マックスバリュ南東北
ザ・ビッグのロゴ | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
略称 | MV南東北 |
本社所在地 |
日本 〒980-8442 宮城県仙台市青葉区中央3丁目3番3号 |
設立 | 2010年(平成22年)2月21日 |
廃止 |
2024年(令和6年)3月1日 (イオンビッグへ吸収合併) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 1370001018846 |
事業内容 | スーパーマーケット事業 |
代表者 | 代表取締役社長 打海直也 |
資本金 | 1億円 |
純利益 |
2億5500万円 (2023年2月期)[1] |
総資産 |
55億3500万円 (2023年2月期)[1] |
決算期 | 2月20日 |
主要株主 | イオン 100% |
外部リンク |
www |
特記事項:名称に「マックスバリュ」とあるが、2015年までに運営全店舗を「ザ・ビッグ」に転換。(「イオンの歴史2020」においても当社はザ・ビッグのロゴで掲載されていた。) |
マックスバリュ南東北株式会社(マックスバリュみなみとうほく、MaxValu Minamitohoku Co.,Ltd.)は、かつて存在した、宮城県と福島県にディスカウント型スーパーマーケット「ザ・ビッグ」を展開していたイオングループの企業である。本社は宮城県仙台市青葉区に置いていた。
2024年3月1日に、同じく「ザ・ビッグ」を営業しているイオンビッグへ吸収合併された[2]。
概要
[編集]イオンリテールが総合スーパー事業に特化するのに伴い、宮城県・福島県のマックスバリュを運営する為に設立された地域子会社である。かつては栃木県にも出店していた(後述)。
特に宮城県内においては、東北地方や宮城県を地場とするヨークベニマルやヤマザワ、みやぎ生協、ウジエスーパーなどのスーパーマーケットとの競争を強いられており[3]、分社化されたことにより地域密着型の営業を展開出来る様になった。
当社設立後はスーパーマーケット事業のマックスバリュからディスカウント業態のザ・ビッグへの業態転換を進めており、福島県内の店舗は2011年2月までに全てザ・ビッグになった。その後宮城県内の店舗もザ・ビッグに転換するようになり、2015年7月に最後までマックスバリュとして営業していた矢本店がザ・ビッグに業態転換したことで運営する店舗が全てザ・ビッグに統一された。マックスバリュ運営会社において営業中の店舗が全てザ・ビッグに統一したのはマックスバリュ長野に次いで2社目となった(マックスバリュ長野は当社に先行して、2021年6月1日にイオンビッグに吸収合併された)。
なおショッピングセンター全体の運営についてはイオンタウン名取ショッピングセンターのみがマックスバリュ南東北へ移管され、イオン仙台泉大沢ショッピングセンター・イオンタウン郡山・イオンタウン塩釜ショッピングセンターは引き続きイオンリテールが運営を行っていたが、2011年11月21日にNSC(近隣型ショッピングセンター)のブランド名を「イオンタウン」に統一(イオンタウン名取ショッピングセンターはイオンタウン名取、イオン仙台泉大沢ショッピングセンターはイオンタウン仙台泉大沢、イオンタウン塩釜ショッピングセンターはイオンタウン塩釜にそれぞれ改称)され、同時にマックスバリュ南東北並びにイオンリテールが運営していたショッピングセンターの運営をイオンタウン株式会社へ移管された。
この他、仙台市泉区の将監団地の市有地に所在した公設市場が廃止後、それを引き継いだ将監商業協同組合による後継施設も2010年9月に閉店した為、買い物空白地帯となった将監団地に[4]市の誘致によって2013年3月2日にザ・ビッグエクスプレス将監店を開設した。
歴代社長
[編集]代 | 氏名 | 期間 | 旧職 | 新職 |
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1 | 山田寛人 | 2009年12月 - 2014年3月 | イオンリテール マックスバリュ事業本部南東北事業部長 |
|
2 | 熊谷美知雄 | 2014年3月 - 2016年10月 | イオンビッグ 取締役食品商品企画部長 |
イオンビッグマレーシア 取締役副社長 |
3 | 大南淳二 | 2016年10月 - 2023年2月 | イオンスーパーセンター 取締役開発統括部長 |
サンデー 顧問 |
4 | 打海直也 | 2023年3月 - 2024年2月 | イオン DS戦略チーム |
ビッグ・エー 代表取締役社長 |
沿革
[編集]前史
[編集]- 1997年(平成9年)7月5日 - ロックタウン鹿島台(現・イオンタウン鹿島台)の核店舗として「マックスバリュー鹿島台店」(後のマックスバリュ鹿島台店)がオープン[5]。
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)3月20日 - ロックタウン古川(現・イオンタウン古川)の核店舗として「マックスバリュ古川店」がオープン[5]。
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)4月21日 - 「マックスバリュ仙台八乙女店」がオープン(2011年11月21日よりイオンタウン仙台八乙女の核店舗となる)。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 3月15日 - イオン仙台泉大沢ショッピングセンター(現・イオンタウン仙台泉大沢)の核店舗として「マックスバリュ泉大沢店」がオープン。
- 8月20日 - マックスバリュ築館店が閉店。
マックスバリュ南東北の発足準備・発足以降
[編集]- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2月24日 - マックスバリュ福島大森店が業態転換し「ザ・ビッグ福島大森店」としてリニューアルオープン。
- 6月25日 - 東日本大震災以降休業していたマックスバリュ塩釜店が業態転換し「ザ・ビッグ塩釜店」としてリニューアルオープン。
- 7月23日 - マックスバリュ鹿島台店、マックスバリュ古川店が業態転換し「ザ・ビッグ鹿島台店」、「ザ・ビッグ古川店」として2店舗同時にリニューアルオープン。
- 9月3日 - マックスバリュ泉大沢店が業態転換し「ザ・ビッグ泉大沢店」としてリニューアルオープン。
- 9月16日 - マックスバリュ仙台郡山店が業態転換し「ザ・ビッグ仙台郡山店」としてリニューアルオープン。
- 10月16日 - マックスバリュ那須店が閉店。これにより栃木県からマックスバリュが撤退。
- 10月28日 - マックスバリュ多賀城鶴ヶ谷店が業態転換し「ザ・ビッグ多賀城鶴ヶ谷店」としてリニューアルオープン。
- 11月21日 - イオンタウン名取ショッピングセンターがイオンタウン名取に名称変更し、SCの運営をイオンタウン株式会社へ移管。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)3月3日 - 「ザ・ビッグエクスプレス陸前高砂駅前店」をオープン[8]。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(令和元年)
- 2020年(令和2年)5月27日 - 「ザ・ビッグ釜大街道店」をオープン[13]。
- 2021年(令和3年)7月2日 - イオンモール新利府 北館内に「ザ・ビッグ新利府店」をオープン[14]。
吸収合併
[編集]- 2023年(令和5年)9月26日 - 取締役会において2024年(令和6年)3月1日付でグループ会社のイオンビッグ株式会社へ吸収合併することを決議し、同社との間で合併契約を締結したことを発表[15]。
- 2024年(令和6年)3月1日 - イオンビッグ株式会社へ吸収合併され、解散[2]。運営店舗はイオンビッグに承継された。
店舗ブランド
[編集]- ザ・ビッグ
- 元々はマックスバリュ西日本(当時。2024年3月1日にフジに吸収合併され、当社と同時に法人格が消滅)の独自業態として展開していたが、2008年以降、他のマックスバリュ運営会社を中心に全国展開になりつつあるディスカウントストア業態。当社は合併時点で宮城県と福島県に22店舗を展開しており、鎌田店・本宮店・喜久田店・利府青山店・釜大街道店、「スーパーセンター ステップ1」跡に居抜き出店によって新規開業した石巻鹿又店、旧イオン利府店跡に新規開業した新利府店を除く全店舗が「マックスバリュ」から業態転換した店舗である。なお「ザ・ビッグ」に関しては運営エリアが明確に分けられていることもあり、イオン東北(旧・マックスバリュ東北)とのエリア重複は無い。
- ザ・ビッグエクスプレス
- 都市型の小商圏を対象に品揃えを更に絞り込んだ「ザ・ビッグ」の小型店舗業態。当社は合併時点で宮城県と福島県に6店舗を展開しており、いずれも新規開業した店舗で、将監店は「将監ふれあい市場」跡に居抜き出店によって開業した店舗である。なお同業態はこれまで北海道・中部・九州・沖縄地区に出店していたが、将監店のオープンにより東北地区へ進出したことになる。
閉店した店舗
[編集]マックスバリュ
[編集]- 宮城県
- 築館店(栗原市) - 築館サティ跡地に出店。建物は解体済み。解体後の跡地にはケーズデンキ(デンコードー運営)が2010年11月3日にオープンした。
- 河北店(石巻市) - イオンタウン河北の核店舗。マックスバリュ撤退後はウジエスーパーが移転し、「イオンタウン河北」も「河北アゼリアプラザ」に改称された。
- 小牛田店(遠田郡) - 閉店後、跡地にベル開発(ベルプラス→現・ベルジョイス)が「ビッグハウス」を出店。
- 栃木県
脚注
[編集]- ^ a b マックスバリュ南東北株式会社 第15期決算公告
- ^ a b “イオンビッグとマックスバリュ 南東北 がひとつに “新生”イオンビッグ株式会社が誕生”. イオンビッグ (2024年3月1日). 2024年3月1日閲覧。
- ^ 「マックスバリュ運営会社 東北に2社設立 イオン 地場に対抗」『日本経済新聞』2009年12月8日
- ^ 「買い物空白地帯解消へ 仙台・泉将監団地にイオングループ出店」『朝日新聞』宮城版 2012年8月11日
- ^ a b c d e 『ジャスコ三十年史』p.681
- ^ 3月7日(土)あさ8時「ザ・ビッグ喜久田店」オープン! (PDF) - マックスバリュ南東北株式会社 ニュースリリース 2015年3月4日(2015年7月22日閲覧)
- ^ ザ・ビッグ矢本店開店のお知らせ (PDF) - マックスバリュ南東北株式会社 ニュースリリース 2015年7月5日(2015年7月22日閲覧)
- ^ 『ザ・ビッグエクスプレス陸前高砂駅前店開店のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)マックスバリュ南東北株式会社、2016年2月29日 。2016年3月13日閲覧。
- ^ 『ザ・ビッグエクスプレス燕沢店 開店のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)マックスバリュ南東北株式会社、2018年9月14日 。2019年2月4日閲覧。
- ^ 『ザ・ビッグエクスプレス富田店 開店のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)マックスバリュ南東北株式会社、2018年11月27日 。2019年2月4日閲覧。
- ^ 『ザ・ビッグエクスプレス島店 開店のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)マックスバリュ南東北株式会社、2019年7月12日 。2019年9月1日閲覧。
- ^ 『ザ・ビッグ利府青山店 開店のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)マックスバリュ南東北株式会社、2019年11月20日 。2020年2月6日閲覧。
- ^ 『ザ・ビッグ 釜大街道店 開店のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)マックスバリュ南東北株式会社、2020年5月27日 。2020年7月22日閲覧。
- ^ 『ザ・ビッグ新利府店 開店のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)マックスバリュ南東北株式会社、2021年6月7日 。2021年6月29日閲覧。
- ^ 『イオンビッグ株式会社とマックスバリュ南東北株式会社の合併契約締結に関するお知らせ』(プレスリリース)イオン、イオンビッグ、マックスバリュ東北、2023年9月26日。オリジナルの2023年11月30日時点におけるアーカイブ 。2024年3月1日閲覧。
参考文献
[編集]- ジャスコ株式会社編 『ジャスコ三十年史』ジャスコ、2000年。
外部リンク
[編集]- マックスバリュ南東北(閉鎖済、リンク先はウェイバックマシン)