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マクシム・マクシモフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マクシム・マクシモフ
トルペド・モスクワ所属時(2019年)
名前
本名 Максимов Максим Сергеевич[1]
ラテン文字 Maksim Maksimov
基本情報
国籍 ロシアの旗 ロシア
生年月日 (1995-11-04) 1995年11月4日(29歳)
出身地 ヴォロネジ[2]
身長 190cm[3]
選手情報
在籍チーム ロシアの旗 ファケル・ヴォロネジ
ポジション FW[3]
背番号 19
ユース
ロシアの旗 ファケル・ヴォロネジ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2014-2017 リトアニアの旗 アトランタス 75 (21)
2017 リトアニアの旗 トラカイ 16 (9)
2017-2018 北マケドニア共和国の旗 バルダール 29 (8)
2019 ラトビアの旗 RFS 4 (0)
2019 ロシアの旗 トルペド・モスクワ 6 (1)
2020 セルビアの旗 ナプレダク・クルシェヴァツ 0 (0)
2020- ロシアの旗 ファケル・ヴォロネジ 5 (1)
1. 国内リーグ戦に限る。2020年11月13日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

マクシム・マクシモフロシア語: Максим Максимов, 1995年11月4日[3] - )は、ロシアヴォロネジ出身のサッカー選手

来歴

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地元ヴォロネジのサッカースクールでサッカーを始めた[4]。子供の頃にファケル・ヴォロネジのホームスタジアムであるセントラル・プロフソユーズ・スタジアム近くの学校 (Школа № 28) に通っていた[5]

ファケル・ヴォロネジの下部組織に所属していた2012年にコンスタンチン・サルサニヤ英語版監督の下でファケル・ヴォロネジのトップチームに参加する機会を得た[5]。コンスタンチン・サルサニヤがファケル・ヴォロネジを離れる時に誘われて、17歳の時にリトアニアに渡り[5]、18歳の時にアトランタスでプロサッカー選手としてのキャリアを開始した[6]。アトランタスとの契約満了後、トラカイ監督で同じロシア人のオレグ・ヴァシレンコ英語版から誘いを受け[2]、2017年4月4日にトラカイ加入が発表された[7][8]。同日に行われたAリーガの試合でトラカイの選手としてデビューし、前所属のアトランタス相手に初得点を記録した[9]。同年、UEFAヨーロッパリーグ 2017-18 予選で6試合7得点を挙げ、予選ラウンドのトップスコアラーになった[10]。2017年シーズンはトラカイのチーム得点王に輝いた[11]

2017年8月31日にマケドニアのバルダールに3年契約で移籍した[4][10]。しかし、トラカイはマクシム・マクシモフが同年8月30日に正当な理由なく雇用契約を一方的に破棄し、バルダールと新しい契約を締結したとして、国際サッカー連盟 (FIFA) に訴えた[12]。マクシム・マクシモフはFIFAに一時的な登録を許可され[12]、2017-18シーズンにプルヴァ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガで8得点を記録したが、2018-19シーズンは出場機会が減少した[11]

2019年4月14日にラトビアのRFSに加入したことが発表された[13]。RFSで4試合0得点の成績を残していたが[11]、同年5月27日にFIFAがFKリテリアイ(2019年にトラカイから改称[14][15])の訴えを認め、マクシム・マクシモフに罰金および4か月の登録禁止処分、バルダールに罰金および2度の移籍市場における補強禁止処分を科したことが発表された[16]

2019年8月28日にロシア2部・フットボール・ナショナルリーグ (FNL) のトルペド・モスクワと2年契約を締結した[3]。同年9月29日に行われた第15節のネフテヒミク・ニジネカムスク戦で初出場[17]、10月12日に行われた第17節のスパルタク-2・モスクワ戦で初得点を記録した[18]。しかし、11月26日に両者合意の上でトルペド・モスクワとの契約を解除したことが発表された[19]。トルペド・モスクワでは公式戦7試合に出場して1得点を記録した[19]

セルビアのナプレダク・クルシェヴァツを経て、2020年10月にファケル・ヴォロネジに加入した[6][20]。ファケル・ヴォロネジ加入時の監督はリトアニアのリテリアイ(当時のクラブ名はトラカイ)所属時にも指導を受けたオレグ・ヴァシレンコであった[6]。同年10月24日に行われたFNL第17節のクリリヤ・ソヴェトフ・サマーラ戦でデビューを果たし、初得点を記録した[21]

個人成績

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国内大会

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
リトアニア リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
2014 アトランタス Aリーガ 15 1 - 5 2 20 3
2015 29 10 - 2 0 31 10
2016 31 10 - 2 0 33 10
2017 トラカイ 16 9 - 2 2 18 11
北マケドニア リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
2017-18 バルダール 1. MFL 25 8 - 1 0 26 8
2018-19 4 0 - 0 0 4 0
ラトビア リーグ戦 リーグ杯ラトビア杯 期間通算
2019 RFS ヴィルスリーガ 4 0 - 0 0 4 0
ロシア リーグ戦 ロシア杯オープン杯 期間通算
2019-20 トルペド・モスクワ 73[3] FNL 6 1 1 0 - 7 1
セルビア リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
2020-21 ナプレダク・クルシェヴァツ スーペルリーガ 0 0 - 0 0 0 0
ロシア リーグ戦 ロシア杯オープン杯 期間通算
2020-21 ファケル・ヴォロネジ 19[1] FNL -
通算 リトアニア 1部 91 30 - 11 4 102 34
北マケドニア 1部 29 8 - 1 0 30 8
ラトビア 1部 4 0 - 0 0 4 0
ロシア 2部 6 1 1 0 - 7 1
セルビア 1部 0 0 - 0 0 0 0
総通算 130 39 1 0 12 4 143 43

国際大会

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国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点 出場 得点
UEFAUEFA ELUEFA CL
2014-15 アトランタス 34 3 1 -
2015-16 7 2 0 -
2016-17 72 2 0 -
2017-18 トラカイ 9 6 7 -
2018-19 バルダール 9 2 0 -
2019-20 RFS 0 0 -
通算 UEFA 15 8 -

出典[22]

脚注

[編集]
  1. ^ a b МАКСИМОВ Максим Сергеевич”. ФК «Факел» Воронеж. 2020年11月13日閲覧。
  2. ^ a b Лучший бомбардир Лиги Европы Максимов заинтересовал российские клубы”. Чемпионат (2017年7月27日). 2017年8月5日閲覧。
  3. ^ a b c d e ЧЕРНО-БЕЛЫЕ УСИЛИЛИСЬ НАПАДАЮЩИМ”. Футбольный клуб "Торпедо" Москва (2019年8月28日). 2020年1月22日閲覧。
  4. ^ a b Вардар се засили со Максим Максимов”. ФК Вардар (2017年8月31日). 2017年9月14日閲覧。
  5. ^ a b c Максим Максимов: «Я дома»”. ФК «Факел» Воронеж (2020年11月3日). 2020年11月13日閲覧。
  6. ^ a b c Пополнение в нападении”. ФК «Факел» Воронеж (2020年10月6日). 2020年11月13日閲覧。
  7. ^ Prieš dvikovą Klaipėdoje, „Trakus“ papildė buvęs „Atlanto“ lyderis”. Futbolo Klubas Trakai (2017年4月4日). 2017年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月23日閲覧。
  8. ^ Prieš dvikovą Klaipėdoje „Trakus“ papildė buvęs „Atlanto“ lyderis”. DELFI (2017年4月4日). 2020年1月23日閲覧。
  9. ^ Lietuvos A lygoje „Atlantas“ ir „Trakai“ sužaidė lygiosiomis”. DELFI Sportas (2017年4月4日). 2017年7月23日閲覧。
  10. ^ a b «Вардар» объявил о переходе россиянина Максимова”. Чемпионат (2017年8月31日). 2017年9月15日閲覧。
  11. ^ a b c ФИФА дисквалифицировала игравшего в Литве россиянина”. Sputnik (2019年5月29日). 2020年1月22日閲覧。
  12. ^ a b Supykę „Trakai“ ant M. Maksimovo ir „Vardar“ užsiundė FIFA pareigūnus”. DELFI (2017年10月20日). 2020年1月22日閲覧。
  13. ^ RFS piesaista Burundi izlases uzbrucēju un Eiropas līgā uguņojušu krievu”. Sportacentrs.com (2019年4月14日). 2020年1月23日閲覧。
  14. ^ Vilniuje vyko pirmasis 2019 m. LFF VK posėdis”. Lietuvos futbolo federacija (リトアニアサッカー連盟) (2019年1月28日). 2020年1月24日閲覧。
  15. ^ Oficialu. „Trakai“ tampa „Riteriais“”. Futbolo Klubas Riteriai (2019年2月19日). 2020年1月24日閲覧。
  16. ^ Precedentas mažiesiems klubams – „Riteriai“ laimėjo bylą prieš M.Maksimovą ir „Vardar“!”. Futbolo Klubas Riteriai (2019年5月27日). 2020年1月22日閲覧。
  17. ^ ПОРАЖЕНИЕ ОТ «НЕФТЕХИМИКА» (ВИДЕО)”. Футбольный клуб "Торпедо" Москва (2019年9月29日). 2020年1月24日閲覧。
  18. ^ ВОЛЕВАЯ ПОБЕДА НАД «СПАРТАКОМ-2»! (ВИДЕО)”. Футбольный клуб "Торпедо" Москва (2019年10月12日). 2020年1月24日閲覧。
  19. ^ a b МАКСИМ МАКСИМОВ ПОКИДАЕТ «ТОРПЕДО»”. Футбольный клуб "Торпедо" Москва (2019年11月26日). 2020年1月22日閲覧。
  20. ^ Нападающий Максим Максимов стал новичком «Факела»”. Спорт-Экспресс (2020年10月6日). 2020年11月13日閲覧。
  21. ^ Факел – Крылья Советов 24 октября 2020 1:1: обзор матча 17 тура ФНЛ”. samara.kp.ru (2020年10月24日). 2020年11月13日閲覧。
  22. ^ Russia - M. Maksimov - Profile with news, career statistics and history”. Soccerway. Perform Group. 2020年1月22日閲覧。

外部リンク

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