ポロネーズ第16番 (ショパン)
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フレデリック・ショパンのポロネーズ第16番(ポロネーズだいじゅうろくばん)変ト長調は、1829年作。1870年に出版された。少年の若々しさと、技巧以上の抒情を求めようとする姿勢があらわれ、前作より明るく進歩したものになっている。コビラィンスカ(Krystyna Kobylanska)による『作品番号なしの作品目録』ではKK.IVa-8。ポーランドを出国する前に書いた最後のポロネーズだとされている(自筆譜は現存せず)。
序奏のついた複合三部形式。
作品
[編集]序奏は左手オクターヴのトレモロ。ポロネーズリズムをはっきりと打ち出す。主題はDes-Es-Des-Bの単純な旋律線に装飾音をからませたもの。簡単な変奏を加えて繰り返される。右手の華やかなパッセージは初期の作品の書法である。
中間部は平行調変ホ短調。右手は単純な旋律だが、音階動機を速くひきこなすことが求められる。途中ホ長調に転調。
外部リンク
[編集]- Polonaise in G-flat majorの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- ポロネーズ第16番 - ピティナ・ピアノ曲事典