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マーティン・フリーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マーティン・フリーマン
Martin Freeman
Martin Freeman
2019年
本名 Martin John Christopher Freeman[1]
生年月日 (1971-09-08) 1971年9月8日(53歳)
出生地 イングランドの旗 イングランドハンプシャーオールダーショット[1]
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 俳優
活動期間 1997年 -
配偶者 アマンダ・アビントン(2000年 – 2016年)
著名な家族 ティム・フリーマン(兄、フレイザー・コーラス元メンバー)
主な作品
映画
アリ・G
ラブ・アクチュアリー
銀河ヒッチハイク・ガイド
恋愛上手になるために
ホビット』三部作
ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
アメリカン・レポーター
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談
ブラックパンサー』シリーズ
テレビドラマ
The Office
SHERLOCK(シャーロック)
FARGO/ファーゴ
舞台
リチャード三世
受賞
エミー賞
助演男優賞(ミニシリーズ部門・テレビ映画部門)
2014年SHERLOCK/シャーロック:最後の誓い
その他の賞
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マーティン・ジョン・クリストファー・フリーマン: Martin John Christopher Freeman[1][2], 1971年9月8日[3] - )は、イングランド出身の俳優

人物

[編集]

代表作には、シットコムモキュメンタリーThe Office』(英国オリジナル版)で演じたティム・カンタベリー英語版、ドラマ『SHERLOCK』で演じたジョン・ワトスンピーター・ジャクソン監督の『ホビット』映画三部作で演じたビルボ・バギンズ、ダークコメディ・クライムドラマ『FARGO/ファーゴ』で演じたレスター・ナイガード英語版などが挙げられる。

他にも、ロマンチック・コメディ『ラブ・アクチュアリー』(2003年)、コミックSF映画『銀河ヒッチハイク・ガイド』(2005年)、半即興のコメディ『マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル英語版』(2009年)、コメディスリー・フレーバー・コルネット3部作[注 1]、中でもSFコメディ『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013年)[4] などへ出演している。

エミー賞英国アカデミー賞エンパイア賞をそれぞれ1度受賞しているほか、エミー賞とBAFTA賞には2回、サターン賞ゴールデングローブ賞には各1回のノミネート歴がある。

俳優になるまで

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フリーマンはハンプシャーオールダーショットで、5人の子供の末っ子として生まれた[5]。母フィロメナ(旧姓ノリス、: Philomena Norris)と、父で海軍士官のジェフリー・フリーマン(英: Geoffrey Freeman)は、彼が子供の頃に離婚した[5]。両親の離婚後、家族はオールダーショットからロンドン郊外のテディントン英語版へと引っ越した[5][6]。父ジェフリーは彼が10歳の時に心臓発作により亡くなった[5][7][8]イングランド国教会が主流派のイギリスにおいて、フリーマンはローマ・カトリックの信者として育った[5]。フリーマンは、信仰の道は単純ではないものの、宗教が心の奥底で自分自身に影響を与えているとしている[5]

子供の頃は喘息持ちであり、腰の手術を受けたこともある[5][9]スカッシュが得意であり、9歳から14歳までイギリスのジュニアの代表チームに所属していた[10]。フリーマンはサリーチャートシー英語版のサレジオ・スクール (Salesian School, Chertseyに通った後、ブルックランズ・カレッジ英語版でメディアについて学んだ[11]

兄ティムはフレイザー・コーラスのメンバーとして活動していたほか、もうひとりの兄ジェイミー英語版もミュージシャンとして活動している[12][13]。コメディアンのベン・ノリス英語版はいとこである[12]

活動歴

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フリーマンは15歳の時にあるユース・シアター・グループに参加したが、17歳になるまで俳優業を生業にしようという自信は持てなかった[5]。またセントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマに通ったが[11][5][9]ナショナル・シアターでの活動に参加するため退学した[6]。2001年から始まったドラマ『The Office』で演じたティム・カンタベリー (Tim Canterbury役で一躍有名になったが、自身は2004年のインタビューで、「[あの役は自分の俳優としてのキャリアに]長い影を落としている」と述べている[14]。またシットコム "Hardware" (enに出演したほか、2002年の『アリ・G』、2003年の『ラブ・アクチュアリー』など、この時期に複数の映画に出演している[11]。2005年の『銀河ヒッチハイク・ガイド』では主役のアーサー・デントを演じた。

コメディ作品中心に出演していたフリーマンだが、よりシリアスでドラマティックな役を演じるようになり、2003年にBBCが放送した歴史ドラマ "Charles II: The Power and The Passion" (enではシャフツベリ卿役を演じた。また "This Life" (en第2シーズン第1話にもごくわずか出演した。BBCのテレビシリーズ "The Robinsons" (enでは主演を務め、更にシットコム "Black Books" (enの第1話にカメオ出演している。2007年には、ギャヴィン・クラクストン英語版脚本・監督の "The All Together"" (enビル・ケンライト英語版の劇場作品『笑の大学The Last Laugh に出演した[15]。ロックバンド、フェイス・ノー・モアによる『ジョーク英語版"I Started a Joke" のカバー作品では、ミュージックビデオに登場している[16][注 2]。2009年5月には、ITVで放送された全4話のコメディ・ドラマ『ボーイ・ミーツ・ガール英語版』で主演した。この作品は不意に互いの体が交換されてしまった、ヴェロニカとダニーの生活を描くものである[17]

BBCで放送中の、シャーロック・ホームズシリーズの舞台を現代に移したドラマ『SHERLOCK』では、ジョン・ワトスン役を演じている。初回の『ピンク色の研究』は2010年7月25日に放送され、歓迎的な批評を受けた。この作品でフリーマンは、2011年の英国アカデミー賞テレビ部門助演男優賞英語版を獲得したほか、プライムタイム・エミー賞限定シリーズ及び映画部門助演男優賞 (for Outstanding Supporting Actor in a Limited Series or a Movieにノミネートされている[1]

ピーター・ジャクソンによる映画『ホビット』3部作では、主役のビルボ・バギンズを演じた[18][19]。シリーズ第1作の『ホビット 思いがけない冒険』では、フリーマンの演技に対しMTVムービー・アワード2013ベスト・ヒーロー賞[20]第18回エンパイア賞最優秀男優賞[21] が贈られている。

フリーマンは、サイモン・ペッグエドガー・ライトによるコメディ映画、スリー・フレーバー・コルネット3部作全てに出演している[注 1]。『ショーン・オブ・ザ・デッド』ではイヴォンヌのボーイフレンド、デクランとして台詞の無い役、『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』ではスコットランドヤードの巡査部長としてカメオ出演している[1]。2013年に放映された3部作の最終作、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』ではメインキャストの1人、オリヴァー・チェンバレンを演じた。2013年10月5日には、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンのリテラリー・アンド・ヒストリカル・ソサエティ (enから、彼の名前が付いたフェローシップ(名誉会員権)が贈られた[22]。2014年4月には、ダークコメディ・犯罪ドラマ『FARGO/ファーゴ』で、保険セールスマンのレスター・ナイガード (Lester Nygaardを演じた[23]。2014年7月にトラファルガー・スタジオズ英語版で開演した、シェイクスピアの『リチャード三世』ではタイトルロールを演じた[24]

2015年には、BBCのテレビ映画『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』に出演し、プロデューサーのミルトン・フルックマン(: Milton Fruchtman)役を演じた[25]。この映画は、ブラックリストにも登録されたテレビ監督レオ・ハーウィッツ英語版らによる、1961年に行われたナチス・ドイツの戦犯アドルフ・アイヒマン裁判撮影の奮闘記である。この映画には、実際の裁判の映像が挿入されている。デイリー・テレグラフ紙は、この映画について「完全にとりこにされる」(英: "absolutely enthralling")と評した[26]。この映画は2016年4月に日本公開された[27]。また2016年春に公開された『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ではエヴェレット・ロスを演じた[28]

私生活

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フリーマンはハートフォードシャーに家を構え[2][5]、2000年に放送されたチャンネル4のドラマ "Men Only" で知り合って以来のパートナー、アマンダ・アビントンと共に暮らしていた[29]。2人の間には、2006年に生まれたジョー(: Joe)、2008年に生まれたグレース(英: Grace)の2人の子供がいる[5][9][30]。2人は『SHERLOCK』、"Swinging with the Finkels" (en"The Debt""The Robinsons" (en"The All Together" (enなどで共演している。長らく事実婚の状態が続いていたとされるカップルであるが、フリーマンは2014年のインタビューで、実際に入籍していることを匂わせつつも言葉を濁している[31][32]。また2016年12月には、フリーマン・アビントン双方が別々のインタビューで、長いパートナー生活に終止符を打ち、円満に別離したことを発表した[6][33][34]。アビントンとの別離後は、カムデン区ベルサイズ・パーク英語版に居住している[6]

2009年8月19日に放送された "Who Do You Think You Are?"では、自身の父方の祖父で医師のレナード・フリーマン(英: Leonard Freeman)が、ダンケルクの戦い第二次世界大戦初期の撤退作戦)の数日前に殺害されたことが分かった。また、レナードの父(フリーマンの曾祖父)リチャードは、盲目のピアノ調律師で、聖アンドリュー教会 (ウエスト・ターリング)英語版オルガニストを務め、後にキングストン・アポン・ハルで音楽教師をしていたことが判明している[7]

フリーマン自身はベジタリアンである[35]。自身の信仰については悩み続けており、「信仰と自分との関係は決して簡単なものじゃないんだ」("my relationship with my belief has never been easy.") と語っている[5]。一方で、これらの葛藤はさておき、カトリックへの帰依は損なわれていないと話している[36]。2011年には、ニュージーランドクライストチャーチに大きな被害をもたらしたカンタベリー地震の被害者へ募金を集めるため、クリケットのチャリティ・マッチにゲスト・アンパイアとして参加している[37]。2015年には、労働党政見放送 (Party political broadcastに登場し、同年5月に行われた2015年イギリス総選挙に先だって、労働党支持を表明している[38]

左利きである[注 3][42]

フィルモグラフィ

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長編映画

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題名 役名 備考 吹き替え
2000 The Low Down ソロモン
2001 Fancy Dress 海賊
2002 アリ・G
Ali G Indahouse
リッキー・C
2003 ラブ・アクチュアリー
Love Actually
ジョン(ジャック) 成田剣
2004 ショーン・オブ・ザ・デッド
Shaun of the Dead
デクラン カメオ出演
2005 銀河ヒッチハイク・ガイド
The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
アーサー・デント英語版 中村大樹
2006 コンフェッティ 仰天!結婚コンテスト[1]
Confetti
マット・ノリス 成田剣
こわれゆく世界の中で
Breaking and Entering
サンディ・ホフマン 村治学
2007 デディケーション英語版(原題)
Dedication
ジェレミー
恋愛上手になるために
The Good Night
ゲイリー・シャラー (吹き替え版なし)
ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-
Hot Fuzz
スコットランドヤード巡査部長 後藤敦
ジ・オール・トゥギャザー英語版(原題)
The All Together
クリス・アシュワース
レンブラントの夜警英語版
Nightwatching
レンブラント 内田直哉
2008 レンブラントの告発 〜名画「夜警」に隠された31の秘密〜英語版[43][44]
Rembrandt's J'Accuse...! [注 4]
ドキュメンタリー[46]
2009 マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル英語版
Nativity!
ポール・マッデンズ 大塚智則
スウィンギング・ウィズ・ザ・フィンケルズ英語版(原題)
Swinging with the Finkels
アルヴィン・フィンケル
2010 ターゲット
Wild Target
ヘクター・ディクソン 日本劇場未公開 TBA
2011 運命の元カレ
What's Your Number?
サイモン
2012 ザ・パイレーツ! バンド・オブ・ミスフィッツ
The Pirates! In an Adventure with Scientists!
スカーフを巻いた海賊 声の出演
別題:The Pirates! Band of Misfits
(吹き替え版なし)
Animals アルバート
ホビット 思いがけない冒険
The Hobbit: An Unexpected Journey
ビルボ・バギンズ 森川智之[47]
2013 ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
The World's End
オリヴァー・チェンバレン いずみ尚
スヴェンガリ英語版(原題)
Svengali
ドン
サンタを救え!〜クリスマス大作戦〜英語版[48]
Saving Santa
バーナード・D・エルフ 声の出演 林勇
ホビット 竜に奪われた王国
The Hobbit: The Desolation of Smaug
ビルボ・バギンズ 森川智之[49]
2014 ホビット 決戦のゆくえ
The Hobbit: The Battle of the Five Armies
森川智之[50]
2016 アメリカン・レポーター
Whiskey Tango Foxtrot
イアン・マッケルピー 森川智之[51]
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
Captain America: Civil War
エヴェレット・ロス
2017 ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談
Ghost Stories
マイク・プリドル
カーゴ
Cargo
アンディ[52][53] Netflixオリジナル作品[54]
2018 ブラックパンサー
Black Panther
エヴェレット・ロス
2019 ザ・オペラティブ英語版
The Operative
トーマス 庄司然
世界一不幸せなボクの初恋
Ode to Joy
チャーリー (吹き替え版なし)
2020 クリスマス・キャロル
A Christmas Carol
Bob Cratchit 声の出演
2022 ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
Black Panther: Wakanda Forever
エヴェレット・ロス 森川智之[55]

短編映画

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題名 役名 備考
1998 I Just Want to Kiss You フランク
2001 Round About Five
2004 Blake's Junction 7 ヴィラ
着信履歴
Call Register
ケヴィン [56]
2007 Lonely Hearts
Rubbish ケヴィン
2010 The Girl is Mime クライヴ・バックル [57]
2013 ミスター・ヴォーマン英語版
The Voorman Problem
ウィリアムズ博士
2015 ミッドナイト・オブ・マイ・ライフ
Midnight of My Life
スティーヴ・マリオット [58]

テレビ

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題名 役名 備考 吹替
1997 ザ・ビル英語版(原題)
The Bill
クレイグ・パーネル エピソード: "Mantrap"
ディス・ライフ英語版(原題)
This Life
ステュアート エピソード: "Last Tango in Southwark"
1998 カジュアルティ英語版(原題)
Casualty
リッキー・ベック エピソード:"She Loved the Rain"
Picking up the Pieces ブレンダン エピソード:"1.7"
1999 Exhaust 車の所有者
2000 ブルーザー英語版(原題)
Bruiser
複数役 6話出演
Lock, Stock... (en ジャープ 2話出演、映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のリメイク作品
ブラック・ブックス英語版(原題)
Black Books
医師 エピソード:"Cooking the Books"
2001 ワールド・オブ・パブ英語版
World of Pub
複数役 5話出演
Men Only ジェイミー テレビ映画
2001-2003 The Office
The Office
ティム・カンタベリー英語版 14話出演 (吹き替え版なし)
2002 Helen West ストーン巡査 3話出演
リンダ・グリーン英語版
Linda Green
マット エピソード:"Easy Come, Easy Go"
2003 Charles II: The Power and The Passion (en シャフツベリ卿 ミニシリーズ
The Debt テリー・ロス テレビ映画
マージェリー・アンド・グラディス英語版(原題)
Margery and Gladys
D・S・ストリンガー
2003-2004 ハードウェア英語版(原題)
Hardware
マイク 12話出演
2004 サバンナ スピリット 〜ライオンたちの物語〜
Pride
フレック テレビ映画 遠藤純一
2005 ザ・ロビンソンズ英語版(原題)
The Robinsons
エド・ロビンソン 6話出演
2007 コメディ・ショーケース英語版(原題)
Comedy Showcase
グレッグ・ウィルソン エピソード:"Other People"
ザ・オールド・キュリオシティ・ショップ英語版(原題)
The Old Curiosity Shop
コドリン氏 テレビ映画、チャールズ・ディケンズの『骨董屋英語版』を映像化
2008 When Were We Funniest? (en 本人役 4話出演
2009 ボーイ・ミーツ・ガール英語版[59]
Boy Meets Girl
ダニー・リード ミニシリーズ (吹き替え版なし)
マイクロ・メン英語版(原題)
Micro Men
クリス・カリー英語版 テレビ映画
2010-2017 SHERLOCK(シャーロック)
Sherlock
ジョン・ワトソン 森川智之
2014 FARGO/ファーゴ
Fargo
レスター・ナイガード英語版 シーズン1 (en、全10話出演
サタデー・ナイト・ライブ
Saturday Night Live
司会 Episode: "Martin Freeman/Charli XCX"
2015 アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち
The Eichmann Show
ミルトン・フルックマン テレビ映画 (BBC) 、日本では2016年4月24日に劇場公開[60] 森川智之
FARGO/ファーゴ
Fargo
ナレーター 声の出演
シーズン2 (en、話名:「城」"The Castle"
トースト・オブ・ロンドン英語版(原題)
Toast of London
本人役 エピソード:"Global Warming"
こえだのとうさん[61]
Stick Man
こえだのとうさん 声の出演。ジュリア・ドナルドソン英語版原作、アクセル・シェフラー英語版原画の同名作品英語版をテレビで翻案 川田紳司
2016-2017 STARTUP スタートアップ英語版
Start Up[62]
フィル・ラスク[63] ソニー系制作局クラックル英語版オリジナル作品[64][65] 小森創介
2017 カーニッジ英語版(原題)
Carnage
ジェフ テレビ映画
2018 To Provide All People コンサルタント循環器科医
2019 刑事ファルチャー 失踪捜査英語版
A Confession
スティーヴ・ファルチャー警視 全6話出演 (吹き替え版なし)
2020 Breeders[66][67] ポール 製作総指揮も兼任
2022 レスポンダー 夜に堕ちた警官英語版
The Responder
クリス・カーソン 全6話出演 (吹き替え版なし)
Angelyne Harold Wallach
2023 シークレット・インベージョン
Secret Invasion
エヴェレット・ロス Disney+オリジナルドラマ 森川智之

舞台作品の出演歴

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題名 役名 備考
2007 The Last Laugh / 笑の大学
The Last Laugh
劇作家[15] 三谷幸喜の作品『笑の大学』の舞台化
2010 クライボーン・パーク(原題)
Crybourne Park
2014 リチャード三世
King Richard III
リチャード3世
2017 レイバー・オブ・ラブ英語版(原題)
Labour of Love
デイヴィッド・ライオンズ 2017年にジェイムズ・グレアム英語版が書いた戯曲
2019 料理昇降機英語版
The Dumb Waiter
Gus 1957年に書かれたハロルド・ピンターによる一幕劇

受賞とノミネート歴

[編集]

(訳)は、日本語での正式名称が不明であり、賞名や部門名を直訳したことを示す。

題名 賞名 部門 結果
2002 The Office
The Office
ブリティッシュ・コメディ・アワード英語版
British Comedy Awards
最優秀コメディ男優賞
Best Comedy Actor
ノミネート
2004 The Office
クリスマススペシャル (en
英国アカデミー賞テレビ部門
British Academy Television Awards
最優秀コメディ・パフォーマンス賞英語版
Best Comedy Performance
ノミネート
ブリティッシュ・コメディ・アワード
British Comedy Awards
最優秀テレビ・コメディ男優賞
Best TV Comedy Actor
ノミネート
ラブ・アクチュアリー
Love Actually
Phoenix Film Critics Society 最優秀キャスト賞
Best Cast
ノミネート
Washington DC Area Film Critics Association Award 最優秀助演俳優賞
Best Ensemble Cast
受賞
放送映画批評家協会賞
Critics' Choice Movie Awards
最優秀助演俳優賞
Best Acting Ensemble
ノミネート
Hardware (en ローズ・ドール
Rose d'Or
最優秀コメディ男優賞
Best Male Comedy Performance
受賞
2011 SHERLOCK(シャーロック)
Sherlock
英国アカデミー賞テレビ部門
BAFTAs
最優秀助演男優賞英語版 受賞
2012 ノミネート[注 5]
2012 SHERLOCK(シャーロック)
ベルグレービアの醜聞
Sherlock "A Scandal in Belgravia"
プライムタイム・エミー賞
Primetime Emmy Award
限定シリーズ及び映画部門助演男優賞(訳) (en
Outstanding Supporting Actor in a Miniseries or a Movie
ノミネート
ゴールド・ダービー・テレビ賞
Gold Derby TV Awards
テレビ映画・ミニシリーズ助演男優賞
TV Movie/Miniseries Supporting Actor
受賞
SHERLOCK(シャーロック)
Sherlock
クライム・スリラー・アワード英語版
Crime Thriller Awards
最優秀助演男優賞
Best Supporting Actor
受賞
Online Film Critics' Awards モーション・ピクチャ及びミニシリーズ部門最優秀助演男優賞
Best Supporting Actor in a Motion Picture or Miniseries
ノミネート
PAAFTJ賞
PAAFTJ Awards
ミニシリーズ及びテレビ映画部門最優秀キャスト賞
Best Cast in a Miniseries or TV Movie
受賞
ミニシリーズ及びテレビ映画部門最優秀助演男優賞
Best Supporting Actor in a Miniseries or TV Movie
ノミネート
Tumblr・テレビ・アワード
Tumblr TV Awards
テレビショー部門「最も熱い」男性キャラクター賞(訳)
Hottest Male Character in a TV Show
ノミネート
ドラマシリーズ部門最優秀助演男優賞
Outstanding Supporting Actor in a Drama Series
受賞
テレビシリーズ部門最優秀男性キャラクター賞
Best Male Character in a TV Series
ノミネート
テレビショー部門最優秀キャスト賞
Best Cast in a TV Show
受賞
ホビット 思いがけない冒険
The Hobbit: An Unexpected Journey
トータル・フィルム英語版ホットリスト・アワード
Total Film Hotlist Awards
最も熱い男優賞(訳)
Hottest Actor
ノミネート
2013 ホビット 思いがけない冒険
The Hobbit: An Unexpected Journey
エンパイア賞
Empire Awards
最優秀男優賞英語版
Best Actor
受賞[21][69]
サターン賞
Saturn Award
サターン主演男優賞
Best Actor
ノミネート
MTVムービー・アワード2013
MTV Movie Awards
恐怖演技賞
Best Scared-as-S**t Performance
ノミネート[70]
ベスト・ヒーロー賞
Best Hero
受賞[20]
SFX Awards 最優秀男優賞
Best Actor
ノミネート
ショートTV賞[1]
Shorts Awards
ビジョナリー・アクター
Visionary Actor
受賞
New Zealand Movie Awards[注 6] ヒーロー・オブ・ザ・イヤー
Hero of the Year
ノミネート
Constellation Awards (en SF映画・テレビ映画・ミニシリーズ部門最優秀男優賞2012(訳)
Best Male Performance In A 2012 Science Fiction Film, TV Movie, Or Mini-Series
ノミネート
Tumblr・ムービー・アワード
Tumblr Movie Awards
最優秀主演男優賞
Best Leading Actor
ノミネート
最優秀船賞(訳)
Best Ship
ノミネート
Online Film Critics' Awards 最も映画的瞬間(訳)
Most Cinematic Moment
ノミネート
ステラ賞
Stella Awards
最優秀主演男優賞
Best Actor in a Leading Role
受賞[1]
ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
The World's End
Alternative End of Year Film Awards 最優秀助演キャスト賞
Best Ensemble Cast
受賞
2014 ホビット 竜に奪われた王国
The Hobbit: The Desolation of Smaug
エンパイア賞
Empire Awards
最優秀男優賞
Best Actor
ノミネート
MTVムービー・アワード
MTV Movie Awards
ベスト・ヒーロー賞
Best Hero
ノミネート
Constellation Awards SF映画・テレビ映画・ミニシリーズ部門最優秀男優賞2013(訳)
Best Male Performance In A 2013 Science Fiction Film, TV Movie, Or Mini-Series
2位
YouReviewers Awards ベスト・ヒーロー賞
Best Hero
ノミネート
ステラ賞
Stella Awards
最優秀主演男優賞
Best Actor in a Leading Role
受賞
Online Film Critics' Awards 最も映画的瞬間(訳)
Most Cinematic Moment
ノミネート
CinEuphoria Awards 最優秀助演
Best Ensemble
ノミネート
FARGO/ファーゴ
Fargo
Critics' Choice Television Awards (en Best Actor in a Movie or Mini-Series ノミネート
プライムタイム・エミー賞
Primetime Emmy Awards
ミニシリーズ及び映画部門最優秀主演男優賞(訳) (en
Outstanding Lead Actor in a Miniseries or a Movie
ノミネート
Online Film Critics' Awards モーション・ピクチャ及びミニシリーズ部門最優秀男優賞
Best Actor in a Motion Picture or Miniseries
ノミネート
モーション・ピクチャ及びミニシリーズ部門最優秀助演賞
Best Ensemble in a Motion Picture or Miniseries
ノミネート
ゴールデングローブ賞
Golden Globe Award
男優賞 (ミニシリーズ・テレビ映画部門)英語版
Best Actor – Miniseries or Television Film
ノミネート
クライム・スリラー・アワード
Crime Thriller Awards
最優秀男優賞
Best Actor
ノミネート[71]
SHERLOCK(シャーロック)
Sherlock
Critics' Choice Television Awards 映画・ミニシリーズ部門最優秀助演男優賞
Best Supporting Actor in a Movie or Mini-Series
ノミネート
プライムタイム・エミー賞
Primetime Emmy Awards
限定シリーズ及び映画部門助演男優賞(訳) (en
Outstanding Supporting Actor in a Miniseries or a Movie
受賞
Online Film Critics' Awards モーション・ピクチャ及びミニシリーズ部門最優秀助演男優賞
Best Supporting Actor in a Motion Picture or Miniseries
ノミネート
モーション・ピクチャ及びミニシリーズ部門最優秀助演Best Ensemble in a Motion Picture or Miniseries ノミネート
2015 ホビット 決戦のゆくえ
The Hobbit: The Battle of Five Armies
MTVムービー・アワード
MTV Movie Awards
ベスト・ヒーロー賞
Best Hero
ノミネート
Favorite British Artists of the Year モーション・ピクチャ部門フェイバリット・アクター
Favourite Actor in a Motion Picture
ノミネート
FARGO/ファーゴ
Fargo
Favorite British Artists of the Year テレビシリーズ部門フェイバリット・アクター
Favourite Actor in a Television Series
ノミネート
リチャード三世
Richard III
The Mousetrap Awards 最優秀男優賞
Best Male Performancer
受賞
2016 Stick Man 英国アニメーション賞(訳)
British Animation Awards
最優秀吹替賞(訳)
Best Voice Performance
受賞

日本語吹き替え

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SHERLOCK(シャーロック)』以降、森川智之が大半の作品で担当しており、「フリーマンの日本語吹き替え声優としておなじみ」と評されるほどに定着している[72]

森川は「マーティンの演技はとても重厚で、本格派の芝居をします。作品ごとに全く違った顔を見せてくるので、毎回吹き替えの作業はとても楽しみです。(中略)毎回期待以上のパフォーマンスを私たちに見せてくれるので、誰もがその魅力のとりこになるのではないでしょうか。私もその一人です」と、マーティンの演技を称賛している[73]

このほかにも、成田剣小森創介中村大樹いずみ尚なども声を当てている。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ a b ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004年)、『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』(2007年)、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013年)の3本を指す。
  2. ^ 『ジョーク』"I Started a Joke" は元々ビージーズによる作品。
  3. ^ 演技の際は役柄に合わせていることもあるが[39]、いくつかの動画で左手でサインしている様子を確認できる[40][41]
  4. ^ "J'Accuse" はもとフランス語で、「弾劾、糾弾」との意味[45]ドレフュス事件に際してゾラが言った言葉「私は弾劾する」もこの言葉である。
  5. ^ この年の最優秀助演男優賞は、同じく『SHERLOCK』でジム・モリアーティを演じたアンドリュー・スコットに贈られている[68]
  6. ^ 『ホビット』3部作はニュージーランドで撮影された。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h スティーヴ・トライブ (2014, p. 49)
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参考文献

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外部リンク

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先代
ジェームズ・フランコ
サタデー・ナイト・ライブホスト (en
2014年12月13日
次代
エイミー・アダムス