |||
2005 | ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 Stoned |
キース・リチャーズ | 津田英佑 | |
2007 | パフューム ある人殺しの物語 Perfume: The Story of a Murderer |
ジャン=バティスト・グルヌイユ | 佐藤淳 | |
アイム・ノット・ゼア I'm Not There |
アルチュール(ボブ・ディラン) | (吹き替え版なし) | ||
2008 | 情愛と友情 Brideshead Revisited |
セバスチャン・フライト | 草尾毅 | |
2009 | ザ・バンク 堕ちた巨像 The International |
ルネ・アンタール | ||
ブライト・スター いちばん美しい恋の詩 Bright Star |
ジョン・キーツ | (吹き替え版なし) | ||
2010 | テンペスト The Tempest |
アリエル | ||
2012 | 007 スカイフォール Skyfall |
Q | 川本克彦[8] | |
クラウド アトラス Cloud Atlas |
ロバート・フロビッシャー | 前野智昭 | ||
2013 | ゼロの未来 The Zero Theorem |
医者 3 | 小林親弘 | |
ブロークン・ポイント Days and Nights |
エリック | (吹き替え版なし) | ||
2014 | 追憶と、踊りながら Lilting |
リチャード | ||
パディントン Paddington |
パディントン | 声の出演 | 松坂桃李[9] | |
2015 | ロブスター The Lobster |
脚の悪い男 | 長谷部忠 | |
未来を花束にして Suffragette |
サニー・ワッツ | (吹き替え版なし) | ||
リリーのすべて The Danish Girl |
ヘンリク | 鈴木正和 | ||
007 スペクター Spectre |
Q | 川本克彦[10] | ||
白鯨との闘い In the Heart of the Sea |
ハーマン・メルヴィル | 中村章吾[11] | ||
2016 | 王様のためのホログラム A Hologram for the King |
デイヴ | カメオ出演 日本公開は2017年2月[12] |
金城大和 |
2017 | パディントン2 Paddington 2 |
パディントン | 声の出演 | 松坂桃李[13] |
2018 | メリー・ポピンズ リターンズ Mary Poppins Returns |
マイケル・バンクス | 谷原章介[14] | |
2019 | リトル・ジョー Little Joe |
クリス | (吹き替え版なし) | |
どん底作家の人生に幸あれ! The Personal History of David Copperfield |
ユライア・ヒープ | |||
2020 | Surge | Joseph | ||
2021 | 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ No Time to Die |
Q | 川本克彦[15] | |
2022 | ウーマン・トーキング 私たちの選択 Women Talking |
オーガスト・エップ | 川田紳司 | |
2023 | Bad Behaviour | エロン・ベロン | ||
Passages | マーティン | |||
Good Boy | ダニー | |||
2024 | Limonov: The Ballad | エドワルド・リモノフ | ||
Paddington in Peru |
パディントン | 声の出演 | ||
TBA | Paddington 4 |
テレビ
[編集]※主演は太字表記。
年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹き替え |
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2011-2012 | THE HOUR 裏切りのニュース The Hour |
フレディ・リヨン | 計12話出演 | |
2012 | ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 The Hollow Crown |
リチャード2世 | テレビ映画 | (吹き替え版なし) |
2015 | ロンドン・スパイ London Spy |
ダニー | ミニシリーズ、計5話出演 | |
2018 | 英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件 A Very English Scandal |
ノーマン・スコット / ノーマン・ジョシフ | ソープ事件を題材にしたBBC Oneのテレビドラマ[16][17][18] | 小野友樹[19] |
2019- | パディントンのぼうけん The Adventures of Paddington |
パディントン | 声の出演 | 羽多野渉 |
2020 | FARGO/ファーゴ:カンザスシティ Fargo |
ラビ・ミリガン | 計7話出演 | 越後屋コースケ[20] |
2021 | 産婦人科医アダムの赤裸々日記 This Is Going to Hurt |
アダム・ケイ | 三木眞一郎 | |
2024 | ブラック・ダヴ Black Doves |
サム | Netflixオリジナルドラマ | 川本克彦 |
出典
[編集]- ^ “ベン・ウィショー、007新作『スカイフォール』で科学者Q役として出演へ”. シネマトゥデイ. (2011年12月1日) 2013年1月3日閲覧。
- ^ “Ben Whishaw to star alongside Dame Judi Dench”. (2012年7月18日)
- ^ Rampton, James (26 October 2012). “Ben Whishaw on playing Q in Skyfall: 'I don't even have a computer'”. The Telegraph (London) 20 August 2013閲覧。
- ^ McLean, Gareth (27 March 2011). “Ben Whishaw: Mysterious Skin”. Out
- ^ “『007』Q役ベン・ウィショー、1年前に“同性婚”していた 代理人が認める”. feb 18, 2015閲覧。
- ^ Griffiths, Charlotte; Sanderson, Elizabeth (3 August 2013). “Bond star 'marries' his gay partner – and they are both 'so happy and proud'”. MailOnline (London) 4 August 2013閲覧。
- ^ Sieczkowski, Cavan. “James Bond Actor Officially Comes Out, Reveals He's Married”. Huffington Post
- ^ “007 スカイフォール”. ふきカエル大作戦!!. 2021年10月6日閲覧。
- ^ “パディントン”. ふきカエル大作戦!! (2016年1月12日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “007 スペクター”. ふきカエル大作戦!! (2015年11月18日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “白鯨との闘い”. ワーナー公式. 2021年10月6日閲覧。
- ^ “トム・ハンクス×トム・ティクヴァのコメディ公開、ベン・ウィショーも出演”. 映画ナタリー. (2016年11月8日) 2016年11月8日閲覧。
- ^ “パディントン2”. ふきカエル大作戦!! (2018年1月19日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “メリー・ポピンズ リターンズ”. ふきカエル大作戦!! (2019年1月15日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “007/ノー・タイム・トゥ・ダイ -日本語吹き替え版”. ふきカエル大作戦!! (2021年9月30日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ Mitchell, Robert (2017年8月25日). “Ben Whishaw Joins Hugh Grant in BBC’s ‘A Very English Scandal’”. バラエティ. 2017年10月17日閲覧。
- ^ Sommers, Kat (2017年8月). “Ben Whishaw Joins Hugh Grant for ‘A Very English Scandal’”. Anglophenia. BBC America. 2017年10月17日閲覧。
- ^ “Ben Whishaw Cast in A Very English Scandal”. Den of Geek! (2017年8月25日). 2017年10月17日閲覧。
- ^ “英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件”. ソニー・ピクチャーズ公式. 2021年10月6日閲覧。
- ^ “FARGO/ファーゴ:カンザスシティ キャスト&スタッフ”. スター・チャンネル. 2021年10月6日閲覧。