マイ・ブラザー 哀しみの銃弾
マイ・ブラザー 哀しみの銃弾 | |
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Blood Ties | |
監督 | ギヨーム・カネ |
脚本 |
ジェームズ・グレイ ギヨーム・カネ オリジナル脚本 ジャック・マイヨ ピエール・ショソン エリック・ヴェニャール |
原作 |
ミシェル・パペ ブリュノ・パペ 『Deux frères: flic & truand』 |
製作 |
アラン・アタル ギョーム・カネ ユゴー・セリニャック クリストファー・ウッドロウ ジョン・レッシャー |
製作総指揮 |
ケリー・オレント クリストファー・グード ジェームズ・グレイ ヴァンサン・マラヴァル モリー・コナーズ サラ・ジョンソン・リードリヒ マリア・セストーン ホイト・デヴィッド・モーガン |
出演者 |
クライヴ・オーウェン ビリー・クラダップ マリオン・コティヤール ミラ・クニス ゾーイ・サルダナ マティアス・スーナールツ ジェームズ・カーン |
撮影 | クリストフ・オーファンスタン |
編集 | エルヴェ・ド・リューズ |
製作会社 |
Les Productions du Tresor Worldview Entertainment Caneo Films |
配給 |
Mars シンカ |
公開 |
2013年5月20日(カンヌ) 2013年10月30日 2014年7月19日 |
上映時間 |
144分 127分 |
製作国 |
フランス アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $25,500,000[1] |
『マイ・ブラザー 哀しみの銃弾』(マイ・ブラザー かなしみのじゅうだん、Blood Ties)は、2013年のフランス・アメリカ合衆国合作の犯罪映画。フランスの俳優ギヨーム・カネが2008年に主演した映画『Les Liens du sang』を自ら監督して英語リメイクした作品である。原作はミシェル・パペとブリュノ・パペによる自伝『Deux frères, flic & truand』。
あらすじ
[編集]1974年。クリス(クライヴ・オーウェン)が7年の刑期を終えて刑務所から出所する。弟のフランク(ビリー・クラダップ)と姉のマリー(リリ・テイラー)が彼を出迎える。持病を抱えている父のレオン(ジェームズ・カーン)はマリーと同居している。
クリスは、堅気の仕事を通じてナタリー(ミラ・クニス)と出会い、交際を始める。しかし、昔の仕事仲間に誘われたことをきっかけに、再び犯罪に手を染めるようになる。やがて前妻のモニカ(マリオン・コティヤール)と共に始めた売春斡旋業が軌道に乗り始める。
一方、刑事のフランクはアンソニー(マティアス・スーナールツ)を逮捕する際、元恋人のヴァネッサ(ゾーイ・サルダナ)と偶然に出会う。フランクとヴァネッサは再び惹かれ合う。ヴァネッサはアンソニーと離婚することを決意する。身の危険を感じて遠くへ旅立とうとするフランクとヴァネッサを、アンソニーが追いかける。アンソニーの銃口がフランクに向けられた瞬間、クリスがアンソニーを背後から撃つ。フランクは、駆けつけた警官たちに逮捕されるクリスを呆然と見つめるが、クリスは満足げに微笑む。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- クリス - クライヴ・オーウェン(松田健一郎): 殺人事件で服役し、7年の刑期を務めて出所した男。
- フランク - ビリー・クラダップ(梶雅人): クリスの弟。優秀な刑事[2]。
- モニカ - マリオン・コティヤール(志摩淳): クリスの元妻。売春婦。
- ナタリー - ミラ・クニス(鳴海杏子): クリスの新しい恋人。
- ヴァネッサ - ゾーイ・サルダナ(まつだ志緒理): フランクの元恋人。
- アンソニー・スカルフォ - マティアス・スーナールツ: ヴァネッサの夫。違法薬物の売人。
- レオン - ジェームズ・カーン(堀越富三郎): クリスとフランクの父親。
- コネラン警部補 - ノア・エメリッヒ: フランクの上司。
- マリー - リリ・テイラー: クリスとフランクの姉。父レオンと同居。
- マイク - ドメニク・ランバルドッツィ: クリスの幼なじみの仲間。
音楽
[編集]主な挿入曲は以下のとおり。
- 「シュガー・ベイビー・ラヴ」(ルベッツ)
- 「キッスでダウン」(クリスタルズ)
- 「クリムズンとクローバー」(トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ)
- 「17才の頃」(ジャニス・イアン)
- 「ホワット・イズ・ヒップ」(タワー・オブ・パワー)
- 「ジャスト・ワン・ルック」(ドリス・トロイ)
- 「ヘロイン」(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ)
評価
[編集]『The Independent』のGeoffrey Macnabは、『ミーン・ストリート』『ゴッドファーザー』『フレンチ・コネクション』といった作品への参照を指摘した上で、本作を「ギヨーム・カネによる、1970年代アメリカ犯罪ドラマへのオマージュ」と評した[3]。
脚注
[編集]- ^ “Blood Ties” (フランス語). AlloCiné. 2015年6月28日閲覧。
- ^ ギョーム・カネ初の米映画「マイ・ブラザー」予告で描く兄弟の悲しき運命 - ライブドアニュース
- ^ Macnab, Geoffrey (2014年8月15日). “Blood Ties, film review: Despite hints of power, this crime movie's ties don't always bind”. The Independent. 2014年9月16日閲覧。