マキシム・ギュイヨン
マキシム・ギュイヨン(Maxime Guyon、1989年5月7日 - )は、フランスの騎手である。マイエンヌ県ラヴァル出身。
来歴
[編集]2003年、14歳でシャンティイの騎手学校に入学し、アンドレ・ファーブル厩舎に所属[1]。2005年5月に見習騎手免許を取得し、同年8月15日に初勝利を飾る。
2008年1月3日にプロ騎手免許を取得。同年は63勝を挙げ、フランスリーディング10位となる。
2009年7月14日にキャヴァルリーマン(Cavalryman)でパリ大賞典を勝ち、G1初制覇。同年は113勝を挙げリーディング3位となる。
2010年、5月16日にロペデヴェガ(Lope De Vega)でプール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)を勝ち、クラシック初制覇。6月6日には同馬とのコンビでジョッケクルブ賞(仏ダービー)も制し、二冠を達成した。6月16日、バイワード(Byword)でイギリスのプリンスオブウェールズステークスを勝ち、フランス国外のG1初制覇。8月14日、エルメスカップにフランス代表の一員として出場し優勝した。同年は125勝を挙げリーディング2位、獲得賞金では1位となった。
また同年の11月27日、第24回ワールドスーパージョッキーズシリーズに出場し、日本での初騎乗を果たす。シリーズでは8着が最高で11位に終わったが、翌11月28日、東京競馬の第4競走をアンナドンナで勝ち、日本での初勝利を挙げる。そして第10競走の第30回ジャパンカップではヴィクトワールピサに騎乗し、勝ったローズキングダムからハナ差の3着に入った(1位入線ブエナビスタは2位降着)。
2011年は156勝、2012年は157勝、2013年は198勝を挙げ、2010年から4年連続でリーディング2位の座に就いている[2]。
2014年、1月11日から1月31日までの期間で、初めて日本中央競馬会の短期騎手免許を取得した[3]。
2014年からヴェルテメール兄弟の主戦騎手を務めている[1]。
主な勝ち鞍
[編集]フランス
[編集]- イスパーン賞(2012年Golden Lilac[4]、2015年Solow[5])
- ヴェルメイユ賞(2014年Baltic Baroness[6]、2016年Left Hand[7])
- オペラ賞(2009年Shalanaya[8]、2021年Rougir[9])
- ガネー賞(2010年Cutlass Bay[8])
- クリテリウムドサンクルー(2011年Mandaean[10]、2012年Morandi[11])
- サンクルー大賞(2012年Meandre[12]、2016年Silverwave[13])
- サンタラリ賞(2015年Queen's Jewel[5])
- ジャンプラ賞(2011年Mutual Trust[10]、2012年Aesop's Fables[14])
- ジャンロマネ賞(2011年Announce[10]、2013年Romantica[15])
- ジョッケクルブ賞(2010年Lope De Vega[8])
- ディアヌ賞(2011年Golden Lilac[10])
- パリ大賞典(2009年Cavalryman[8]、2011年Meandre[10]、2013年Flintshire[16])
- プール・デッセ・デ・プーラン(2010年Lope De Vega[8])
- ロワイヤルオーク賞(2011年Be Fabulous[10]、2023年Double Major[17])
- プール・デッセ・デ・プーリッシュ(2020年Dream And Do[18])
その他
[編集]- 1000ギニー(2014年Miss France[19])
- ヴィットーリオ・ディ・カープア賞(2013年Shamalgan[20])
- クイーンアンステークス(2015年Solow[5])
- ドバイターフ(2015年Solow[21])
- プリンスオブウェールズステークス(2010年Byword[8])
- ベルリン大賞(2012年Meandre[22])
- 香港ヴァーズ(2014年Flintshire[23])
- 香港ダービー(2011年Ambitious Dragon[24])
- クイーンエリザベス2世ステークス(2015年Solow[25])
- サセックスステークス(2015年Solow[26])
参考文献
[編集]- JRAホームページ 「第24回ワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)」出場騎手決定! 2010-11-16閲覧
- ルイルイルイ Maxime Guyon - ウェイバックマシン(2011年10月6日アーカイブ分) 2010-11-16閲覧
脚注
[編集]- ^ a b ギュイヨン騎手、ヴェルテメール兄弟の主戦騎手に(フランス)| 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル 2014-12-15閲覧
- ^ JRAホームページ|今週の注目レース-ワールドスーパージョッキーズシリーズ 2014-01-09閲覧
- ^ マキシム・ギュイヨン騎手に短期騎手免許交付 2014-01-09閲覧
- ^ 6/27 Gライラックが牝馬2冠達成/ディアヌ賞 ホースナビ 2015-06-22閲覧
- ^ a b c トピックス 競馬ブックweb 2015-06-22閲覧
- ^ 【ヴェルメイユ賞】トレヴは4着!バルチックバロネスが優勝 | トピックス | 競馬ラボ 2015-06-22閲覧
- ^ “2016年 ヴェルメイユ賞 結果”. JRA-VAN ver.World. 2021年10月13日閲覧。
- ^ a b c d e f ギュイヨン「ヴィクト騎乗に感激」/JC - 競馬ニュース : nikkansports.com 2015-06-22閲覧
- ^ “オペラ賞(G1)およびフォレ賞(G1)の結果”. 日本中央競馬会. 2021年10月13日閲覧。
- ^ a b c d e f 2011年G1戦線でファーブル調教師が大活躍(フランス) | 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル 2015-06-22閲覧
- ^ Morandi Romps in Criterium de Saint-Cloud | BloodHorse.com 2015-06-22閲覧
- ^ FRANCE Danedream last as Meandre triumphs | Racing Post 2015-06-22閲覧
- ^ “2016年 サンクルー大賞 結果”. JRA-VAN ver.World. 2021年10月13日閲覧。
- ^ FRANCE Aesop's Fables reads the winning script for Fabre | Racing Post 2015-06-22閲覧
- ^ Deauville Romantica outclasses Aga Khan pair | Racing Post 2015-06-22閲覧
- ^ パリ大賞典は名門A.ファーブル厩舎の新星フリントシャーが優勝、一部ブックメーカーは凱旋門賞1番人気に - netkeiba.com 2015-06-22閲覧
- ^ “ダイワメジャー産駒のダブルメジャー 3100mの仏G1・ロワイヤルオーク賞を7馬身半差V”. netkeiba.com. 2023年11月4日閲覧。
- ^ “2020年 仏1000ギニー 結果”. JRA-VAN ver.World. 2021年10月13日閲覧。
- ^ ギュイヨン騎乗ミスフランスが制す - 競馬ニュース : nikkansports.com 2015-06-22閲覧
- ^ シャマルガン | 2013 ロンジン 香港国際競走 現地取材レポート | JBISインターネット情報サービス 2015-06-22閲覧
- ^ 【ドバイターフ】ギュイヨン騎手騎乗のソロウが快勝 2015-03-29閲覧
- ^ Results From The 4.00 Race At Hoppegarten (GER) | 22 July 2012 | Racing Post 2015-06-22閲覧
- ^ カレンミロティックは5着 勝ったのはフランスのフリントシャー/香港ヴァーズ - netkeiba.com 2015-06-22閲覧
- ^ アンビシャスドラゴン | 2011 香港 オーデマ・ピゲ・クイーンエリザベスII世カップ | JBISインターネット情報サービス 2015-06-22閲覧
- ^ “2015年 クイーンエリザベス2世ステークス 結果”. JRA-VAN ver.World. 2021年10月13日閲覧。
- ^ “2015年 サセックスステークス 結果”. JRA-VAN ver.World. 2021年10月13日閲覧。