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ベン・スティラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベン・スティラー
Ben Stiller
Ben Stiller
2019年
本名 Benjamin Edward Stiller
生年月日 (1965-11-30) 1965年11月30日(59歳)
出生地 ニューヨーク市ブルックリン区
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
身長 168cm
職業 俳優
活動期間 1975年 -
配偶者 クリスティン・テイラー(2000年 - 2017年)
著名な家族 父:ジェリー・スティラー
母:アン・メイラ
主な作品
リアリティ・バイツ』『ケーブルガイ
メリーに首ったけ』『ミステリー・メン
ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズ
ズーランダー』シリーズ
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
ポリーmy love』『スタスキー&ハッチ
ドッジボール』『マダガスカル』シリーズ
ナイト ミュージアム』シリーズ
ライラにお手あげ
トロピック・サンダー/史上最低の作戦
人生は最悪だ!』『ペントハウス
エイリアン バスターズ』『LIFE!
ヤング・アダルト・ニューヨーク
マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)
受賞
MTVムービー・アワード
悪役賞
2005年ドッジボール
その他の賞
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ベン・スティラーBenjamin Edward Stiller, 1965年11月30日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン出身の俳優映画監督脚本家

来歴・人物

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父親は俳優のジェリー・スティラー、母親は女優のアン・メイラ[1][2]。両親ともにコメディ俳優である。姉のエイミーも女優。

10歳の頃から映画を撮り始める。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)を退学した後、1986年に劇作家ジョン・グェアの人気作『青葉屋』に出演するチャンスを掴みデビュー。その後、パロディ短編が『サタデー・ナイト・ライブ』で放映されたのをきっかけに同ショーに出演するようになる。1990年代の始めには、MTVで『ザ・ベン・スティラー・ショー』を持っていた。

1994年に監督・出演した『リアリティ・バイツ』では、ジェネレーションX世代の現実を描いた作品として高評価を得たが、その後は俳優・監督の両方とも、コメディに軸足を置いた活動を行っている。

子供の頃から『スタートレック』の大ファンで、1996年の『スタートレック』30周年祝賀式典では自分から頼んで出演し、スピーチした。

2010年、『ペントハウス』の撮影中

1998年の『メリーに首ったけ』と2000年の『ミート・ザ・ペアレンツ』の大成功により、アメリカは元より日本でも人気スターとなる。同時期に、『GQ』誌やHollywood.comなどとのインタビューで双極性障害を患っていることを告白したが、現在では「あれは冗談だった」と前言を撤回している。

私生活

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彼はこれまでにジャニーン・ガラファローキャリスタ・フロックハートアマンダ・ピートと交際した事を認めている[3][4]が、2000年に女優のクリスティン・テイラーとハワイで結婚した[5][6]。2人は『ズーランダー』と『ドッジボール』で共演している。2人の間には2002年に娘が、2005年に息子が生まれている[7]が、2017年に離婚を発表した。

公私共にオーウェン・ウィルソンと仲が良く、スティラーが監督した『ズーランダー』やウィルソンが脚本を担当した『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』、その他にも『ナイト ミュージアム』などの作品で共演している。また、ふたりが共演した作品はいずれも成功を収めている。

スコットランド出身のロック・バンドであるトラヴィスの長年のファンであることを公言しており、同バンドのシングルCloserのPVに出演している。スーパーマーケットを舞台にしたこのPVには、バンドのメンバーそれぞれが店員役で出演。クマの気ぐるみを着た店のマスコット役のフラン・ヒーリーが歌い始めると、買物客や彼らの引くカートも加わってマスゲーム風のダンスが繰り広げられる。通路ではドラマーのニール・プリムローズが買物客とともにダンスに興じるが、店のマネジャー役のスティラーが現れ、お楽しみが中断されるという流れとなっている。

民主党の支持者であり、2004年の大統領選挙ではジョン・ケリーに政治献金を送っている[8]。その後、2008年の大統領選挙の民主党候補として当選したバラク・オバマを支持していた[9][10][11]

主な出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1987 トラブル・バケーション/熱い追跡
Hot Pursuit
クリス・ハニーウェル (吹き替え版なし)
1988 太陽の帝国
Empire of the Sun
デインティー
想い出のジュエル
Fresh Horses
ティプトン
1989 パトリック・スウェイジ/復讐は我が胸に
Next of Kin
ローレンス・イザベラ (吹き替え版なし)
1990 ステラ
Stella
ジム 二又一成(ソフト版)
宮本充日本テレビ版)
ワーキング・ガーイ
Working Tra$h
フレディ・ノヴァク テレビ映画 大塚芳忠
1991 地獄のハイウェイ
Highway to Hell
Pluto's Cook / Attila the Hun
1994 リアリティ・バイツ
Reality Bites
マイケル 監督・出演 堀内賢雄
1995 ヘビーウェイト サマー・キャンプ奪還作戦
Heavyweights
トニー・パーキス / トニー・パーキス・シニア
1996 俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル
Happy Gilmore
老人ホームの職員 クレジットなし TBA
失恋セラピスト
If Lucy Fell
Bwick Elias
アメリカの災難
Flirting with Disaster
メル・コプリン 檀臣幸
ケーブルガイ
The Cable Guy
サム・スイート / スタン・スイート 監督・出演 家中宏
1998 ゼロ・エフェクト
Zero Effect
スティーヴ・アーロ
メリーに首ったけ
There's Something About Mary
テッド 井上倫宏
僕らのセックス、隣の愛人
Your Friends & Neighbors
ジェリー
パーマネント ミッドナイト
Permanent Midnight
ジェリー・スタール 桐本琢也
1999 ザ・サバーバンズ
The Suburbans
ジェイ・ローズ (吹き替え版なし)
ミステリー・メン
Mystery Men
ミスター・フューリアス 堀内賢雄
ブラック AND ホワイト
Black and White
マーク・クリアー
2000 僕たちのアナ・バナナ
Keeping the Faith
ラビ・ジェイク 森川智之
ミート・ザ・ペアレンツ
Meet the Parents
グレッグ・フォッカー 平田広明
2001 ズーランダー
Zoolander
デレク・ズーランダー 監督・製作・脚本・出演 堀内賢雄
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
The Royal Tenenbaums
チャス・テネンバウム
2002 オレンジカウンティ
Orange County
消防士 クレジットなし
2003 おまけつき新婚生活
Duplex
アレックス・ローズ 出演・製作 堀内賢雄
2004 ポリーmy love
Along Came Polly
ルーベン・フェファー 檀臣幸
スタスキー&ハッチ
Starsky & Hutch
デヴィッド・スタスキー 出演・製作総指揮 堀内賢雄
隣のリッチマン
Envy
ティム 大塚芳忠
ドッジボール
Dodgeball: A True Underdog Story
ホワイト・グッドマン 出演・製作 山寺宏一
俺たちニュースキャスター
Anchorman: The Legend of Ron Burgundy
アルトゥーロ・メンデス TBA
ミート・ザ・ペアレンツ2
Meet the Fockers
グレッグ・フォッカー 平田広明
2005 マダガスカル
Madagascar
アレックス 声の出演 玉木宏
2006 恋愛ルーキーズ
School for Scoundrels
ロニー 桐本琢也
テネイシャスD 運命のピックをさがせ!
Tenacious D in The Pick of Destiny
ギターショップの店員 出演・製作総指揮 高木渉
ナイト ミュージアム
Night at the Museum
ラリー・デイリー 檀臣幸
2007 ライラにお手あげ
The Heartbreak Kid
エディ 平田広明
2008 トロピック・サンダー/史上最低の作戦
Tropic Thunder
タグ・スピードマン 監督・製作・原案・脚本・出演 堀内賢雄
マダガスカル2
Madagascar: Escape 2 Africa
アレックス 声の出演 玉木宏
横尾博之(予告)
2009 ナイト ミュージアム2
Night at the Museum: Battle of the Smithsonian
ラリー・デイリー 檀臣幸
2010 スティーブとロブのグルメトリップ
The Trip
本人 (吹き替え版なし)
ベン・スティラー 人生は最悪だ!
Greenberg
ロジャー・グリーンバーグ
メガマインド
Megamind
バーナード 声の出演・製作総指揮 津田健次郎
ミート・ザ・ペアレンツ3
Little Fockers
グレッグ・フォッカー 平田広明
容疑者、ホアキン・フェニックス
I'm Still Here
本人 (吹き替え版なし)
2011 ペントハウス
Tower Heist
ジョシュ 檀臣幸
2012 マダガスカル3
Madagascar 3: Europe's Most Wanted
アレックス 声の出演 玉木宏
エイリアン バスターズ
The Watch
エヴァン・トラウトウィグ 堀内賢雄
2013 LIFE!
The Secret Life of Walter Mitty
ウォルター・ミティ 製作・監督・出演 岡村隆史(劇場公開版)
堀内賢雄(ザ・シネマ版)
2014 ヤング・アダルト・ニューヨーク
While We're Young
ジョシュ 堀内賢雄
ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密
Night at the Museum: Secret of the Tomb
ラリー・デイリー
ラー
堀内賢雄(ラリー)
小山力也(ラー)
2016 ズーランダー NO.2
Zoolander 2
デレク・ズーランダー 監督・製作・脚本・出演 堀内賢雄
2017 マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)
The Meyerowitz Stories (New and Selected)
マシュー・マイヤーウィッツ 落合弘治
47歳 人生のステータス
Brad's Status
ブラッド・スローン (吹き替え版なし)
2019 グリード ファストファッション帝国の真実
Greed
本人
2020 ヒュービーのハロウィーン
Hubie Halloween
ハル・L カメオ出演 堀内賢雄
2021 ロックダウン
Locked Down
ソロモン

テレビ

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放映年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1987 特捜刑事マイアミ・バイス
Miami Vice
エディ・フレッチャー シーズン4第2話 田中亮一
1989 サタデー・ナイト・ライブ
Saturday Night Live
Various 兼脚本
計4話出演
1997 フレンズ
Friends
トミー シーズン3第22話「レイチェルの勘違い!」 檀臣幸
1998 サタデー・ナイト・ライブ
Saturday Night Live
本人(ホスト) Ben Stiller/Alanis Morissette
2002 ザ・シンプソンズ
The Simpsons
Garth Motherloving 声の出演
シーズン13第8話「デブの町返上大作戦」
2004-2007 ラリーのミッドライフ★クライシス
Curb Your Enthusiasm
本人 計4話出演
2004-2006,
2013,
2018-2019
ブル〜ス一家は大暴走!
Arrested Development
トニー 計8話出演
2011 サタデー・ナイト・ライブ
Saturday Night Live
本人(ホスト) Ben Stiller/Foster the People
2012-2013 バーニング・ラブ
Burning Love
ジョー 計4話出演
2014 ランニング・ワイルド with ベア・グリルス
Running Wild with Bear Grylls
本人 シーズン1第2話「ベン・スティラーとサバイバル」
2018-2019 サタデー・ナイト・ライブ
Saturday Night Live
マイケル・コーエン 計6話出演
2022- セヴェランス
Severance
キア・イーガン 監督・製作総指揮
声の出演

日本語吹き替え

[編集]

主に担当しているのは、以下の二人である[12]

堀内賢雄
リアリティ・バイツ』で初担当。最も多く吹き替えており、堀内と分け合う形でスティラーを多く担当していた檀臣幸(後述)の逝去に伴い、現在では専属(フィックス)に近い形で大半の作品で吹き替えを担当している[12]。堀内はスティラーについて「コミカルな演技の中にとっても哀愁がある人だと思います。どんなにコミカルな役をやっていても、芝居的には真面目で、声を作ったりしてふざけない。あの人の目の奥にある寂しさを演じられるような、ナチュラルな芝居を意識しています」と分析している[13]
檀臣幸
アメリカの災難』で初担当。以降、堀内と分け合う形で多く吹き替えを務め、『ナイト ミュージアム』シリーズのラリー・デイリー役(2作目『ナイト ミュージアム2』まで)などを担当した。
没後、同シリーズのラリー役は3作目『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』で上記の堀内が引き継いだ[12]

このほかにも、平田広明大塚芳忠家中宏桐本拓哉なども複数回、声を当てている。

出典

[編集]
  1. ^ Wallace, Debra (November 19, 1999). “Stiller 'softy' in real life”. Jewish News of Greater Phoenix. オリジナルの2008年12月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20081211124151/http://www.jewishaz.com/jewishnews/991119/stiller.shtml March 29, 2009閲覧。 
  2. ^ Los Angeles Times
  3. ^ Ben Stiller”. Yahoo!. March 29, 2009閲覧。
  4. ^ “Ben Stiller's funny charms”. Monsters and Critics. (December 16, 2006). オリジナルの2009年1月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090111005555/http://www.monstersandcritics.com/people/news/article_1233786.php/Ben_Stillers_funny_charms March 29, 2009閲覧。 
  5. ^ ベン・スティラー、結婚17年で破局 - シネマトゥデイ
  6. ^ Buzzle.com”. Ben Stiller, Christine Taylor Welcome a Girl. 2006年12月18日閲覧。
  7. ^ “ベン・スティラーに男の子誕生”. シネマトゥデイ. (2005年8月5日). https://www.cinematoday.jp/news/N0006881 2013年5月18日閲覧。 
  8. ^ Newsmeat”. Ben Stiller's Federal Campaign Contribution Report. 2008年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年12月18日閲覧。
  9. ^ Sky Valley Journal”. Hollywood stars attend Obama fundraiser. 2007年2月21日閲覧。
  10. ^ MTV”. Will Smith, Ben Stiller, Even Paulie Walnuts Open Wallets for Presidential Candidates. 2007年7月24日閲覧。
  11. ^ The Associated Press”. Celebrities Donate to Many Candidates. 2008年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月15日閲覧。
  12. ^ a b c “「LIFE!」ザ・シネマ新録版特集 (2/2)- 映画ナタリー 特集・インタビュー”. 映画ナタリー (清水洋史). (2019年2月22日). https://natalie.mu/eiga/pp/thecinema_life/page/2 2021年11月25日閲覧。 
  13. ^ ブラッド・ピット〈ジョン・スミス〉役 堀内賢雄 インタビュー(Wayback Machineによるアーカイブ) | 吹替の帝王

外部リンク

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